韓国映画。20歳になったばかりのヨンビ、サンウ、ジョゴン、ドゥマンが、入隊するサンウを見送りがてら旅行に出かける。色々満喫したあと浦項の岸壁で男に殴られている女性に遭遇し、これを止めに入ったが殴りかかる男と共に停泊中の漁船に転落し男は死んでしまう。警察に追われることになった四人だったが逃走中サンウがひき逃げ事故に遭ってしまう。捕まった三人が経緯を説明するが、殴られていた女性は地元の放送局のアナウンサーで、保険金が入らなくなるため、殴られていたことは一切口にせず少年たちに主人を殺されたと訴える。拘留された三人に家族が面会に来て、真実はどうあれ自分はやっていないと言い張れと言われる。そして葛藤の末、意識不明のサンウに罪をかぶせ釈放される。サンウは緊急手術の甲斐もなく亡くなってしまうが、葬儀に訪れたのはヨンビだけだった。
韓国って相変わらずお金とか権力とかそういったことで世の中回っているんでしょうかねえ。地元のアナウンサーから放送局の信用が落ちないよう上に頼んで圧力をかけるプロデューサー、担当刑事に袖の下を渡す親たちが当たり前のように描かれていました。特にアナウンサーは、自分の不始末を隠すため少年たちに罪を着せてこの先安穏と暮らせるんですかねえ。こういった作品が出来上がる韓国ってどうなのって思っちゃいました。ま、一種のアイドル映画なのでだいぶデフォルメしてあるんだと考えましょう。それにしても後味の悪い映画でした。