わたしは、ダニエル・ブレイク

わたしはだにえるぶれいく|I, DANIEL BLAKE|I, DANIEL BLAKE

わたしは、ダニエル・ブレイク

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レビューの数

199

平均評点

80.7(1112人)

観たひと

1461

観たいひと

181

(C)Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 社会派 / ヒューマン / ドラマ
製作国 イギリス フランス ベルギー
製作年 2016
公開年月日 2017/3/18
上映時間 100分
製作会社 シックスティーン・フィルムズ=ワイ・ノット・プロダクションズ=ワイルドバンチ=BFI=BBCフィルムズ=レ・フィルム・ドゥ・フルーヴ=フランス2シネマ=カナル・プリュス=フランス・テレビジョン=ル・パクト=シネアート=シネ・プリュス=VOO=Be tv
配給 ロングライド(提供: バップ=ロングライド)
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ケン・ローチ監督が二度目のカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた社会派ドラマ。ダニエルは心臓疾患により医師から仕事を止められるが、複雑な制度に翻弄され支援を受けられない。手助けしたシングルマザーの家族と交流を深め、貧しくとも支え合うが……。一貫して社会問題に目を向けてきたケン・ローチ監督は「ジミー、野を駆ける伝説」を最後に劇映画からの引退を表明していたものの、拡がる格差や貧困を鑑み、引退を撤回し本作を制作した。2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン外国映画1位、外国映画監督賞(ケン・ローチ)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

イングランド北東部にある町ニューカッスルに住む大工のダニエル・ブレイク。59歳の彼は心臓に病が見つかり、医師からは仕事を止められてしまう。しかも複雑な制度に翻弄され、国の援助を受けられない。そんな中、二人の子供を抱えるシングルマザーのケイティを助けるダニエル。それをきっかけに彼女たちと交流し、貧しくとも助け合い絆を深めていくが、厳しい現実を前に次第に追い詰められていく。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年2月下旬 キネマ旬報ベスト・テン発表特別号

2017年 第91回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:外国映画ベスト・テン

2017年 第91回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:読者選出外国映画ベスト・テン

2017年6月上旬号

読者の映画評:「わたしはダニエル・ブレイク」坂田未希子/「哭声/コクソン」鈴木敬/「人生タクシー」鈴木功一

2017年4月下旬号

読者の映画評:「この世界の片隅に」山内豊/「わたしは、ダニエル・ブレイク」鈴木功一/「虐殺器官」道山千晶

2017年4月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画:「わたしは、ダニエル・ブレイク」

2017年3月下旬映画業界決算特別号

「わたしは、ダニエル・ブレイク」:ケン・ローチ[監督]インタビュー 世界はいま、緊急事態だ

「わたしは、ダニエル・ブレイク」:ケン・ローチが問う「個人の尊厳」と「組織及び国家」との永遠の平行線

UPCOMING 新作紹介:「わたしは、ダニエル・ブレイク」

2023/07/15

2023/07/15

85点

レンタル 
字幕


知ってても泣く

ケンローチ監督です。監督作では一番好きかもしれない。フードバンクのシーンは、知ってるのに泣いてしまう。本当に良いシーン。希望が見えたのに、このラスト。ケンローチ作品で一番好きかも。

2023/01/28

2023/02/12

92点

VOD 
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正しき事が良き事とは限らない

ネタバレ

正しい人より優しい人になろうと思う

2022/11/21

2022/12/03

88点

映画館/愛知県/伏見ミリオン座 
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今度は私に助けさせて

BGMがほとんどないドキュメンタリーのような映画。それでいて、いやそれだからこそなのか胸に迫るものがある。女の子の「今度は私に助けさせて」は切なく暖かい。

2022/11/16

2022/11/16

90点

VOD/U-NEXT 
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これが"社会派"

公開当時劇場で観て以来の2度目の鑑賞。

派手な展開はないのに、胸に突き刺さる、自然なシナリオ・自然な演技。ドキュメンタリーを見ているのかなとさえ思うぐらい。

自然だけど、だんだん追い詰められていく役者の微妙な言動の変化とか、素晴らしい。

一度目の鑑賞記録に"彼は英雄だ"と書いた。
今回2回目を見て、もちろんそれは間違っていないんだけど、
こんな英雄2度と出てきてはいけないと。

でも、現実はそうじゃないんだろうな、と。

コロナもあり、世界中でこういう"現実"があるんだろうなと。
一回目観た時よりもつらい気持ちになった。

2022/09/29

2022/09/30

77点

VOD/Hulu/購入/テレビ 
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情けなくて、悲しい。

人のために働くことができる人たちが働けなくて、人のために働かなければならない人たちが仕事をしていない状況、そしてシステム。
これは イギリスの話でしたが、日本にも通じるものがありました。情けなくて、悲しくなります。

2021/11/03

2021/11/03

65点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
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イギリスの社会福祉制度の問題に切り込んだ視点は、日本に暮らす自分にも充分に感情移入させるだけの説得力を持っている。如何にもなお役所仕事や1時間以上待たされ続ける電話にイライラさせられた経験は自分にもあるし、日本でも同じ様な問題は残ってる。手当てを受ける為に架空の求職活動をさせられるとか、40年も大工として誇りを持って仕事に取り組んできた主人公には耐えがたい屈辱だったろうなぁ。でもちょいちょいシニカルな返しをブッこむダニエルは如何にもイギリス人っぽくて、笑える。しかし人生を豊かにするのは政治でも行政でもなく家族やコミュニティなんだな。