インターステラー

いんたーすてらー|INTERSTELLAR|INTERSTELLAR

インターステラー

レビューの数

385

平均評点

83.6(3112人)

観たひと

4151

観たいひと

358

(C)2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2014
公開年月日 2014/11/22
上映時間 169分
製作会社 Legendary Pictures=Lynda Obst Productions=Paramount Pictures
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるSFアドベンチャー。宇宙のワームホールを利用し、惑星間を旅する壮大な冒険を描く。出演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン。35ミリ/IMAXフィルムで撮影され、日本では東京・有楽町 丸の内ピカデリーにて35ミリフィルムで上映。2024年11月22日より期間限定でIMAX版で再上映する。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

劇的な環境変化によって、寿命が尽きかけている未来の地球。新たに発見された宇宙のワームホールを利用し、居住可能な新たな惑星を探すという、生きて帰れるかわからない重大な使命を担う壮大な旅に、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男(マシュー・マコノヒー)と、数少ないクルーが選ばれる。人類の限界を超え、不可能にも思える史上最大のミッションのため、前人未到の未開の地へ旅立った一行は、自らの使命を全うし、愛する家族の元へと生還することができるのか……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年1月下旬号

読む、映画:「インターステラー」

2015年1月上旬号

読む、映画:「インターステラー」

2014年12月下旬号

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:インタビュー クリストファー・ノーラン[監督]

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:「インターステラー」はSF映画史の転回点だ! 証言(1) 過去と現在、天と地が重なる場所で

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:「インターステラー」はSF映画史の転回点だ! 証言(2) アドベンチャー・ホテル 「インターステラー」の暮らし方

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REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「インターステラー」

2014年12月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「インターステラー」

2024/11/28

2025/01/20

95点

映画館/大阪府/TOHOシネマズなんば 
字幕


達成感と心地良い虚脱感

物理学的な部分(相対性理論やら量子力学やら)はさっぱり理解出来なかったが、それを差し引いても余りある圧巻の映像美。ハンス・ジマーによる魂を揺さぶる劇伴。そして単純明快な親子愛をテーマに持ってきたシナリオ。
大スクリーンで、劇場(激情)で鑑賞するにふさわしい作品。

ブラックホールをも飲み込む、アン・ハサウェイの銀河系規模の美しさ。彼女が待っているなら、時空でも何でも超えて迎えにいきます。
長尺を全く感じさせ無い超大作。

2025/01/19

2025/01/19

90点

その他 


宇宙移民計画

2001年宇宙の旅(1968)の映像体験以来のインパクトを感じたSFだった。
私が考える本作の大きなテーマは3つ。
1つ目は自然環境の大変動により地球から異星への移民というプロジェクト(ラザロ計画)の途方もない困難さと克服するための人類の活動。
これはかつてのアポロ計画を共産主義のソ連を破綻に追いやるための政策と教える教員(恐らくそう教わってきたのだろうし、その1面もある事は見過ごせないが)から、NASAのミッションが極秘に進められていることのリアルさが際立つ。
しかも結局当初は移民計画(プランA)は無理筋で、実は人類の受精卵と1部の人間のみを生存させるプランBが本筋であることは驚愕であるが現実的で説得力があるが怖い話だ。
ただこのデイストピアの要因の説明が乏しいのは物足りないかな。
それとアメリカを中心とした話の進め方もやや違和感が残る。
第2に親子愛と4次元空間(?)のドラマの映像化が感動的でかつ挑戦的で素晴らしい。
10代だった娘に起こるポルターガイスト的事象が、実は3次元の現後の宇宙飛行の結果としてブラックホールに入ったことによる4次元空間侵入による父親の娘に対するメッセージだとわかる。
主人公は宇宙飛行士として宇宙における時間の速度の倍化(高密度化?)によって生物としては不変だが逆転現象によって老いた研究者で移民計画を成功に導いた娘がなお戻って来ると父を信じる娘の情愛に涙腺が緩んだ。Eバーステインが好演。
流石に移民した場面は描けなかったのはしょうがないかな。
第3に「2001年~」では人間を支配しようとするAIが本作ではロボットの形態に搭載された自立型AIとしてあくまで人間に奉仕する存在として描かれたことは大きな違いだった。
ただ現時点でそうなるのかはAI研究者と企業のモラルと管理する社会・国家の在り様が未だに課題として残されている。
169分の長尺だが、特に中盤以降の映像体験は素晴らしい展開だった。

