ベン・ハー(1959)

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ベン・ハー(1959)

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レビューの数

106

平均評点

80.6(535人)

観たひと

833

観たいひと

55

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1959
公開年月日 1960/4/1
上映時間 212分
製作会社 MGM映画
配給 MGM
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 ウルトラ・パナビジョン70(1:2.76)
上映フォーマット 70mm
メディアタイプ フィルム
音声 6chステレオ

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ルー・ウォレス将軍のベスト・セラー小説をカール・タンバークが脚色したスペクタクル・ドラマ。監督は「大いなる西部」のウィリアム・ワイラー、撮影はロバート・サーティース、音楽をミクロス・ローザが担当。出演は「メリーディア号の難破」のチャールトン・ヘストン、「大都会の女たち」のスティーブン・ボイド、ほかに、ジャック・ホーキンス、ハイヤ・ハラリート、サム・ジャッフェ、マーサ・スコットら。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

西暦1世紀の初め、ユダヤがローマ帝国の支配下にあった頃の話。ユダヤの都エルサレムにローマ駐屯軍の新将校が着任した。メッセラ(スティーブン・ボイド)である。彼はこの地の豪族の息子ベン・ハー(チャールトン・ヘストン)と幼な友達だった。しかし、メッセラは立身出世主義者となっており、ベン・ハーと今は相いれなかった。ある事件からベン・ハーの一家がローマへの反逆罪に問われた時、メッセラは無罪の口添えをこわれたが、拒否した。ために、ベン・ハーの母と妹は地下牢に入れられ、ベン・ハー自身は奴隷としてローマ軍船へ送られた。途中、砂漠で渇に倒れようとした時、飲み水を恵んでくれた人があった。ベン・ハーはこの人を忘れなかった。ローマ艦隊が海賊船団と戦った際、ベン・ハーは司令官アリアスの命を救った。彼はその養子に迎えられたが、ユダヤの地に帰った。そこでハー家の財宝を守っていたサイモニデスとその娘エスター(ハイヤ・ハラリート)にめぐり合った。エスターは、ライの谷へ送られていくベン・ハーの母と妹に出会っていたが、彼女らの願いで2人は地下牢で死んだと告げた。ベン・ハーは2人の仇を討つことを誓い、大戦車競争に出場し、メッセラを破った。重傷を負ったメッセラは母と妹はライの谷にいるとベン・ハーに言った。早速彼は母と妹を迎えた。途中、十字架を負って刑場に向かうキリストを見送った。砂漠で水を恵んでくれた人だ。今度はバン・ハーが1杯の水を捧げた。その行列を見守った母と妹は、病いが奇蹟的にいえた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2010年9月下旬号

午前十時の映画祭:「ベン・ハー」「アラビアのロレンス」

1960年6月下旬号

外国映画批評:ベン・ハー

1960年4月上旬春の特別号

外国映画紹介:ベン・ハー

1960年3月上旬号

新作グラビア:ベン・ハー

2024/03/09

100点

選択しない 


不朽の名作

初めて見たのが1979年4月25日と5月2日。
当時は前編後編に分けてテレビで放送されていた。
その3か月前、高校入試を控えた中三の正月に人生の最高傑作「ウェストサイド物語」に出会い、無事合格した高校に入学して、最初のクラスの自己紹介で私は「この4月にテレビで『タワーリングインフェルノ』や『八甲田山』、そしてこの『ベンハー』が放送されるのがとても楽しみです」と話したのを今でもはっきり覚えている。
あれから45年、この間何度何度も見た「ベンハー」。
もはやセリフの一つ一つまで覚えているくらい見た。
今日見たのはWOWOWシネマで午前に放映されるのを新聞で知って予約録画したからだ。
午後、仕事から帰宅してすぐ見てしまった。
何度見てもまったく飽きない。
そして、何度も心が震える。
音楽も映像も何もかも素晴らしい。
この映画の価値を理解できずにベストテンに入れなかった当時のキネ旬の審査員たちは残念すぎる。
本家アカデミー賞の会員たちの方が感性豊かだったのだろう。
探せば我が家のどこかにキネ旬の増刊号の「ベストテン史」があるから、当時の審査員の顔ぶれもわかるのだが探すの面倒だからもういいや。
ちなみに本日最も素晴らしいと感じたのは3時間以上もあるのに無駄なシーンが全くない事だ。
今日も長さを全く苦に感じなかった。
ちなみに私は別にクリスチャンではないからね。
あと、「業病」という訳がちゃんと伝わっていることを願うのみ。
若い人たちには「ハンセン病」の方が通りがいいのだろうが、それでもわからない人は多いんだろうな。
初めて見た時は「らい病」と言ってたと思う。
この病気については、「ベンハー」と「砂の器」で学んだ。
国立療養所「大島青松園」で元患者さんたちから直接お話を伺ったこともある。
差別がなくなることを心から願うのみである。

