土佐の一本釣り 久礼発 17歳の旅立ち

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土佐の一本釣り 久礼発 17歳の旅立ち

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レビューの数

4

平均評点

48.5(6人)

観たひと

7

観たいひと

2

(C)2016 土佐の一本釣り

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2016
公開年月日 2016/12/25
上映時間 92分
製作会社 映画 「平成・土佐の一本釣り」製作委員会
配給 J.C.K=アールツーエンターテインメント(配給協力:ダモアエムシープロモーション)
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督蔵方政俊 
監修吉村領 
脚本吉村領 
原作青柳裕介
(「土佐の一本釣り」(小学館ビッグコミック刊))
編集吉村領 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1980年にも映画化された青柳裕介のコミック『土佐の一本釣り』を、21世紀の現代に舞台を置き換えて再映画化。故郷の土佐に帰ってきた若者が、カツオ漁師として成長してゆく姿を、幼なじみの女性との恋を交えて描く。出演は「渇き。」の中島広稀。監督は「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」の蔵方政俊。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

甲子園を目指して野球に打ち込んでいた小松純平(中島広稀)は、暴力事件を起こして高校を退学になり、失意のまま故郷・土佐の久礼へ帰って来る。純平は2つ年上の幼なじみ、吉村八千代(森永沙良)に想いを寄せていたが、八千代の父、千代亀は2人の交際に反対する。千代亀は、亡き純平の父と土佐で1、2を争う伝説のカツオ漁師だった。そんな時、地元の酒蔵の息子で県庁に勤める西岡徹が久礼の町に派遣されて来る。八千代と組んで町おこしを始める徹に、敵対心を燃やす純平。だが、純平は元漁師の権左じぃ、兄貴分の勝、女手ひとつで自分を育ててくれた母フキとの生活を通じて、今の自分が何者でもない、ただの半端者だということに気づいてゆく。やがて、男が命がけで生きるとはどういうことかを真剣に考え始める純平。八千代に対する想いは募るばかりだが、気持ちとは裏腹に、2人はすれ違ってゆく。そんなある日、純平は千代亀や徹への対抗心から八千代に結婚を申し込むが、“そんな純平は嫌いやき”とあっさり玉砕。だが2人は、失いかけて初めて互いが必要な存在だったことに気づく。やがて、漁師町で夫婦になるために力を合わせ始める純平と八千代。純平は亡き父の後を追って漁師になることを決意。八千代はそんな純平に寄り添っていこうと心を決める。そんな2人の前に立ちはだかるのは、八千代の父、千代亀。太平洋を望む小さな町で、純平と八千代の運命が交錯する……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2017/04/03

2017/05/07

56点

映画館/宮城県/桜井薬局セントラルホール 


イライラするほどに青臭い

ネタバレ

 青柳裕介のコミックの実写映画化作品。高校を退学になった純平は土佐の久礼に帰ってくる。幼馴染の八千代が迎えてくれたが、八千代の父千代亀は純平との交際には反対していた。純平は兄貴分の勝の傍にいたが、亡き父のようにカツオ漁師になるわけでもなくふらふらしていた。そんな折、徹が町おこしのため県庁から派遣され八千代と行動を共にするのを見て純平は敵対心を燃やし八千代に結婚を申し込むが断られる。自分が何者でもないと気付いた純平はカツオ漁師になる決心をし千代亀の信頼を得ようとするのだった。
 青い。純平がとにかくイライラするほどに青臭く、人の心を思いやることを知らず、やりたいことすらわかっていない感じで、観ていても感情移入できずに終わってしまいました。コミックならデフォルメされた性格描写も実写映画ではもっと実際に近付けないとなあ、と思ってしまいました。漁師の直情さとはだいぶ違っていました。まわりの人たちは普通に観ていられたことを考えると、監督の主人公への思いが強すぎたんでしょうかねえ。なんか残念な映画でした。

2017/02/26

2017/02/26

55点

映画館/大阪府/シネ・ヌーヴォX 


青春の悶々。

青春の悶々とする様を描いているのだが、若き恋のおバカっぷりが延々と続くので、イマイチ共感しにくいところに加え、終盤主人公が女の子に頬を叩かれ、叩き返す(彼女は器用に止めるが)ので、かなりダメな感じである。しかも画面上ではペットボトルしか釣り上げていない。

2016/12/30

2016/12/30

50点

映画館/東京都/ユーロスペース 


やる気あんのか(怒)

ネタバレ

‪#1129 ユーロライブ「土佐の一本釣り 久礼発 17歳の旅立ち」。青柳裕介の漫画の2度目の映画化。田中好子をヒロインに起用した前田陽一監督の1980年版に比べ舞台を現代に置き換えた本作は加速する過疎化と比例するように小じんまりした中土佐の町おこし映画に成り下がってしまっている。‬予算の都合もあったと思うが一本釣りが始まるところでジエンドというのもいただけない。都内での1週間弱の限定公開といい作り手側の本気度が問われる。

2016/12/29

2016/12/30

30点

映画館/東京都/ユーロスペース 


そりゃないぜよ

ネタバレ

本作はシリーズ化が前提なのでしょうか。
このタイトルなので熱いカツオの一本釣りを期待したのですが、釣りのシーンなんてない恋愛映画でした。
土佐の風景で誤魔化され、騙された感しかありません。

ある事件で高校を退学になった純平。
地元に帰ってきたが、熱くなるものがなく、ただ片想いの彼女 八千代のことでモンモンとしている。

この純平と八千代のラブストーリーが中心。
亡くした父との釣りの思い出というより、結婚したいから一本釣りの漁師になりますのように感じてしまいました。

別に純平が漁師になるまでならそれでも構いません。
それならそれで、ベテラン漁師のカツオの一本釣りのシーンくらいは入れられたはずです。
カツオのひきが体中にビンビン伝わってくるような熱い作品が見たかった。