南へ行けば

みなみへいけば|Plein sud|Plein sud

南へ行けば

レビューの数

3

平均評点

56.3(24人)

観たひと

35

観たいひと

5

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 2009
公開年月日 未公開
上映時間 90分
製作会社
配給 オンリー・ハーツ
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

若者たちの心の旅をサスペンスタッチで描くロードムービー。北フランスから南へ車を走らせていたサムは、ヒッチハイクで旅をする兄妹・マチューとレアを乗せる。レアがナンパしたジェレミーも加わり、4人は愛情にも似た絆を感じるようになるが…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:セバスチャン・リフシッツ 撮影:クレール・マトン 製作:アレクサンドラ・エノシュベール 編集:ステファニー・マエ 出演:レア・セドゥ/ヤニック・レニエ/テオ・フリレ/ピエール・ペリエ

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

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2020/03/19

2020/03/23

33点

選択しない 
字幕

自由そうでいいな、程度の感想しか出ないわ。目的がないような生き方は私は好きではないので、あまりこういう類の内容には共感も同情も理解もできない。

2019/05/31

2019/06/01

72点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 
字幕


トラウマを持つ青年と奔放な若者

なし崩し的に始まったような導入部。レア・セドゥのビキニのダンスに惹かれますが、主人公はサムの方でした。サムは、母の目の前で拳銃自殺した父を目の当たりにし、その後精神を病んだ母の元で弟と共に育ち、やがて母は入院。育児拒否の家庭で、トラウマを持って育ったため、寡黙でいつも思いつめたような風情の青年になっていました。それは、4人のロードムービーの中で過去の光景がフラッシュバックで語られていきます。ちょっと浮ついた感じの3人との旅で、ある意味気を紛らわせながらの旅ですが、ついに母に会う決意をします。

最後まで拳銃を握りしめ、ハラハラさせますが、撃ってしまえば、おまえは今まで何のために生きてきたんだという収拾のつかない結末になる訳で、いろいろとわだかまりを残しつつ、とにかく再び明日へと生きていこう、というような終わり方ではありました。ほぼ寡黙に語らない中で、旅をしながら思い直していくような展開は、ちょっとだけ、「パリ・テキサス」なんかも思い出します。素直に成長できず思い悩むサムは、その恨みを母へと持っていっているのですが、周りの人とのかかわりの中から、少しづつ変わっていったのだと思いました。

お目当てのレア・セドゥは、小悪魔的な行動で魅力的でした。映像も美しいもので、静かな基調ながらも神経質に急変したりする展開や、時折ハッとしたように流れる音楽など、独特の雰囲気であったと思います。

2015/02/22

2015/02/22

70点

レンタル/DVD 
字幕


異性愛、同性愛、家族愛…

レア・セドゥを見てると、いつも桃井かおりの若い頃を思い出す。あの伏せ目がちな目線やアンニュイなカンジ。不機嫌や気怠さが似合うのだ。今回も、そんな桃井かおりティストをビンビン醸し出していた。

そんなレア・セドゥが真っ赤なビキニを着たパケ写に惹かれ、レンタル!

本作は女ひとりと男3人のロードムービー。

主人公の車に、ふたりの兄妹がヒッチハイクしてきた。その後、兄妹の妹が、男をナンパしてきて、その4人で南へ向かう。

主人公の男は、なにやら秘密を秘めている。その映像が、途中途中に差し込まれ、旅は続いていき…

ま、特になにも起こらないんです。

フランス映画なんだけど、ちょっとアメリカンニューシネマちっくでもあり、淡々としているけど、情熱的でもあり、でも最後、しんみりして…

異性愛、同性愛、家族愛…

みんな愛を欲しているのに、求める愛に辿りつけない。