ミッドナイト・ラン

みっどないとらん|Midnight Run|----

ミッドナイト・ラン

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レビューの数

60

平均評点

77.2(528人)

観たひと

815

観たいひと

58

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1988
公開年月日 1988/12/10
上映時間 126分
製作会社 ユニヴァーサル作品
配給 ユニヴァーサル=UIP
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

孤独なバウンティ・ハンターと彼に追われる心優しき犯罪者との、逃避行の中で芽生える友情の絆をコミカルに描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはウィリアム・S・ギルモア、製作・監督は「ビバリーヒルズ・コップ」のマーティン・ブレスト、脚本はジョージ・ギャロ、撮影は「ゴールデン・チャイルド」のドナルド・ソーリン、音楽は「バック・トゥ・スクール」のダニー・エルフマンが担当。出演は「アンタッチャブル」のロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディンほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

シカゴ警察を退職しロスでバウンティ・ハンターをしているジャック・ウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)は、保釈金融会社社長エディ(ジョー・パントリアーノ)の依頼でギャングのジミー・セラノ(デニス・ファリナ)の金を横領した経理係のジョナサン・マデューカス(チャールズ・グローディン)の行方を追いかける。そんな彼を、セラノを追う重要な証人であるマデューカスは渡せないとFBI捜査官モーズリ(ヤフェット・コットー)は妨害するが、車の中で彼の身分証を盗んだウォルシュはそれを偽造しニューヨークヘ飛び、モーズリの名をかたり何なくマデューカスを逮捕するが、それによりウォルシュは以後FBIとセラノ一味から追われることになる。マデューカスの飛行機恐怖症のおかげで一路汽車でロスヘと予定を変更したことを知らないエディは、ウォルシュに業を煮やし彼の同業者マーヴィン・ドフラー(ジョン・アシュトン)にマデューカス移送を依頼する。汽車の中で2人を襲うドフラーを殴り倒したらウォルシュは、モーズリの名で彼を警察に引き渡しバスに乗り換えた。バスターミナルで待ち構えるFBIとセラノ一味は、2人がバスから降りるや銃撃戦を展開、その隙にパトカーを奪い2人は逃走する。思いがけず9年振りに別れた妻子のもとを訪ねるウォルシュは、突然の訪問に戸惑う前妻に冷たくあしらわれるが、素直に喜びを表現する娘デニース(ダニエル・デュクロス)に心ほだされた彼女は、ウォルシュに車と金を提供するのだった。セラノ一味とFBlに追われるウォルシュとマデューカスの旅は続く。途中、ドフラーもからみ、セラノ一味のヘリコプターを撃ち墜としたり、激流の中を逃走したり、またFBIをかたり酒場から金を盗んで貨物列車に飛び乗ったりしてゆくうちに、孤独なウォルシュと心優しいマデューカスとの間には奇妙な友情の絆が深まってゆくのだった。しかしついに、ウォルシュはモーズリに、マデューカスはドフラーに捕まり、ドフラーからセラノの手に渡ったマデューカスを救い出すため、ウォルシュはモーズリを説得し、セラノ一味を陥し入れるある賭けを試みた。そしてそれは思いがけない成功を収め、自由の身となったマデューカスーは友情の証し、と隠し持っていた金をウォルシュに差し出し、2人は、またそれぞれの道を歩むべく別れてゆくのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1989年1月下旬号

外国映画紹介:ミッドナイト・ラン

1989年1月上旬号 戦後復刊1000号特別記念号

外国映画批評:ミッドナイト・ラン

1988年12月上旬号

グラビア:ミッドナイト・ラン

特集 ミッドナイト・ラン:ロバート・デ・ニーロ論

特集 ミッドナイト・ラン:コンビ・ムービーについて

特集 ミッドナイト・ラン:評論

1988年11月下旬号

グラビア:ミッドナイト・ラン

2023/07/20

2023/07/20

65点

テレビ/有料放送/ザ・シネマ 
字幕


絶妙のコンビ

紆余曲折多々在るも最後は約束さえ守ればメデタシ、メデタシ❗

2022/01/26

2022/01/26

78点

選択しない 


どちらも悪のような評判なのだが、実は正義感を持った元警官と、会計士。
利害が相反する2人だが、友情が芽生えていく様がユーモラス。
結果、FBIと取引しマフィアまで捕まえてしまう。

憎めない2人のちょっと良い話。

2021/12/19

2021/12/19

65点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


久しぶり。

マーティンブレスト監督です。凄く久しぶりに観ました。コメディーと言えども、デニーロは格好いい。どの表情も良いですね。昔観た時はもっと面白く感じたけど、年を経て感性が変わったのか。

