バケモノの子

ばけもののこ|----|----

バケモノの子

amazon
レビューの数

189

平均評点

74.7(1613人)

観たひと

2513

観たいひと

143

(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / ファンタジー
製作国 日本
製作年 2015
公開年月日 2015/7/11
上映時間 119分
製作会社 日本テレビ放送網=スタジオ地図=KADOKAWA=東宝=バップ=電通=読売テレビ放送=D.N.ドリームパートナーズ/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS(企画:スタジオ地図/制作:スタジオ地図)
配給 東宝
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督細田守 
脚本細田守 
原作細田守 
エグゼクティブプロデューサー門屋大輔 
高橋望 
製作中山良夫 
齋藤佑佳 
井上伸一郎 
市川南 
柏木登 
中村理一郎 
薮下維也 
熊谷宣和 
ゼネラル・プロデューサー奥田誠治 
プロデューサー齋藤優一郎 
伊藤卓哉 
千葉淳 
川村元気 
作画監督山下高明 
西田達三 
美術監督大森崇 
高松洋平 
西川洋一 
美術設定上條安里 
音楽高木正勝 
音楽プロデューサー北原京子 
録音小原吉男 
音響効果赤澤勇二 
編集西山茂 
衣裳伊賀大介 
キャスティングディレクター増田悟司 
アソシエイトプロデューサー佐藤譲 
伊藤整 
鈴木智子 
ラインプロデューサー和気澄賢 
CGディレクター堀部亮 
色彩設計三笠修 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)役所広司 熊徹
宮崎あおい 九太(少年期)
染谷将太 九太(青年期)
広瀬すず 
山路和弘 猪王山
宮野真守 一郎彦(青年期)
山口勝平 二郎丸(青年期)
長塚圭史 九太の父
麻生久美子 九太の母
黒木華 一郎彦(少年期)
諸星すみれ チコ
大野百花 二郎丸(少年期)
津川雅彦 宗師
リリー・フランキー 百秋坊
大泉洋 多々良

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

バケモノの世界に迷い込んだ少年がバケモノの弟子となり、奇妙な師弟関係の中、冒険を繰り広げるさまを描くアニメーション。原作・監督・脚本は「おおかみこどもの雨と雪」の細田守。声の出演は「蜩ノ記」の役所広司、「舟を編む」の宮崎あおい、「寄生獣」の染谷将太、「クローズEXPLODE」の広瀬すず、「そして父になる」のリリー・フランキー、「探偵はBARにいる」の大泉洋。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

この世界には人間の世界とは別にもうひとつ、バケモノの世界がある。人間界“渋谷”とバケモノ界“渋天街”という交わるはずのないふたつの世界で、ひとりぼっちの少年(声:宮崎あおい)と暴れん坊のバケモノ・熊徹(声:役所広司)はそれぞれ暮らしていた。だがある日、少年はひょんなことからバケモノの世界に迷い込み、熊徹の弟子となって九太という名を授けられる。熊徹は、渋天街で一二を争う最強のバケモノで粗暴な性格、品格のカケラも無い。一方の九太は、9歳のときある事をきっかけに両親と離ればなれになってしまい、どこにも行き場がないため嫌々ながら熊徹の弟子となったのだった。しかしその偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりであった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年8月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「バケモノの子」

2015年7月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「バケモノの子」

「バケモノの子」=東映動画とジブリの子ども:細田守「監督」夏の映画を作るよろこび

2015年3月下旬映画業界決算特別号

【巻頭特集】2015年~の新作洋画・アニメ、イッキ早読み!:アニメ! アニメ!! アニメ!!! 細田守「バケモノの子」

2025/11/04

2025/11/26

70点

VOD/U-NEXT 


初めて細田守監督で良いと思った

師匠と弟子の関係で描いたものだけど、他の類似作品と異なるのは弟子に教える師匠も成長するというところ。
人間のこども九太に教える師匠のバケモノの熊徹も人格者でなく、乱暴者で性格も雑で品格などない。だが九太に教えていくうちに教育者としての素質を得ていく。そして九太のために自分は命を亡くしても彼の心の中に生きると決意する。

