ブレードランナー

ぶれーどらんなー|Blade Runner|Blade Runner

ブレードランナー

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レビューの数

98

平均評点

79.5(929人)

観たひと

1553

観たいひと

137

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF
製作国 アメリカ
製作年 1982
公開年月日 1982/7/10
上映時間 116分
製作会社 マイケル・ディーリー/リドリー・スコット・プロ作品
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSR

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

近未来のLAを舞台にして、人造人間と人間との戦いをフィルム・ノワール調で描くSF映画。ジェリー・ペレンチノ、バッド・ヨーキン提供。アメリカでは、ラッド・カンパニーがサー・ラン・ラン・ショウの協力を得て、WBを通じて配給。マイケル・ディーリーが製作し、「エイリアン」のリドリー・スコットが監督、フィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(早川書房)に基づき、ハンプトン・ファンチャーとデイヴィッド・ピープルズが脚色した。製作指揮はブライアン・ケリーとハンプトン・ファンチャー、撮影はジョーダン・クローネンウェス、音楽はヴァンゲリス、特殊視覚効果監修はダグラス・トランブル、リチャード・ユーリシッチ、デイヴィッド・ドライヤーが担当。出演はハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモスなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年。この頃、地球人は宇宙へ進出し、残された人々は高層ビルの林立する都市に住んでいた。休みなく雨が降っているロサンゼルスでは東洋系を始めとして、さまざまな人々がうごめいていた。その1人デッカード(ハリソン・フォード)は、ガフ(エドワード・ジェームズ・オルモス)と名乗る男に本署へ連れてこられる。そこで彼は元上司のブライアントに、レプリカント4名が地球に侵入したので、彼らを見つけ出せと命じられる。レプリカントとは、遺伝子工学の新技術によって生産された人造人間で、宇宙探索や植民地惑星での危険な労働に従事し、あらかじめ死期もセットされている。ブレードランナーはレプカリントの犯罪や叛逆にそなえ、彼らを識別し抹殺する刑事のことで、デッカードはなかでも一流だった。彼はレプカリント製造の最大手タイレル社に行き、そこでタイレル博士(ジョン・ターケル)と謎の美女レイチェル(ショーン・ヤング)に出合う。彼はレイチェルをテストし、彼女がレプカリントであることを知るが、彼女自身はそれを知らなかった。デッカードはスネーク・ダンスを踊っていたレプリカントの1人ゾーラを射殺。レプリカントのレオンに襲われるが、危ういところをレイチェルに救われた。その後、2人はアパートで結ばれる。レプリカントのリーダーであるバッティ(ルトガー・ハウアー)は、自分の死期を知ろうとしてタイレル社長と対面し、タイレルを惨殺。デッカードは、レプリカントのプリス(ダリル・ハンナ)を倒した。そして、デッカードとバッティが対決。デッカードを追いつめながら、死期を悟ったバッティは彼を見逃すのだった。デッカードはレイチェルを連れて、都市から脱出する。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年12月下旬号