2021/12/11

2021/12/13

80点

VOD/U-NEXT 
吹替


「男たちの友情は 時に熱く ユーモラスで、 そして悲しい…」

観ようと思ってお気に入りに入れてた作品。
デ・ニーロ好きな友人に勧められたので鑑賞。

バディもののロードムービー。
基本コメディだが不意にホロりとさせてくる。
オチも見事。
何も考えず観て楽しめる作品。

2021/08/22

40点

選択しない 


現代の賞金稼ぎと容疑者の間に芽生えるありがちな友情物語

 原題"Midnight Run"で、真夜中の走行の意。
 主人公のウォルシュ(ロバート・デ・ニーロ)は、ベイルボンドと呼ばれる保釈保証業者から保釈金を借りたままトンズラした容疑者を探し出して連れ戻す仕事を請け負っている元警察官の賞金稼ぎ。
 ギャングが麻薬で稼いだ金を横領して慈善事業に寄付して裁判にかけられた真面目な公認会計士マデューカス(チャールズ・グローディン)が、危険を感じて身を隠したのを探し出して連れ戻す仕事を引き受けて、ニューヨークからロサンゼルスまで護送する物語。
 FBI、ギャング、さらには別の賞金稼ぎが二人を追いかけ、ウォルシュが鉄道、バス、飛行機を乗り継いで、これを躱していく。
 移動の間に互いの人間性に触れ合い、二人の間に友情が芽生えるという定番の設定。共通項は二人とも正義感に溢れ、不正が許せない性格で、警察官だったウォルシュは仕事熱心のあまりに離婚。マデューカスの勧めで、シカゴで再婚しているウォルシュの妻子の家を二人で訪ねるというエピソードもある。
 追跡劇は二転三転、ウォルシュとマデューカスの騙し合いもあるアクションコメディ道中記だが、ストーリーにもアクションにも大した山場がなく、小ネタのエピソードの繋ぎ合わせなので、次第にメリハリに欠けてきて緊張感が持続しない。
 ラストシーンはウォルシュが賞金を諦めてマデューカスを逃がし、お礼にマデューカスが隠し金を渡して別れるという、これまたありがちな友情物語。

2021/06/28

71点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


日帰りの簡単な仕事

ネタバレ

ロス市警を退職し賞金稼ぎをしているウォルシュは、マフィアの金を横領したとされるマデューカスという会計士を捕まえるよう保釈金ローン会社のエディから依頼を受ける。
しかしマデューカスを追っているのは金を横領されたセラノも同じであり、彼の部下であるトニーはより多額の報酬を出すから、マデューカスを捕まえたらこちらに引き渡すようにウォルシュにもちかける。
さらにFBIもこの件に絡んでくる。マデューカスはセラノを逮捕するための切り札なので、この件から手を引くようにモーズリーから脅しをかけられるウォルシュだが、逆に彼の手帳をくすねて彼の名前を使ってマデューカスの居場所を見つけることに成功する。
マデューカスはセラノの金を横領したものの、すべて福祉団体に寄付するような良いのだか悪いのだか良く分からない不思議な男だ。
マデューカスはセラノに捕まればもちろん自分は殺されるが、刑務所に入れられてもどのみちセラノの差し金によって殺されるだろう、だから依頼された金額以上の金を払うから見逃してくれないかとウォルシュに持ちかける。
しかしウォルシュは聞く耳を持たず、エディにこれから飛行機でロスに戻ると電話で伝える。
マデューカスは飛行機恐怖症だと言って断固搭乗を拒否する。その結果二人は電車でロスに向かうことになるのだが、結果的にウォルシュの電話は盗聴されていたので、危うく難を逃れたのだとも言える。
エディは一向に現れないウォルシュに業を煮やし、ドフラーという賞金稼ぎを送り込む。
こうしてウォルシュとマデューカスはセラノ一味とFBIとドフラーに追われることになるのだが。
自分のことを逃がしてくれと言いながら結構ウォルシュに協力的なマデューカスが面白い。一見紳士のようでありながら、さすがマフィアの金を横領しただけあって胆は座っている。
そして元警察とは思えないウォルシュの破天荒ぶりも面白かった。
平気で人を騙すし、路上駐車している車を拝借してしまう。しかしマデューカスもそれに負けず劣らず、飛行機恐怖症と言いながら実はセスナの運転が出来るし、持ち合わせの金が底をついた時にFBIの手帳を振りかざしてバーから金を騙し取ったりする。
お互いに利害が全く一致しないのに、何故かぶつかり合いながらも親交を深めていく二人の姿がおかしかった。
毎回自分の知らないところで名前を悪用されるモーズリーと、どこか頭が足りなくて毎度ウォルシュに痛い目を合わされるドフラーの姿が何だか哀れだった。
ロードムービーでもあり、ドタバタのコメディでもあるこの作品は、色々と突っ込みどころはあるのだが、あまり細かい部分は気にせずウォルシュとマデューカスのやり取りを楽しめればいいのかなと思った。
台詞のおかしみや、前振りをしっかり後で回収する演出はセンスがあると思った。
ウォルシュとマデューカス以外の登場人物が皆どこか間抜けなのもおかしかった。
ウォルシュとドフラーが張り合いながら、いつも相手を出し抜いた方が「ロスで会おう」と決め台詞を吐くのだが、マデューカスもウォルシュに「来世で会おう」と二度決め台詞を吐くシーンがある。
この台詞が一度目と二度目では全く違う意味を持っているのが凄く良かった。