国際市場で逢いましょう

こくさいいちばであいましょう|국제시장|ODE TO MY FATHER

国際市場で逢いましょう

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レビューの数

86

平均評点

77.8(434人)

観たひと

583

観たいひと

64

(C)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 韓国
製作年 2014
公開年月日 2015/5/16
上映時間 127分
製作会社 JK FILMS
配給 CJ Entertainment Japan
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督ユン・ジェギュン 
撮影チェ・ヨンファン 
美術リュ・ソンヒ 
音楽イ・ビョウン 
衣裳デザインクォン・ユジン 
老化/若返り特殊効果フォートン 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ファン・ジョンミン ドクス
キム・ユンジン ヨンジャ
オ・ダルス ダルグ
ユンホ ナム・ジン
チョン・ジニョン ドクスの父
チャン・ヨンナム ドクスの母
ラ・ミラン ドクスの叔母
キム・スルギ クッスン

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

朝鮮戦争やベトナム戦争に巻き込まれながら、激動の時代をただ家族のために必死に生き抜いた一人の男の生涯を描く大河ドラマ。監督は「TSUNAMI ツナミ」のユン・ジェギュン。出演は「新しき世界」のファン・ジョンミン、「ハーモニー 心をつなぐ歌」のキム・ユンジン、「パパロッティ」のオ・ダルス、「王の男」のチョン・ジニョン、「チング 永遠の絆」のチャン・ヨンナム、「ソウォン 願い」のラ・ミラン、東方神起のユンホ。2015年3月6日より開催の「第10回大阪アジアン映画祭」のクロージング・セレモニーとして上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

幼い頃、朝鮮戦争の興南撤収作戦で父、そして末の妹と離れ離れになったドクスは、母と残された二人の兄妹と共に避難民として釜山の“国際市場”で生活をしていた。やがて成長したドクス(ファン・ジョンミン)は家族を守るため、西ドイツへ出稼ぎに行き、ベトナム戦争へ出兵するが、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。そして現代、激動の時代を懸命に生き抜いた平凡な父親の周りには温かい家族の笑顔があった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年11月上旬号

HAPPY TIME 見たいものひとりじめ!:「国際市場で逢いましょう」

2015年6月下旬号

読む、映画:「国際市場で逢いましょう」

2015年6月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「国際市場で逢いましょう」

2015年5月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「国際市場で逢いましょう」

2015年5月上旬号

ヤン ヨンヒ、韓国の先鋭たちと語る:「国際市場で逢いましょう」ユン・ジェギュン[監督] 超大ヒット映画誕生の理由

読む、映画:「国際市場で逢いましょう」

2022/04/27

2022/04/27

77点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


バランスは良いけど

公開当時に劇場で観て以来の鑑賞。
正直、「あれ?こんな話やったっけ?」と思う所も多々。

約10年ぐらい前の作品なので仕方ないとは思うけど、
「老け」の特殊メイクの拙さが気になる。
後半は慣れてくるんだけど。

一人の人間の人生を追う話なんだけど、
時間の制約とかもあるので、どうしても一つ一つのエピソードがコンパクト且つ、要点だけを押さえているみたいな感じで。
「遊び」がないのが、観ていて、「はい、次。はい、次」と急かされている気分になる。

ただ、バランスがいいのは初回観た時と同じ感想で。
グッとこさせる所と、コメディパートのバランスは絶妙だと。
芝居が大きかったり、too muchな表現が目立つけど、
やっぱり役者さん達はみんな巧者で、微妙な仕草とかアドリブと思われるボディタッチとかが自然で良かった。

2021/10/18

2021/10/18

75点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
字幕


胸に来ます

小さい頃に聞こえてきてた韓国の歌はチョー・ヨンピルの「釜山港に帰れ」だったのだ。K-POPが世界を席巻して、私まで少女時代や2PMのCDを買ったり、BTSがアメリカで売れたりする時代が来るなんて想像できなかった。でもこの映画は、あの歌そのままの世界なんだなぁ。K-POP全盛の2014年に、子どもの頃に朝鮮戦争で家族と離ればなれになった経験を持つ人たちが元気なうちに、どうしてもこれを作りたい人がいたんだな。

