暗闇に響く銃声

くらやみにひびくじゅうせい|The People Against O"Hara|The People Against O"Hara

暗闇に響く銃声

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レビューの数

4

平均評点

70.4(7人)

観たひと

11

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー /
製作国 アメリカ
製作年 1951
公開年月日 未公開
上映時間 102分
製作会社
配給 ブロードウェイ
レイティング
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

『荒野の七人』のジョン・スタージェス監督によるフィルムノワール。刑事事件から遠ざかっていた弁護士・カーテイン。ある日、旧知の仲であるオハラの息子が告発されるが、彼らが弁護士費用を工面できずにいることを知り、法廷に立つことを決意する。【スタッフ&キャスト】監督:ジョン・スタージェス 撮影:ジョン・オルトン 出演:スペンサー・トレイシー/パット・オブライエン

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2023/03/11

2023/04/13

65点

レンタル 
字幕


名優S・トレイシー

ネタバレ

飲んだくれの弁護士を好演する名優S・トレイシーの滋味深い存在感には惹かれるし、アメリカンニューシネマを彷彿とさせる余情に富んだバッドエンドは自分好み。フィルムノワールならではの光と影の対照際立つ画面構成もムーディーだし、自らが信じていた力を発揮できない主人公の人間的な苦悩を描いた物語にも引き込まれる。ただそれだけに残念だったのは終盤のクライマックスシーンで、弁護士がおとりとなる強引なドラマ展開に興覚めしたゆえの5点減点。ついでながら、ハットを被ったコート姿で暗闇に佇むS・トレイシーはどことなくJ・ギャバンと似ていることを実感。

2021/05/01

2021/05/01

70点

購入 
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父と娘の愛情

2021年5月1日に鑑賞。DVDにて。1時間42分03秒。スタンダード・黒白。MGM映画。一部、ギリシア語。

脚本:ジョン・モンクスJr、原作:ELEAZAR LIPSKY。

出演:スペンサー・トレイシー(ジム・カーティン)、パット・オブライエン(リックス刑事)、ディアナ・リン(ジニー・カーティン)、ジョン・ホディアック(検事補ルイス・バラ)、エドアルド・シャネリ(ナックルズ・ラゼッタ)、ジェームズ・アーネス(ジョニー・オハラ)、YVETTE DUGUAY(カトリーヌ・ラゼッタ)、ウィリアム・キャンベル(フランク・コルヴァック)、ジェイ・C・フリッペン(船員スヴェン・ノートン)、ヘンリー・オニール(判事ケーティグ)、リチャード・アンダーソン(ジェフ・チャップマン)、アーサー・シールズ(父オハラ)、ルイーズ・ロマリー(母ペグ・オハラ)、キャサリン・ウォーレン(シェフィールド夫人)、アン・ドラン(警官ベティ・クラーク)ほか。

一旦は引退していた弁護士が刑事事件の裁判に挑むが・・・。

気力と体力が失われつつある弁護士が目撃者の検察側証人の船員を500ドルで買収するのはどうでしょうか?友人のトビー弁護士が亡くなったことによって、本来の自分を取り戻す展開にするためだが。

父と娘の愛情の描写は良い。

2021/04/16

2021/04/16

68点

選択しない 


名優が演じる人情弁護士。

ジョン・スタージェス監督による、冤罪・アリバイ・サスペンス。
🍺🧍‍♂️🔫・・・🚕・・・👨‍⚖️・・・🥛・・・💼・・・☎️🎄
刑事裁判から身を引いていた敏腕弁護士ジム(スペンサー・トレイシー)だったが、友人の息子が殺人容疑で逮捕され、復帰を決意する・・・。

(弁護士にも真実を話さない容疑者に苛立つが、これが、保身ではなく恋人のためと分かると妙に納得する。)
(全編法廷劇と思いきや、後半はサスペンス調となって、再び暗闇に響く銃声・・・で幕。)

2021/04/12

2021/04/12

75点

購入/DVD 
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スペンサー・トレイシーが渋い父親&弁護士のノワール映画

ジョン・スタージェス監督によるノワール映画。
スペンサー・トレイシーが、父親としても弁護士としても、味のある演技を見せてくれる。

ある夜、バーの向かいの家から銃声が聞こえ、人が殺される事件が発生。
闇夜の中、遠くから、その一部始終を目撃したバーの客が一人いた。
次の日、事件に使われた車が発見されて、その車の持ち主の男が事情聴取を受け、容疑者として逮捕される。その男は「車は盗まれたんだ!」と主張しているが、検察側は無視。
その男の家族は貧しくて弁護士を雇う費用が無く、旧知の仲の弁護士カーテイン(スペンサー・トレイシー)に頼むが「今は、刑事事件から退いた…」と一旦は断るものの、結局引き受けることになる。
そして、逮捕された若者は容疑者ではないという信念のもと、様々な角度から調査を進めるが決定的な証拠は得られない。
また、弁護士カーテインには年頃の娘がいて、娘はアルコール依存症だった父親の面倒を見るために結婚せずに同居していた。娘にはフィアンセがいる。
そして、物語が意外な展開を見せる中、弁護士は娘に電話をして声を聞いて更にフィアンセに「娘と結婚するなら早くしろ」と言うが、この場面は自分の運命を悟った男が見せる娘への愛情が感じられる感動的シーンに見えた。

裁判シーンが少し長めに感じられたものの、なかなか見応えのあるノワール映画だった。