拳銃と目玉焼

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拳銃と目玉焼

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レビューの数

9

平均評点

69.8(22人)

観たひと

27

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション / ドラマ
製作国 日本
製作年 2013
公開年月日 2014/10/17
上映時間 113分
製作会社 未来映画社
配給 未来映画社
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 16:9
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督安田淳一 
脚本安田淳一 
脚本協力藤原伊織 
撮影安田淳一 
音声収録米倉直樹 
桜井健一 
照明安田淳一 
編集安田淳一 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ハリウッドよ、これが日本のヒーロー映画だ」。京都市伏見区にてビデオ撮影業を営む安田淳一の初監督作品。三年間の製作期間を費やし完成した本格娯楽映画。2014年3月1日大阪シアターセブンより公開。そのクオリティの高さとエンターテインメント性の高さにより評判となった。2014年10月17日より新宿バルト9でも上映された。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

主人公は独身で中年の新聞配達員、志郎。ひょんなことからオヤジ狩りを行う不良少年達をこらしめる。志郎の意中の人ユキが、それを知り「ちゃんとした事をする人、好きやなぁ」と感心する。その一言が志郎のヒーロー願望に火をつけ、志郎は徐々にヒーローへとなってゆく。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2016/01/11

2018/10/18

75点

選択しない 


日本ならではのヒーローオマージュ

よく出来た自主映画。監督は京都の結婚式などのビデオカメラマン。紅萬子以外は無名の役者。
お話は「キックアス」「スーパー」の骨子に「タクシードライバー」や「狂い咲きサンダーロード」などへのオマージュ満載。何を作りたいかが明確で好感が持てる。
当然自主映画なのでツッコミ処は満載なのだが…そこは自主映画なので問題なし!よく頑張った!
(2016年記)

2018/06/05

2018/07/05

75点

レンタル 


京都発、名もなきヒーローのデビュー。

インディーズ系の製作会社だが、きっちりと商業映画として成功している。
まず着想がいい。主人公は志郎は新聞配達員で、プラモデル好きのさえない
独身中年男。毎日通う喫茶店のコーヒーと目玉焼きが大好きだが、本心は
ウェイトレスのユキちゃんが目当て。
そんなダルい日常の志郎は、ある晩オヤジ狩りの現場に遭遇、酔った勢いか、
持ち前の正義感か、被害者を救おうとしたが、残念ながら返り討ち。
しかしここで被害者の町工場のオヤジと知り合い、反オヤジ狩り作戦に参戦する
ことになった。志郎はネットでモトクロス用のプロテクターを買い込み、ヒーロー
衣装へ。町工場のオヤジはパチンコ玉を使った空気銃を、志郎はスタンガンを
プロテクターに電流を流す必殺技を開発、映画は一気にマニアックに。

クライマックスは、オレオレ詐欺集団につかまってリンチを受けているユキちゃん
の彼氏を取り戻すために、志郎が手製のヒーロー衣装で身を固め、殴り込みに向う。
ユキと彼氏は元劇団員、夢をエサに金をだまし取られ、高利の借金づけになって
しまった。このためユキちゃんはデリヘルのアルバイトまでしていたことを志郎は
知る。普通のおっさんに侠気が宿り、ヒーローアクションへ突っ走る。
手慣れた作劇、見事な小道具作りで、本業がビデオ撮影業とは思えない。
感心したのは、主要人物にも目配りが効いていて、それぞれ芝居に熱中したくなる
華がある。これなら、気合いが入るのは当然、劇団関係の人のような作品だ。
クラウドファンディングはどうだろうか。ぜひ次作も観たくなる、お見事です。

2016/03/22

2016/03/22

-点

レンタル 

普通のおっさんがヒーローになる。すごく面白かった!
部屋でファイティングポーズをつけている姿が、すごくカッコ悪い。でも、悪者に立ち向かうことを決意した顔は、めっちゃかっこいい。
前半ではサマになってなかったヒーローが、ラストシーンではキマっているのが、すごくよかった。

2016/03/13

2016/03/14

82点

VOD/Hulu 


これはスゴイぞ

極低予算で、これだけの物語をよくぞ撮ったものだ。
ヒロインがいい。

2015/09/10

2015/09/10

75点

レンタル/DVD 


手触り

行き詰った現代のリアルを背景にしながら、人情味あふれる地域性から独特の手触りを醸し出す怪作である。それでいて正統派のヒーローものなのだから手に負えない。個人的に響いた一作である。

2014/11/04

2014/11/14

80点

映画館/神奈川県/横浜ブルク13 


ヒーロー物へのオマージュを感じます

ネタバレ

話のゆるさから見たのは失敗か?と思いましたが、クライマックスに向けてだんだん面白くなってきました。

最初は自警団みたいな感じなので、「キックアス」かと思っておりましたが、どうやら仮面ライダーだったようです。

拠点が喫茶店というのもそうだし、志郎の名前の由来も、恐らく、V3の風見志郎から取ったものと思われます。

随所で飛び出るとび蹴りは、誰がどう見てもへなちょこキックなのですが、最後は見事にライダーキックになっていた。

また、バイクのプラモ作りが趣味というのも面白い設定です。
そのおかげで、キックアスより器用にコスチュームを作るところが面白い。

あのカエルのような目がついたヘルメットも、エンドロール終了後に意味があるのがわかりました。
(最後までお見逃しなく)

ヒーローになる動機なんて、どうだっていいと思う。
好きな女性の一言で、勘違いでも幸せになるのがバカな男のいいところ。
たとえ報われなくても、好きな女性のために命をかける男がカッコイイ。