テキサスの田舎者(ジョン・ヴォイト)が、女を喜ばせて謝礼をもらおうという魂胆でニューヨークへ出てきたものの、そうは問屋が卸さない。バーで知り合った男リコ(ダスティン・ホフマン)にマネージャーを紹介してもらうつもりが、見事だまされ一文無しになってしまう。リコを見つけたものの脚が悪いと言うことで勘弁してやるが、リコは自分のドヤに連れて行き、二人でなにやら生計の道を探っていく。せっかく金づるをつかんだと思ったら、リコは病で高熱。しかもフロリダに行くと言い張る。そこでなんとかフロリダまで行くが・・・。
田舎者の悲しさで、自身の男に対する自信過剰が身を滅ぼしていく。その過程で培った奇妙な友情を描いているのだと思う(自信は無いが)。それだけの映画であるが、ボイトとホフマンが対照的な男達をよく演じている。ホフマンは脚の悪い男とか知恵遅れの男(「レインマン」で)とか障害者を演じるのがうまい。