インターステラー

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インターステラー

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レビューの数

369

平均評点

83.5(3035人)

観たひと

4101

観たいひと

356

(C)2014 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2014
公開年月日 2014/11/22
上映時間 169分
製作会社 Legendary Pictures=Lynda Obst Productions=Paramount Pictures
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるSFアドベンチャー。宇宙のワームホールを利用し、惑星間を旅する壮大な冒険を描く。出演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒー、「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイ、「ゼロ・ダーク・サーティ」のジェシカ・チャステイン。35ミリ/IMAXフィルムで撮影され、日本では東京・有楽町 丸の内ピカデリーにて35ミリフィルムで上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

劇的な環境変化によって、寿命が尽きかけている未来の地球。新たに発見された宇宙のワームホールを利用し、居住可能な新たな惑星を探すという、生きて帰れるかわからない重大な使命を担う壮大な旅に、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男(マシュー・マコノヒー)と、数少ないクルーが選ばれる。人類の限界を超え、不可能にも思える史上最大のミッションのため、前人未到の未開の地へ旅立った一行は、自らの使命を全うし、愛する家族の元へと生還することができるのか……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2015年1月下旬号

読む、映画:「インターステラー」

2015年1月上旬号

読む、映画:「インターステラー」

2014年12月下旬号

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:インタビュー クリストファー・ノーラン[監督]

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:「インターステラー」はSF映画史の転回点だ! 証言(1) 過去と現在、天と地が重なる場所で

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:「インターステラー」はSF映画史の転回点だ! 証言(2) アドベンチャー・ホテル 「インターステラー」の暮らし方

SF映画のあらたな夜明け「インターステラー」:「インターステラー」はSF映画史の転回点だ! 証言(3) 陶酔のヴィジョン

読む、映画:「インターステラー」

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「インターステラー」

2014年12月上旬号

UPCOMING 新作紹介:「インターステラー」

2024/08/10

2024/08/12

90点

選択しない 

"穏やかな夜に身を任せるな。老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に。怒れ、怒れ、消えゆく光に"(ディラン・トマス)

巨大な砂嵐が日常的に発生する異常気象により地球規模で植物・農作物の大量枯死が発生し、人類が滅亡の危機に晒されている近未来。
元テストパイロットのクーパー(マシュー・マコノヒー)は、義父(ジョン・リスゴー)と15歳の息子トム(幼少期:ティモシー・シャラメ)、10歳の娘マーフィー(マーフ)(幼少期:マッケンジー・フォイ)とともにトウモロコシ農場を営んでいる。マーフは自分の部屋の本棚から本が勝手に落ちる現象を幽霊のせいだと信じていたが、ある日クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージではないかと気が付く。クーパーとマーフはメッセージを解読し、それが指し示している秘密施設にたどり着くが、最高機密に触れたとして身柄を拘束される。

そこでクーパーはかつての仕事仲間のブランド教授(マイケル・ケイン)と再会し、大昔に無くなったはずのNASAが秘密裏に復活し活動を続けていることを知らされる。NASAは土星近傍のワームホールを通り抜けて、別の銀河に人類の新天地を求めるプロジェクト(「ラザロ計画」)を遂行していたのだった。48年前に”彼ら”と呼ばれる存在によって創造されたと考えられているワームホールを通過することで、人類の移住可能性が見込める12の惑星に1名ずつ探索者が送り込まれており、すでに3名の先駆者ミラー、マン、エドマンズが、入植が期待できる惑星から信号を送り返している。教授は、第二の地球となり得る星を探す惑星間航行(インターステラー)にパイロットとして参加するようクーパーを説得する。帰還できたとしてもそれがいつになるのか不明なミッションに、マーフは激しく反対する。クーパーはマーフと和解できないまま、出発の日を迎えてしまう。クーパーはマーフに「必ず戻ってくる」とだけ言い残し、アメリア(ブランド教授の娘)(アン・ハサウェイ)、ロミリー(デヴィッド・ジャーシー)、ドイル(ウェス・ベントリー)の3名の博士と共に、人工知能ロボットTARS(ターズ)を乗せた最後の探査船レインジャーに搭乗し地球を後にする。

巨匠クリストファー・ノーラン監督が放つSF超大作。

全編にわたって「2001年宇宙の旅」へのオマージュが満載な一方、人間ドラマにも重点を置きエンターテインメント作品としても申し分なし。
理論物理学の難解な理論が多数出てきますが、ことさら難解・衒学的にしようとしている印象はなく、理論物理学者キップ・ソーンによる科学コンサルティングのもと、学術的に正確な考証に立脚して作品づくりがなされています。

クーパー役をマシュー・マコノヒー。アメリア・ブランド博士役をアン・ハサウェイ、マーフをジェシカ・チャステイン、トムをケイシー・アフレックが務め、ノーラン作品常連のマイケル・ケインがブランド教授を演じるという、錚々たるキャスト。
現代の物理学の延長線上にあることを自然に感じさせる近未来SF作品でありながら、圧巻の映像美・哲学的思索は芸術的。
人類の移住先を探すという、未知の世界を旅するアドベンチャーとしても比類なし。
親子愛、人類救出を目指すヒューマンドラマでもあり、これだけ盛りだくさんの要素を取り入れながら、ストーリーをまとめ上げた監督の手腕に感嘆しきり。

