短編ながら、笑いの連続。
短編なだけに、ハマった時の破壊力が凄まじかったです。
360度に、画面を斜めにしたりと、ナンセンスなセンスが面白かったです。
本作はバスター・キートンが26才の時の作品だそうです。
その非凡な才能を感じる作品でした。
今回はほとんど字幕がない中で、弁士がほとんど台詞を入れている。
コメディの活弁は初めてだったのですが、コメディなら台詞がなくても良いのではないかと思いました。
それは目で見てわかるストーリーを体で表現しているので、見ているだけで想像力が働くからです。
それに今回の台詞は反則でした(苦笑)。
登場人物や音楽までも「サザエさん」風にしているのだ。
ただこれは、無声映画は自由な発想で見て良いということだと思いました。
いくら私が想像力を働かせても、今回のような面白い脚色は出来ません。
別のコメディの無声映画を見た時にでも、私も面白い台詞を考えてみたいと思いました。