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1992年11月下旬号

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1982年8月下旬号

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1982年7月下旬号

グラビア:ブレードランナー

1982年6月下旬号

スペシャルセレクション:ブレードランナー

2020/08/17

94点

購入 
字幕


短い命

ネタバレ

オリジナル劇場公開版を観賞。舞台は2019年のロサンゼルスで、今ではもう過去になってしまったが、設定ではレプリカントという人間そっくりのアンドロイドが存在する近未来になっている。
飛行する車や夜空を彩るネオンなど一見ハイテクな世界に思われるが、地上では様々な人種が入り乱れる無法地帯と化していて、建物もほとんどが廃墟のような有り様だ。
至るところに購買意欲をそそるための広告が溢れており、常に雨が降り続ける不健康な街。実際の2019年は車も空を飛ばないし、アンドロイドもまだ人間並の知能は持っていないが、それでもこの映画の世界観よりは随分マシだと思った。しかし未来への警鐘は常に鳴り続けている。
そしてAIの反乱という現実にも起こり得るかもしれない問題がこの映画では描かれている。
タイレル社が作り出した宇宙基地で働くレプリカントは反乱を起こし、そのうちの四人がロサンゼルスの街へ逃れてきた。
元刑事で元ブレードランナーと呼ばれるレプリカント専門の殺し屋のデッカードは、逃げ出したレプリカントの始末を依頼される。
タイレル本社を訪れたデッカードは、レプリカントの生みの親であるタイレルと面会し、レイチェルという秘書を紹介される。
彼女も実はレプリカントだが、彼女自身はそれを知らない。
自分はひょっとしたらレプリカントかもしれないと疑いを抱くレイチェルは、デッカードの部屋を訪れるが、そこで自分しか知るはずのない彼女の記憶をデッカードが知っていることに驚く。
彼女に植え付けられたのは偽の記憶だった。実際にもし自分の記憶が植え付けられたものだと言われたら、そうではないことを証明するのはとても難しいことだと思う。
人間と同じように感情を持つレイチェルは、ただその事実に涙を流すしかない。
そして逃げ出したレプリカントたちも、自分たちの存在意義を知るために生みの親であるタイレルの元を目指す。
彼らには四年の寿命しか設定されていない。あまりにも短すぎる寿命だ。何とか延命の方法を探しだそうと、彼らは自分たちを作った研究者を一人ずつ当たっていき、タイレルの元へと近づこうとする。
人間の作り出したアンドロイドだが、レプリカントたちの個性はとても豊かで魅力的だ。
リーダー格であるロイと、娼婦の役割を与えられていたプリスの存在が際立っている。
身体能力ではレプリカントに敵わないデッカードは、彼らにボコボコにされるが最終的には銃を使って始末する。
女を背後から撃つのは気が引けると彼が語るように、彼の闘い方はフェアではない。
目の回りをまっ黒にメイクしたプリスが圧倒的な身体能力でデッカードを苦しめるシーン。一瞬の隙をついてデッカードはプリスの腹を撃ち抜くが、撃たれたプリスがじたばたと痙攣する姿はかなり衝撃的だ。
生みの親であるタイレルを殺してデッカードの元へ現れたロイの不敵な笑みが不気味だ。彼にはもう延命の手段は与えられない。
あくまでフェアな闘いを挑もうと、デッカードを恍惚な表情で追い詰めるロイ。廃墟での格闘シーンは相当にクレイジーだが、どこか哲学的な趣がある。
デッカードを恐怖のどん底に陥れるロイ。しかし彼らがずっと感じてきた恐怖はこんなものではないとロイは語る。
デッカードを殺そうと思えばいくらでも出来たはずのロイは、自分たちは普通の人が見られないような景色を見てきたことをデッカードに伝え、最終的に寿命を受け入れ死んでいく。
何故彼がデッカードを殺さなかったのかは謎のままだが、デッカードは命の尊さを知ったからではないかと考える。
逃げ出したレプリカントを全て始末したデッカードだが、実はレイチェルの始末の命令も受けていた。
しかしレイチェルに人間の女性に対するのと同じ恋心を抱いたデッカードは、彼女と共に逃げることを決意する。
感情をまだうまく表現できないレイチェルを誘導して、あなたが欲しいと言わせるデッカードの姿が印象的だ。
最後にはレイチェルははっきりとデッカードに愛していると伝える。
彼らがアパートから逃げ出すときに、床に落ちていたユニコーンの折り紙を拾うシーンも意味ありげだった。
ディレクターズカット版では削除されていたデッカードの独白は確かにいらないなと感じた。
あまり感情の起伏のないデッカードの方がよりアンドロイドに近いのではないかと思われたが、それが逆に人間らしいのかなとも思った。
哲学的で難解な作品だが、印象に残るシーンが多く、何度でも観たくなるような傑作だと思った。

2020/06/09

2020/06/09

75点

レンタル/東京都/TSUTAYA/TSUTAYA 恵比寿ガーデンプレイス店 


人類は何を失ったのか?

ネタバレ

昔、本作をTV放映で観たとき、「絶望感」漂う作品だと思った。しかし今回観直してみると、「絶望感」ではなく「喪失感」だったのだ。

自分は人間だと思っていたレプリカントが自分の「記憶」を"失う"。命を"失う"。愛を"失う"。

しかし本作で一番大きな喪失は、人類そのものだ。昔読んだ手塚治虫の『火の鳥 未来篇』では、文明の発展によって、手足を動かすことがなくなった人類は、手足が退化したロボットのような姿に"進化"していた。また萩尾望都の『スター・レッド』では、超能力の発展によって人類は動くことがなくなり石ころのような姿に"進化"するようになると言われ、しかしそれは"進化"ではなく"退化"なのだと・・・。この2作を読んだとき、私は大きな衝撃ととてつもない恐怖を覚えた。そして本作はまさにこの人間の"退化"への道を描いているのだ。

