知らない町

しらないまち|----|UNKNOWN TOWN

知らない町

レビューの数

5

平均評点

50.8(9人)

観たひと

12

観たいひと

4

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2013
公開年月日 2016/6/11
上映時間 95分
製作会社 clown film
配給 clown film
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督大内伸悟 
脚本大内伸悟 
制作久延将大 
松川のりすけ 
撮影監督安藤広樹 
録音光知拓郎 
吉方淳二 
音響効果吉方淳二 
横溝千夏 
照明小舟統久 
編集大内伸悟 
志村朔 
メイク鈴木啓士朗 
助監督井上智博 
高橋明大 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演柳沢茂樹 板橋優二
細江祐子 中沢亮子
松浦祐也 西田公介
富岡大地 海老原肇
伊澤恵美子 立花都子
福岡稜真 ゴトウ(幼少期)

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

第27回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門にて上映された、生と死が入り混じる世界を紡ぐ自主製作作品。地図調査員・優二の部屋を訪ねてきた前住人の亮子。彼女は当時一緒に住んでいたゴトウに会いにきたのだが、ゴトウは既に他界していた。監督は「人はいない」でイメージフォーラムフェスティバル2005に入選、ロッテルダム国際映画祭2006に正式出品した大内伸悟。出演はオムニバス映画「ハヴァ、ナイスデー」の一篇「WAITER」の柳沢茂樹、「バカのハコ船」の細江祐子ほか。第15回TAMA NEW WAVEコンペティション部門特別賞(準グランプリ)受賞作品。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

町の変化を記録する地図調査員の板橋優二(柳沢茂樹)がある夜帰宅すると、廃品回収をしている友人の西田(松浦祐也)が法外な金額で回収したソファを持ち込んでくつろいでいた。そこへ、優二の部屋に以前住んでいたという中沢亮子と名乗る女(細江祐子)がやってきて、当時一緒に暮らしていたゴトウという男に会いに来たと言う。すると、西田が優二の部屋で幽霊を見たと騒ぎ出す。その後偶然亮子と再会した優二は、ゴトウはすでにこの世の者ではないことを告げられる。町や部屋、物に残る過去の時間の手触り。それらはやがて優二を彼の意思とは別の力が働く知らない町へといざなう。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2017/02/17

2017/02/18

70点

映画館/京都府/立誠シネマ 


優れた現代の怪異譚。

オープニング、地図の上を動くアリと、地図の上を走る赤ペンの先。アリはせわしなく赤ペンから逃げようとするが、当然赤ペンを弄る人間の意志など知るよしもない。

このシーンは、作中、主人公の「目を離すと何をするか分からない」従姉妹が部屋にあった地図について行った行動なのだが、後で考えれば劇中の人物も訳も分からず何者かの意志に翻弄される小さな存在なのかも知れない。

見終わって不可思議な印象を残す現代の怪異譚。

2016/06/14

2016/06/16

70点

映画館/東京都/シアター・イメージフォーラム 


旅するソファ

ソファを廃品回収に出したところから始まる本作。
そのソファを巡り数珠のように人間関係が繋がっていくのは、上手さも感じましたが、よくある展開だなぁと思っていました。

そんな感じでボケッと見ていたのですが、終盤に差し掛かり、完全に置いていかれました。
いつの間にか、人間関係が変わっている。。。
私が思うトリックはあっていると思うのですが、どうやら私が知らない町で、道に迷ってしまったようです。

しかし、この道の迷い方は気持ちがいい。
むしろ、もう一度、初めから見たいくらいです。
ちょっとした日常を切り取っただけのようなところもありましたが、この迷走は不思議な感覚で面白かったです。

この日はトークショーがありましたが、時間が遅いため帰りました。
客は二桁はいましたが、私含めて複数人帰ったので、かなり寂しいトークショーだったかと思います。
平日のレイトショーは、もう少し早く終わってもらいたいです。

2016/06/13

2016/06/15

70点

映画館/東京都/シアター・イメージフォーラム 


カオス

独特の魅力がある作品だ。判りにくいのだが、自主製作作品にありがちな制作側の単なる自己満足には陥っていない。あくまで観る側の視点に寄り添った作品になっている。特定のメッセージ、テーマの主張はなされておらず、ストーリーは後半になると生と死が混沌となり、どう解釈するかは完全に観る側に委ねられている。全編通じてなんとも不思議な感覚が支配する。

2016/06/11

2016/06/13

62点

映画館/東京都/シアター・イメージフォーラム 


映画『知らない町』。これはまた奇妙な物語。反芻してるけど、回収できてるのかよく分からない。実は主要キャストの半分はこの世の人でないってこともあるだろうか。だとしたら天使か。全体のトーンがまとまっていて、抑揚があるとは言い難くもずっと観ていて飽きない。誰かに思われることの愛おしさ。

2016/06/11

2016/06/12

60点

映画館/東京都/シアター・イメージフォーラム 


幽霊に導かれて

#0540 シアター・イメージフォーラム「知らない町」。昨年の東京国際映画祭で上映された大内伸悟監督作品。地図調査員の男の部屋に出没するという前住人の女の彼氏の幽霊に関する話だが、男の友人がソファーの回収でぼったくった相手が女の元同僚の彼女だったりという偶然も幽霊のお導きだろうか。