モノクロとパートカラー・スタンダード。
1959年、21分
初めてカラーが使用されている。
音楽はコメダ。
公衆便所に消毒剤をまく老婆。
そのあと椅子に座り、立ちションする男たちを、ひなが一日見つめる。
管理人といったところか。
小銭を置いていく人もいる。
老婆は、そのトイレで若き娘時代を回想する。
物悲しい話?だ。
この1959年作に登場した老婆、1880年あたりに生まれ、二度の大戦をくぐり抜け大変な人生だったんだろうな、と思った。
深いシワが、長い人生を物語る。
そして、こういう役を老婆に演じさせるポランスキーに、残酷だなぁと思った。
さて以下は、メイキングの話。
未見の人は、知らない方がいいことなので。読まないほうがいい。
老婆を演じたのは、若い人がメイクで演じていたのだった。
完璧なメイクで、すっかり騙された。
1959年で、メイキャップはここまで進化していたのだ。
驚きである。