人間は何故自分達にそっくりのレプリカントを想像したのか?その上、贋の記憶を覚えさせ、レプリカントを自分が人間だと思い込ませる必要があったのか?レプリカントを創造したところから人類の退化は始まったのだ。その人類が作り出したレプリカントは、自分が何者であるかを知ったとき、まさにアイデンティティを失う。このロスト・アイデンティティが本作の本当のテーマだ。文明を発展させた人類はその文明のために肉体も魂も失う。本作に漂う喪失感の恐ろしさ。スコット監督が鳴らす警鐘だ。

2020/04/15

2020/04/16

65点

テレビ/有料放送/ムービープラス 


途中から以前に一度観たことをうっすらと思い出した。
でも最後まで観たのかは記憶がない。
という程度のはまらない映画だった。
大筋の意味がよくわからない。未来と言っても2019年が舞台だからなんか設定が中途半端。
ロボット4人を始末するという設定が不明でしかも周りの人々はほとんど意味をなさない通行人。ラストに至っては無人の街。
4年たてば死んじゃうんだからほっとけばいいじゃん。
ハリソンフォードは若いけど、ほぼロボットに負けてるし。
ちょっと他の人のレビュー読んでどのあたりが良いのか調べてみようって感じでした!

1984年

2019/09/13

85点

その他/映画館 
字幕


ルドガーハウアー

東洋的な街の雑踏の中の景色はアメリカ人が想像する日本みたいで正直しっくりきませんでした

ラストの空撮は「シャイニング」の未使用フィルムだと後から知りビックリしました

ルドガーハウアーかカッコよくて痺れました
喜んで「ヒッチャー」を観たのもいい思い出です

例によって映画館の帰り道
夜の街を物語の余韻にしたりながら
帰ったのをよく覚えています

2019/07/28

2019/08/01

80点

購入/ブルーレイ 
字幕

反乱を起こした人造人間捕獲が専門の捜査官が地球に侵入した人造人間を追跡する。
常に雨が降りしきる暗いロサンゼルス、強烈な格差を感じさせる超高層ビルと猥雑な飲み屋街、謎めいた美女、未来を扱った話なのに生の生き物の感覚が漂う画面…。
今ではSF映画を代表する作品に数えられているこの作品は公開時、あまり人気がなかったように記憶している。公開は夏休み時期だったが、渋谷の映画館はがらがらだった。当時は学生だった僕自身、ノリノリで見に行ったというわけではなく、その年の夏休みの目玉みたいな宣伝だったので見ておくかという程度のものだった。「スター・ウォーズ」以来のSFブームで空中を飛ぶ乗り物などには少々飽きていたのだ。
で、見終わって「これはすごい作品だ!」というほど感激すれば先見の明があったということになるのだが、そういうことはなく、暗い調子の画面と雰囲気、謎めいた美女、自らの死期を悟りつつ静かに絶命するレプリカントが印象に残った。そして美女を演じたショーン・ヤング、レプリカントを演じたルトガー・ハウアー、俳優2人の名前を覚えた程度だった。
しかし、優れた作品というのは見た本人も気付かないうちに心の奥底に残るらしい。その年か翌年か、読んだのが夏休み中だったことは覚えているアシモフの有名なSF小説『鋼鉄都市』を読み進めるうちに、描かれている未来世界のイメージを「ブレードランナー」の世界のイメージに重ねていた。この小説は未来の世界のある都市で刑事と人間そっくりのロボットが捜査をするというものだが、頭の中でブレードランナーとレプリカントが動き回っていた。僕が「ブレードランナー」のすごさに気付いたのはその小説を読み終えたときだった。
先日のルトガー・ハウアーが亡くなったというニュースで「ブレードランナー」を思い出した。あの降りしきる雨の中で座ったまま息絶えるレプリカントの映像がよみがえった。そして再び見たいという気持ちが抑えられなくなる。
「ブレードランナー」はいくつもバージョンがある(Wikipediaによれば7つ!)が、今回は日本初公開時のバージョンで。初めて見たときに、作品のすごさを理解できなかった自分への自戒も込めて。

2019/07/27

2019/07/27

85点

購入/ブルーレイ 
吹替


先日亡くなったルドガー・ハウアーに合掌。この映画の舞台も2019年・・・奇遇か?
「スターウォーズ」に歓喜して、「エイリアン」で腰を抜かし、「ブレードランナー」に驚愕。いずれの映画もまるでその映画の世界が実在するかのような見事な世界観。その舞台が実在してその場所でロケーション撮影したような存在感。見事な描写には今でも感動する。11月はインターナショナル版を字幕で見よう・・・。