という設定が意外なほど感動的だ。師匠が自分でも自分の素行を直していくところが面白く、これが役所広司が声を当てているのはなるほどなあと思う。
細田守監督の単独脚本なれど本作はよく整ったものだと思う。細田の単独作品は評価が低い傾向にあり、今劇場公開している「果てしなきスカーレット」もそれで酷評の嵐だ。

だが、本作は師匠も弟子も成長するという設定を見る者に共感できるようにキャラ設定をしているので、乱暴者で下品な熊徹も車寅次郎や無法松みたいに思えてくる。

2025/11/16

2025/11/16

70点

テレビ/無料放送/日本テレビ 


2015年公開、細田守監督作品。劇団四季の舞台を一度見たことがあって、何となくストーリーは知っていた。一郎彦は見た目人間だと思うが誰も突っ込まない。人間世界の渋谷とバケモノたちが住む渋天街は自由に行き来できるということなのか、など、突っ込み所を考えないようにしなくては。

2025/11/14

2025/11/15

86点

選択しない 


父と息子の物語

ネタバレ

家族をテーマにすることの多い細田守監督。
本作品は、そのど真ん中。

産みの父親と別れて、育ちの父親に育てられる蓮。
母親はちらほらと出てくるものの、大きな役割は果たさない。
徹底して父親という存在へのこだわりを感じさせる。

バケモノの世界と、人間の世界のパラレルワールド。
現実と空想。ただ、空想の世界も甘い世界ではない所がミソ。
ある意味、「千と千尋の神隠し」にも似ています。


パラレルワールドといえば、村上春樹。
二つの世界をつなぐ入り口は井戸。
この映画の場合、入り口は渋谷のセンター街(笑)
ここら辺が、笑かせてくれる細田さんらしい。

再び人間の世界に戻ることができた蓮は、小学生から高校生までの間の抜け落ちていた知識を必死で取り戻そうとする。
初めてものを学ぶことの喜びに満ちあふれる。

このエピソードは、引きこもりなどで学校に行けなかった現実の子供たちに対する監督の強烈な応援メッセージのようにもみえる。

勉強を助ける女子高生の楓がヒロインだ。
「時をかける少女」と同様に、ショートカットで活発。
アニメには不可欠の恋愛要素もしっかり入れてくる所が憎い。

ラストのバトルは、人間の持つ闇との闘い。
怒りが怒りを呼び起こし、それが戦争につながるのは現実世界。

一歩手前で踏みとどまるために必要なのは、自制心。
それは、子どもが大人になるのに一番必要なものでもある。

ラストで熊鉄は亡くなったけれど、蓮の心の中に生き続ける。
つながっていく思いこそが、人間が生きていくための糧なのかもしれない。

2015/08/17

2025/06/23

80点

映画館/大阪府/イオンシネマ大日 


人間界のひとりぼっちの少年・九太と、バケモノ界の暴れん坊・熊徹。相容れないはずの世界の二人が出会い、親子のような師弟関係を築いていくのが、本当に微笑ましい限り。その過程は目紛るしいほどのスピードで描かれるけれど、二人の関係性が損なわれることも、何かが足りないということもなし。とりあえず、九太よりも熊徹の方が子どもみたいで、あまりにも可愛すぎる(笑)。そして、あっという間に少年から青年になった九太は、熊徹の知らないところで少しずつ大人になっていく。中盤以降は、いつか来るだろう熊徹との別れに気付かない振りをして観ていた。が、まさか予想外のあんな泣ける展開が用意されているとは!それまでのテンポから考えると、九太と一郎彦の下りはちょっと長すぎ。が、心の闇や胸の中の剣という抽象的な概念の描き方は、日本映画でしか出来ないことで世界に誇れることだと強く思った。

2024年

2024/05/07

-点

選択しない 


「胸の中の剣」

ネタバレ

もしかすると熊徹の献身で涙を誘う映画なのかもしれないけど、「胸の中の剣になる」って親にとっては最高の幸せなんじゃないか。(自分自身の人生はなくなるけど)子どもとずっと一緒にいられていつでも応援できるなんて。(子どもにとってはうざったいかもしれないけど)

2023/02/13

2023/02/15

80点

テレビ/無料放送/中京テレビ 


2度目も面白かった・・

2度目の鑑賞。感想等のレビューについては、前回とほぼ一緒。細田監督作品は、すべてが当たりだな。2度目もすっごく面白かった。