実話ベースのホラーとのことでしたが、怖いホラーというより、不思議体験のミステリーと言った感じでした。
ラストショットこそホラーテイストでしたが、逆に安っぽくなったような気がしました。
クライマックスに野村宏伸さんが演じる山本の長台詞のシーンがあるのですが、このシーンは野村さんにしても、監督のこだわりとしても伝わってくるものがありました。
上映前の舞台挨拶でこだわっていたので、特に注目しておりました。
フィリピンルソン島で起こった第二次世界大戦の悲劇。
少し遅れた戦後70周年の映画のようでした。
さて、この日は舞台挨拶付き。
監督及び出演者が登壇。
本作ですが、2年前に撮影をしていたようです。
荒井乃梨子さんは17年ぶりのようで、再デビューのようでしたとのこと。
本作はアメリカ(どこの州か忘れました)の映画祭で監督賞を取ったそうです。
その時の記者からの質問で「なんで70年前の話をいまさらするのか?」とあったそうです。
監督は即答で「まだ70年しか経っていない」と言ったら、会場が静まり返ったそうです。
その後のパーティーを、全てキャンセルしたと言っておりました。
野村宏伸さんの長台詞があるのですが、ここが監督のこだわりでした。
この台詞から、話を広げて本作にしたとのこと。
下手な役者なら早めに台詞を教えるところを、失礼とは思いつつも一時間前に台詞を渡したそうです。
野村さんなら一日前でも自分なりの解釈をして演技をしそうとのこと。
ここはファーストインプレッションを大事にして、監督としてのメッセージを送りたかったそうです。
このシーンはワンテイクだったそうです。
映画は監督のものと、豪語しておりました。
私は前日にネット予約をしたのですが、その時点で劇場はほぼ空席。
しかし、蓋を開けたら満席で、95%はおばさんだったと思います。
まさに、おばさん軍団だったのですが、ジャッキー・ウー監督のファンだったようです。
もう、黄色い声援にウチワを振って、アイドルさながらでした。
いつもと違う劇場の雰囲気に違和感も感じつつも、ちょっと楽しかったです。