ファンタジー作品といっても、もう少しなんとかならなかったのか
ネタバレ
本作は心臓移植を受けた女性に、不思議なことが起こるファンタジー作品です。
ロマンチックな作品にしようとしたのはわかりますが、倫理観の欠けた作品に感じました。
本作ではレシピエントの家族が、ドナーの家族に会いに行きます。
病院の先生も、ドナー情報を平気で教えてしまいます。
移植においてドナーやドナーの家族は、レシピエントとは会いません。
現代医療制度といっても、本件は倫理観の問題かと思います。
この辺を無視するのは、原作なり、脚本なりが悪いのだと思います。
いくらファンタジーといっても、やっていいことと悪いことがあると思うのは、私の考え過ぎでしょうか。
では、その他はどうかというと、全て失笑です。
トランペットは音楽的要素ではなく、小道具扱い。
本作の主役は桜庭ななみさんですが、相手役は韓国人のL.JOE。
このL.JOEに絶壁の上でトランペットを持たせたて絵にしたかっただけなのである。
このL.JOEも歯の浮くような台詞ばかりで、ストーリーに繋がりがありません。
カッコイイ言葉だけ並べても、心に響くことはありません。
また、演出上、前半は雰囲気を出そうとしたのはわかりますが、小声で何を言っているのかわからない。
この辺は編集でカバーしてもらいたかった。
極めつけは、大塚寧々さんが演じる母親でしょう。
娘のために必死なのはわかりますが、やること全てが突っ込みどころ。
もう笑うしかなく、大塚寧々さんへの罰ゲーム的です。
野生のイルカにムチャやらすし、突っ込みどころが満載です。
ただ、酷いとしか言い様がなく、役者たちがかわいそうでした。