「マイエルリンクからサラエヴォへ」について書きました。
飛沫武士さん、御指摘ありがとうございました。
「マイエルリンクからサラエヴォへ」で登録し直しました。
オフュルスの検索で出てこないのですね。
オフュルス監督が「明日はない」の翌年の1940年、同じエドウィージュ・フイエールを主演に起用した、実録?メロドラマ。
78点 未公開だと思う。
私はボケているので、本作をマイヤーリンク事件を描いたものだとばかり思っていた。
皇帝の御付きが「マイヤーリンク事件のようになっては困るので・・・」とか言ってるし、終盤、政情不安なサラエヴォへフランツ皇太子が行くに及び、「ははぁ、これは第一次世界大戦の火花となった、あの事件か。」と気が付いた次第。
当時のオーストリア・ハンガリー帝国の強大さを、劇映画で遅まきながら知った。
ヨーロッパ5大国の一角としてサラエボも統治領だった。
まぁ、その史実で終わるラスト自体は、どうこう言うつもりはない。
しかし、ある脚色がなされていて、しみじみ感動できる作りになっている。
そして本作を見て、いたく感じ入ったのは侯爵夫人を演じたエドウィージュ・フイエールの典雅な魅力である。
「明日はない」では、キャバレー勤めのシングルマザーを演じ、救いのないドラマだったので、彼女の魅力に、いまいち気が付かなかった。
双葉十三郎先生は「処女オリヴィア」1950 に80点を付け、エドウィージュ・フイエールに恍惚となったと記している。
本作も若くはないが(32才頃)、さらに10年後、42才頃の映画にしてである。
代表作は「しのび泣き」「双頭の鷲」「青い麦」あたりだそうだ。
「処女オリヴィア」は、コスミック出版10枚組廉価版BOX「ボヴァリィ夫人」に収録されている。
「マイエルリンクからサラエヴォへ」は、オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子と、従属国チェコの侯爵夫人との道ならぬ?ロマンスを描いたもの。
心中にはならず、気概をもってロマンスを貫く男と女を描いて、見応えがある。
貴賤結婚(きせんけっこん)という言葉が出てくる。
貴く賤しい・・・とうとく、いやしい、とは?
結婚してペナルティを課せられること。
詳しくは、ウイキペディアを。
私は初耳だった。