真夜中のカーボーイ

まよなかのかーぼーい|Midnight Cowboy|Midnight Cowboy

真夜中のカーボーイ

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レビューの数

58

平均評点

78.1(379人)

観たひと

638

観たいひと

66

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1969
公開年月日 1969/10/9
上映時間 113分
製作会社 J・ヘルマン/J・シュレシンジャー・プロ
配給 ユナイト
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ダーリング」「遥か群衆を離れて」のジョン・シュレシンジャー監督による異色作品。虚飾の大都会ニューヨークの混沌から、必死に浮かび上がろうとする2人の若者の物語。ジェームズ・レオ・ハーリヒーの作品を、ウォルド・ソルトが脚色した。撮影はコマーシャル出身のアダム・ホレンダー、音楽はジョン・バリー、編集はヒュー・A・ロバートソンが担当。製作にはジェローム・ヘルマンが当たっている。出演は「卒業」でスターとなったダスティン・ホフマン、舞台出身のジョン・ヴォイト。共演はベテランのシルヴィア・マイルズ、ブロードウェイ女優ブレンダ・ヴァッカロ、「ニューヨーク泥棒結社」のジョン・マクギバー、バーナード・ヒューズなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジョー・バック(ジョン・ヴォイト)は、カウボーイのいでたちでテキサスからニューヨークに出て来た。彼は自分の肉体と美貌を武器に、孤独なニューヨークの夫人達を慰めようと考えていた。そして富と栄光を……。彼の商売の皮切りはキャス(シルヴィア・マイルズ)であった。だが彼女は街娼上がりのパトロン持ちだったため、逆に金を巻きあげられてしまった。そんな時、彼は足の不自由なペテン師ラッツオ(ダスティン・ホフマン)と知り合った。彼の紹介でジョーはオダニエル(ジョン・マクギバー)にひき会わされた。彼は狂言者であった。ラッツオにだまされたと知ったジョーは、必死に彼を探し歩いた。しかし、無一文で街の酒場にしけこんでいた彼を見て、ジョーは何も言えなかった。逆に、ホテルを追い出されたジョーに、ラッツオは自分の室へ来るようにすすめた。それはとり壊し寸前のビルの、廃屋のような一室であった。そこでラッツオは彼の夢、フロリダ行きの夢を語るのだった。必死に、泥沼をはい上がろうと2人は力を合わせた。ラッツオがマネージャーとなり、ジョーは再び男娼を始めたがうまくゆかなかった。ジョーを買った最初の客は、ヘンゼル(ガストン・ロッシリ)とグレーテル(ヴィヴァ)のパーティで出会ったシャーリー(ブレンダ・ヴァッカロ)だった。一方、ラッツオの体はその頃から急激に衰弱していた。彼の為にもジョーは金を稼がねばならなかった。男色の学生の相手をしたり商用でニューヨークに来た男のホテルに行ったりして、彼はようやく幾らかの金をもらってラッツオの元へ戻って来た。2人はフロリダに向かった。太陽と新しい生活を求めて。ジョーは、今や屈辱と泥によごれたカウボーイ姿と訣別するのだった。しかし、ラッツオはあれほど憧れたマイアミの浜辺を見ることなく、唯一人の友人ジョーの傍で静かに目を閉じた。

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2019/08/26

2019/08/26

75点

選択しない 
字幕


友情。

2019/05/12

2019/05/14

80点

レンタル/新潟県 
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ホフマンとパチーノ

◎ この名高い作品をこれまで一度も観る機会がなかった。暗い雰囲気が敬遠する原因になっていたのかもしれない。
◎ 主役は勿論ジョン・ヴォイトだが、ダスティン・ホフマンの方が先にクレジットされる。ホフマンは『卒業』を大ヒットさせていたが、ヴォイトは『墓石と決闘』の悪者たちの一人にすぎなかった。トップクレジットのホフマンは、熱演すればするほど顔も雰囲気もアル・パチーノそっくりになる。もっともパチーノはこの年、『ナタリーの朝』に小さな役で出たばかり。彼が『哀しみの街かど』で主役を張るのはその2年後になる。だから、パチーノがホフマンを真似たのかもしれない。

