タイトルは「コードネーム ブラックキャットをおえ」と読む(ルビが振ってある)。1987年、122分、カラー、スタンダード、Uプロダクション製作。未公開に終わった。
本作はスパイ防止法制定啓蒙映画として作られたため、反対派の運動によりお蔵入りとなった。加えて統一教会の出資ということも批判要因となった。内容はソ連、北朝鮮の工作員と公安警察の攻防である。監督・脚本は井上梅次、大味な印象は否めないが、拉致の再現シーンや工作員が拉致被害者の名前を使うなど、見どころは多い。主なスタッフは以下のとおり。
企画・上住忠彦、製作・千葉哲也 沼田芳造 船津秀恒、撮影・梁井戸潤、音楽・都倉俊一、美術・筒井増男、編集・飯塚勝、照明・小中健二郎、録音・谷村彰治