忘れちゃいけないことを胸にしっかり抱いたまま、前を向いて生きていく。韓国の映画には独特の情緒があると思うんだけど、それは元々の文化だけじゃなくて、複雑な戦争の事情も関係あるのかもしれない。アメリカは「味方」なのか。ロシアは韓国から見れば敵陣にいるように感じられるけど、半島の半分は元々自分たちの国だ。わかった気にならずに、大切なものとして彼らの思いを見ていきたいと思います。

2021/08/09

2021/08/10

78点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
字幕


韓国映画を観ていると日本映画との差をいつも感じます。老けメイクがちょっと残念でしたが、この映画もスケール感、訴える力の強さに感心。

2021/07/31

2021/07/31

78点

その他/TSUTAYADISCAS 
字幕


頑迷な老人の生きてきた道は

ネタバレ

朝鮮戦争、ドイツでの過酷な労働、ベトナム戦争。
生き別れになった父との約束を胸に、家族のため命を賭して働いた男の人生を描く。

ドクスは近所でも評判な頑固爺である。幼い孫娘にもお爺ちゃん怖いから怒らないでと言われる始末。街の再開発で店をうらないかと何度持ちかけられても断固として首を縦に振らない。弟妹や子どもたちは、もういい歳なのだしあんな時代遅れの店は売ってしまって新しい土地に引っ越せばと言い、ドクスの頑なさに呆れ顔だ。
物語は現在と過去が交錯する。今のドクスの言動は、理由を知らなければただ老人の頑迷さにしか見えない。しかし時折挟まれるドクスの歩んできた道を見れば納得できるものだった。ドクスの贔屓の歌手は彼を戦地で助けてくれた兵士。店を売らないのはそこが父と再会の約束をした場所だからだ。元々叔母(父の妹)の店だった"コップンの店"は、働きぶりを見込まれたドクスが叔母から託されていたが、呑んだくれの叔母の夫は叔母が亡くなると店を売ろうとする。ドクスは夢だった大学に受かり船長になる夢を目の前に、店を買い取るために進学を諦める。それまでにも何度も自分を犠牲にしてきたというのに。それも皆、いつか父と再会できると信じていたからだ。戦火の中、大型船に押し寄せる人並み。ドクスら家族は小舟に乗り込み、大型船の胴から縄梯子を伝って甲板に登ろうとしていた。父母はそれぞれ1人ずつ小さな弟妹を抱えていため、まだ子どものドクスもすぐ下の妹マクスンをおぶり登っていたが、途中でマクスンは落下。父はマクスンを探しに船を降り、そのまま船は出港してしまう。別れ際、父はコップンの店で逢おうと言った。ドクスの心にはずっとその言葉が楔のように突き刺さっていたのである。

終盤、生き別れの家族を探す番組でマクスンが見つかり、ドクスは母と妹を再会させることができた。しかしついに父は見つからなかった。再会直後に老いた母は亡くなり、家族が集まる。賑やかな居間を隔てた小さな部屋に篭り、子どもに返ったドクスが父に、よく頑張ったと抱きしめられるシーンは泣ける。

ラストでドクスが妻に、もう店は売ってもいい、父は歳を取りすぎてしまってもう来られないだろうと言う。悲しい台詞だが、ドクスの側に寄り添う妻の存在に心を慰められる。

ファン・ジョンミン、やっぱり上手いな。

2021/04/29

2021/04/29

-点

選択しない 
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辛い目にあうのが自分たちでよかった。子供達が辛い目にあうことを考えると、耐えられない。主人公の手紙がとても印象的だった。

2021/02/12

2021/02/13

77点

選択しない 
字幕

話題作だったのでずっと観たかったが、宣伝広告からは韓国の戦争ものだとは全く予想できなかった。回想シーンが引き込まれる。最初も辛かったが、終わりも辛く悲しかった。妹が見つかってよかったとは思うが、辛い。その後も国際市場から離れなかったのは、やはりお父さんのことがあるからかな。回想じゃない現在シーンがほんとに付け焼き刃感で、べつに現在シーンで子に冷たく利用されてる寂しいシーンは要らなかったんじゃないかと思う。