2011/12/10

2019/04/05

80点

映画館 
字幕


もの悲しい虚しさ

ネタバレ

欲望と喧騒に彩られた街NYの薄暗い片隅で出会い、夢ともいえないささやかな望みを追いながらひっそりと暮らすふたりの男。そのささやかな望みの果てに訪れる大いなる挫折が、降り注ぐマイアミの陽光と禍々しく入り混じる終幕の、徒労感に満ちたもの悲しい虚しさに胸を衝かれる。

H・ニルソンが気だるく伸びやかに歌う「Everybody's Talkin」が素晴らしく、生きることに屈託したかのような主人公二人の可笑しくも後ろ暗い人生を、優しく大らかに押し包んでいた。夢はあくまで夢であり、非常な現実を前に簡単には成就し得ないことを余情豊かに提示した、まさにアメリカンニューシネマを代表する異色の人間ドラマ。

あと、全編に滋味深い存在感を漂わすD・ホフマン、J・ヴォイトの役にはまった好演が心に残る。

2013/01/04

2019/02/25

-点

映画館/東京都/TOHOシネマズスカラ座/みゆき座 
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ラッツォに会えるとは

午前十時の映画祭
まさかスクリーンでラッツォに会えるとは思わなかった。ニューヨークでズタズタにされながらフロリダ行のバスの中、生死の境で一瞬でもマイアミの空気を感じることはできただろうか。挑発的な映画だと思っていたが、今観ると何とハートフルなんだろう。やはりニューシネマの代表作だ。ジョン・バリーの旋律がまだ頭の中で鳴っている。

2018/10/10

2018/10/16

90点

購入/ブルーレイ 
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アメリカンニューシネマの傑作のひとつ

町山さんの映画無駄話のお陰で挟み込まれるフラッシュバックの意味がわかる テキサスから夢を追いかけてやって来たジョー にニューヨークは冷たくて凍えるように寒い 何一つ上手く行かなくて 夢は遠のくばかり それでもラッツォに出逢って何も持たない彼に与える喜びを見出す 彼の成長譚だった

ダスティン・ホフマンの名演技に唸る 激しく咳き込み 脚が悪い上に
普通に道を歩くことすらできない
階段を踏み外し 転げ落ちる
身体の自由が利かず日に日に弱って行く夢破れてニューヨークの街にソッポを向かれた男の惨めさを身体全体で表現する やっぱり彼は凄かった

ジョン・ボイトが若い 年取ってからの彼しか知らないから新鮮 朴訥で真っ直ぐに夢を追いかける キラキラした瞳 ガムを噛んでるシーンには辟易 マット・デイモンが主演した『レインメーカー』でジョン・ボイトに対して「いつから堕落したんですか」の台詞を思い出して 可笑しい

以下は優れていると思う理由の羅列
ジョーとラッツォの友情を超えた関係性
ハッピーエンドともバットエンドとも取れるラストシーン
悲しいシーンなのに陽気な音楽
ニューヨークの街を最も汚く描く
救いが1つもない
本当の孤独感
ジョーの不幸な生い立ちと無知
やっと見出しだ生きる喜びも束の間失われる

2018/07/19

90点

選択しない 


切ない

納得の1970年のアカデミー賞作品賞受賞作品である。
社会のどん底から這い上がろうとするふたり。ふたりには夢があった。それは寒いニューヨークを離れ、フロリダに行くこと。でも・・・・・
ニルソンの「うわさの男」もいいが、エレファントメモリーのサイケ調の曲がいい。映画鑑賞後すぐに、サントラ盤を買ってしまった記憶がある。
アメリカン・ニューシネマの傑作の一つであると思う。同じくアメリカン・ニューシネマの傑作に「卒業」があるが、奇しくも両方とも最後はバスのシーンだった。