そういえば感動して買ったカセットテープのサントラ盤、警固中学の同級生大川君に貸したままいまだ帰らず。
おーーーい返してくれーーーーい。

2023/11/29

2023/11/30

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


奇跡が起こった・・

いやぁ・・・、大作だよなぁ。212分と長丁場、全く飽きないのが凄い。それだけ、見せ方が上手いんだよね。戦車レースのシーンも良かったし、最後の奇跡もまさかの展開だった。やっぱ名作は凄いね。

2023/09/09

90点

選択しない 


壮大なスケールと重厚感

3時間半越えの長尺だが面白いので苦にならない。それだけでも凄い事。そのスケールの大きさと重厚感に圧倒される。見所も奴隷船の中からベンハーとメッサラの戦車競走まで多岐に渡る。CGのない時代。ガチでやってるのが凄い。そして奇跡の如きラストはキリスト教徒でなくても感動する。ウィリアム・ワイラー監督の傑作。

2023/05/01

2023/05/01

60点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


ユダ•ベン・ハー

名前とは気が付かず、今まで見ていました。終わりが呆気ない!40インチのTVでは物足りませんでした!

2023/04/15

2023/04/17

80点

VOD/U-NEXT 
字幕


「映画史上、最大のスケールと最高の感動!」

ネタバレ

特に予定の無い休日だったのでこんな時にしか観れない作品をチョイス。
歴史に残る大作ということ以外全く内容は知らない状態で観賞。

開幕でキリスト誕生、ベン・ハーのフルネームがジュダ・ベン・ハー。
ん?キリストを裏切るユダの話か?と思ったが違うかった。
とにかく波乱に満ちたジュダ・ベン・ハーの半生を描いた作品。
U-NEXTで222分とあるが休憩時間込み?公式には212分らしい。
その212分一気にダレることなく観れる。

有名な戦車競争は初めて観たが凄い迫力。
CGには出せないだろう臨場間と素晴らしき撮影技術。
これは映画館で観るべきと思った。

そこから業病のくだりに入っていくのは意外すぎた。
この時代の作品でしっかりその辺り描いているとは思わなかった。
ただ1959年当時のハンセン病の扱いがどのようなものだったのだろうか?
それによってこのくだりの受け止め方は変わりそうな気がする。

まぁしかし歴史に残る大作であることは確か。
観て良かったと思える作品だった。

2022/08/14

2022/08/15

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


死病

◎ 5回目の鑑賞。5年ぶりだ。初めて観たのは49年前。もちろん初公開時ではなくリバイバルされた時で、有名な戦車レースでベン・ハーが勝利した時には田舎の映画館にも拍手が起こったと書いている。
◎ クライマックスと言えるそのレースが終わっても、まだ上映時間は40分くらいも残っている。そこからはキリスト教のプロパガンダのようになってしまうのは残念だ。自分の母と妹だけを死の谷から連れ出して、群衆の中に連れて行くのもあまりにも不自然だ。今回のNHK-BSの放送では、らい病ではなく、死病と表現されていた。