2024/12/12

2025/01/01

99点

映画館/東京都/109シネマズ二子玉川 
字幕


再上映で確認するテンポの良さ

いくらBDや配信が出ていようが、IMAXで見れるのは映画館だけ。。ということで再上映を見た。
2回目の鑑賞で思うのは結構ポンポンと話が進んでいくなということ。他の映画と比較して長い上映時間だけど、飽きないのはテンポの良さからかな。
あと、1回目の視聴のときは描写がすごかったのでSF映画という印象だったけど、2回目で落ち着いて鑑賞して思うのはストーリーの主軸はSFというより「愛」なんだな…ということ。
再確認できてめちゃ高い席で見たかいがあった。

2024/12/12

2024/12/12

-点

映画館/大阪府/109シネマズ大阪エキスポシティ 


〆は、IMAXレーザー/GT

・7回目の鑑賞、2週間前にIMAXで鑑賞したが、運よく大阪出張 〆はIMAXレーザー/GTで堪能しました
・地球の屋内以外は、ほぼフルサイズIMAX トウモロコシ畑、太陽系宇宙、ワームホール、ミラー水の星、マン氷の星、当然のドッキング、ガルガンチュア、5次元、次から次へとフルサイズ 目にうれしい
・字幕が少し浮いていることがフルサイズ、これもうれしい
・やっぱり音響はすごい ハンスジマーの劇伴とともに最高でした
 

2024/11/27

2024/12/03

79点

映画館/愛知県/109シネマズ名古屋 
字幕


よく分からないがなんかスゴイ

映像には圧倒されましたが、話の中身は今ひとつ分かったような分からないような。

「2001年宇宙の旅」ほど哲学的でなく、「猿の惑星」ほどエンタメでない、そんな印象です。哲学とエンタメの両方を兼ね備えた傑作なのか、どっちつかずのもう一息なのか、うーん、よく分かりませんでした。でも映像はスゴイです。

2024/12/01

2024/12/01

-点

映画館/東京都/イオンシネマ シアタス調布 
字幕


星巡る方舟

「愛が観察可能なら必ず数値化できるはずだ」

食糧不足により生活の維持が困難になりつつある近未来の地球。元宇宙飛行士クーパー(演:マシュー・マコノヒー)は、娘マーフが日々話す部屋の怪奇現象を聞きつつ、息子トムの進路に頭を悩ませている。ある日の砂嵐をきっかけにマーフの部屋の怪奇現象からメッセージを読み取ったクーパーは、解読したメッセージに基づいた座標の場所に行く。そこは遥か昔に政府によって存在を消されたが、密かに活動を再開していたNASAの施設だった...。
当初は予定に入れていなかったが、周囲の声が非常に大きいため気になって観ることに。
いや、とんでもない映像体験をした。衝撃度で言えば自分がこれまでにした劇場体験の中でも上位五指には確実に入る。
僕が物心ついた頃、スタンリー・キューブリックはもうこの世にいなかったし、図鑑を開けば地球や宇宙の写真を見ることもできた。つまり宇宙というものは(完全ではないが)見える前提のものだった。だからキューブリックが「2001年宇宙の旅」を1968年に公開した際、人々が何を感じたかは言葉でしか分からない。そしてアポロ11号が月に降り立った感動も知らない。
その代わり、僕にはクリストファー・ノーランが与えられた。彼の頭の中は一体どうなっているのだろうか?なんとなくはイメージできていてもあまりに抽象的な概念の世界をここまで映像化できるものなのか。時間ですら物理化された五次元の世界を井桁のような形で描き切ったことに驚きを隠せなかった。
途中までは「何がしたいんだコイツ?」とただ映像だけを追っていたが、最終盤になってこれまでのバラバラな映像が繋がっていく展開に純粋なまでの爽快感すら味わった。これに関しては完全に自分が食わず嫌いをしてしまったと思う。
本棚の本を崩すようにして、1968年の劇場が見られたならば、自分は何を思うのか?もっとも、変えるべきは過去ではないがね。