ハンス・ジマーによるシンプル、繊細かつ壮大な音楽が宇宙への想像をかき立てます。

傑作揃いのノーラン作品の中でも、最高峰だと思いますね。

2024/03/31

2024/03/31

95点

テレビ/有料放送/WOWOW 
字幕


4回目の視聴にして、やっと全貌がわかった⁉️ どうして、こんなに荒唐無稽な話をリアリティのある映画に仕立てられるのか⁉️ 素晴らしいです❣️

ネタバレ

まあ幾つも、そんなわきゃあ無いだろうと言う部分は有るけど、時間の輪が繋がる所が凄い⁉️
重力の謎は、計算式は解けたけど、ブラックホールの中の観測データが無いと完成しないと言う設定が、やっと理解できた⁉️
ブラックホールを生身で抜けて行けるのは、未来の人類が重力を自由自在に操ってるから、宇宙船🚀🛸も人間も潰れずに時間のトンネルを自由に行き来出来ると言うわけですね。
そして、娘にブラックホールの秘密をモールス信号で伝えて、重力の方程式を完成させると言う裏技って、ある意味反則技で、「じゃあ一体誰が発明したんだ?」と言う疑問が湧きましたが、これは自然の観測データを伝えただけなので、成程ってなもんで納得させられました。
アンハサウェイは、ヒロインだけと微妙な役ですね。まあ、美しいから、何も問題ありません。

2024/03/30

2024/03/31

68点

選択しない 
字幕


「時間」へのこだわり

ネタバレ

アカデミー賞の「オッペンハイマー」を観る前の予習として、Amazonプライムで見始めた。

2時間半を3日に分けて見たが、展開が強引過ぎる感が否めない。

舞台は砂嵐による被害で、食料危機に苦しむ近未来の地球。このままでは、人類ば滅亡するとして、NASAが画策して、代替の惑星を探しに行くというのが、最大のテーマ。

(NASAは影の組織になっている点が暗示的。近年、金食い虫の宇宙探索は民間にとってかわられている)

あの宇宙戦艦ヤマトを思い起こさせるストーリーだ。
たしか、ガミラス星人は自らの星が放射能で汚染されたため、代わりに地球を征服しようとしたんではなかったかっけ‥‥。


そんな訳で、宇宙飛行士だった主人公、クーパーは農業を営んでいた。妻を亡くして、息子と娘、父親と生活する。

そんな彼がなぜか惑星探しのパイロットに選ばれる。

そして、息つく間もなく出発(笑)。苦労を重ねて、お目当ての星に着くが、そこに待ち受けていたのは、先遣隊の裏切りだった。

乗ってきた宇宙船が破壊されてしまうが、なぜか主人公はいきなり5次元空間にワープ。そこは、時間が物理的に存在するという世界。

最後はなぜか無事に生還(ただし、周りはみんな歳をとっている浦島太郎状態)。

自らの名前が付けられた土星のスペースコロニーで、年老いた娘と再会する。
(このコロニーも、機動戦士ガンダムを彷彿させる)

というわけで、日本のSFアニメの偉大さを再認識させてくれる映画でした笑。

一方で、なかなかない、父と娘の固い絆を描いた作品ともいえますね。

2024/01/15

2024/01/18

80点

レンタル/新潟県/TSUTAYA/蔦屋書店 竹尾インター店/ブルーレイ 
字幕


しっかり娯楽作品

◎ キューブリックの『2001年 宇宙の旅』は、人間がまだ猿のようだった時に始まり、未来に向かって一直線に進んでいく。そして、なんだかよく分からない次元にまで入り込み、回答を示さないままオープンエンドで終了してしまう。
◎ この名作に触発されたことは間違いないノーラン作品は、観る者に解釈を任せるのでなく、きちんと伏線を回収し、解決を示してみせる。しかも、キーになるのは人間同士の愛情だという分かりやすい解釈で、しっかり娯楽作品になっている。3度目の鑑賞だが、傑作である。

2023/08/31

2023/08/31

90点

選択しない 


イマジネーションの凄さ

圧倒的なイマジネーションにより5次元の世界を映像化していて、それだけでも感嘆。ノーラン監督はやはり凄い。描いている事は父娘の愛情、絆が軸なので壮大なスケールの世界観、宇宙観だがついていけるし、さらに知的好奇心を刺激してくれて満足。年寄り映画ファンとしては脇でジョン・リスゴーやエレン・バーンスティンが出ていて懐かしい。

2023/02/12

2023/02/12

98点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 
字幕-吹替


起こりうる事は起こる

ネタバレ

未知を認めるのが科学。
マーフィーの法則。
「失敗する余地があるなら、失敗する」
「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」

相対性理論。
「時間と空間は,立場によってかわる」「質量とエネルギーは同じものである」「重力で光が曲がる」「重力は空間の曲がりから生まれる」

学びに繋がる映画はとても素敵で、そして感動的だった。
凄くいいことを教えてもらえた。すごくいい映画。

「感情を持つ相手とのコミュニケーションにおいて完璧な正直さは外交的で安全とは限らない。」
ターズ好き。

マン博士がクーパーを置いて行こうとした時すごく人間の泥臭さを感じた。死の淵を経験した強者とでも言うのか、、

「穏やかな夜に身を任せてはいけない。例え老いても終わり行く日に燃え滾り怒るのだ。怒れ、怒れ、消えゆく光に怒れ。死の淵にある賢人は闇が正しいと知っている。彼らの言葉は稲妻を裂けなかった。だから穏やかな夜に身を任せてはいけない。怒れ、怒れ、消えゆく光に怒れ。」