ブレックファスト・クラブ

ぶれっくふぁすとくらぶ|The Breakfast Club|----

ブレックファスト・クラブ

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レビューの数

43

平均評点

71.8(286人)

観たひと

491

観たいひと

44

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1985
公開年月日 1986/5/17
上映時間 97分
製作会社 A&M・フィルム作品
配給 ユニヴァーサル=UIP
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

学校側から休日登校の罰を言い渡された男女5人の高校生が、友情の絆に結ばれていく姿を描く。製作は「すてきな片想い」の監督を手掛けたジョン・ヒューズとネッド・タネン、監督・脚本もヒューズが担当。撮影はトーマス・デル・ルース、音楽はキース・フォースーが担当。出演はエミリオ・エステヴェス、ジャド・ネルソンなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1984年3月24日、土曜日の早朝、イリノイ州シャーマー・ハイスクールの5人の生徒が、休日にもかかわらず登校してきた。彼らを学校に寄びつけたヴァーノン先生(ポール・グリーソン)は、図書室に5人を集め、<自分とは何か?>という題日で作文を書くよう命じた。午後4時までの約9時間の自習タイムが始まった。それまでの間、トイレに行く以外席を立ってはいけないとヴァーノン先生は言い残し、隣りの職員室へ引き上げた。彼らにはそれぞれ、休日に登校しなければならない理由が解っていた。まず、学校中の嫌われ者ジョン(ジヤド・ネルソン)が、図書室のドアの止め金に細工をし、ドアが開けっぱなしにならないようにした。休日登校させられた訳を4人にしつこく問い正すジョンに、美人のクレア(モリー・リングウォルド)と、スポーツマンのアンドリュー(エミリオ・エステヴェス)は特に腹を立てた。やがて昼食の時間になり、思い思いに持参のランチを取り出し食べ始める。そんな時、ジョンはヴァーノン先生の目を盗み、マリファナの隠してある自分のロッカーに皆を誘った。彼の誘いに乗った4人ではあったが、図書室に帰る途中、部屋を出ていたヴァーノン先生の姿を見つける。先生の目を盗んで帰ろうとする5人だったが、どうしても図書室にたどりつけない。ジョンは自らオトリになり、奇声を発して先生の気を引いているうちに、4人を図書室へ帰した。1人別室にジョンは移されるが、排気口を通って図書室に戻ってきた。やがて5人はマリファナ・パーティを始める。心地良くトリップした5人は、次々に今日登校させられた理由を語り出した。レスリング部のアンドリューは仲間の選手に悪戯をしたため。ブライアン(アンソニー・マイケル・ホール)は工芸科目を落としてしまったから。アリソン(アリ・シーディ)は休日にもすることがないという理由で登校に加わり、クレアの場合はヤル気を起こさせようとの先生の考えからだった。そしてジョンは人一倍の反抗心故に。これまで顔は知っていても何一つ共通するものを持たなかった5人。だが、それぞれの悩みや疑問を語り合ううちに、いつのまにか心の秘密までをも隠すことなく吐露し、次第に強い絆で結ばれていく。作文は結局、ブライアンが5人を代表して書き上げ、彼らは校舎を出た。若さの傷みや優しさを、数時間一緒にいることで互いに知り合った5人は朝とはうって変わった晴れ晴れとした表情で、それぞれに別れの言葉を交わし家路についた。彼等の顔には以前のように暗く思い悩む影などはなかった。明日から又、学校で一緒に会えるという喜びで光り輝く5人の顔が眩しかった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1986年7月上旬号

外国映画批評:ブレックファスト・クラブ

外国映画紹介:ブレックファスト・クラブ

1986年5月下旬号

グラビア:ブレックファーストクラブ

1986年5月上旬号

試写室:ブレックファーストクラブ

2025/02/18

2025/03/12

77点

映画館 


ハイスクールの補習に集まった落ちこぼれ5人。性格も育ちもスクールカーストもバラバラ。互いに警戒し、見下げていたが、閉じられた空間で悪ガキたち同士の濃密な時間を過ごすことで関係が変わっていく。

やがて教師や大人への反発をきっかけに本音と自らの弱さを語りだすあたりにぐっとくる。
それにしても80年代アメリカの音楽とファッション。ダサくていい!

2025/03/04

75点

選択しない 


真面目な青春ドラマ

秀才、スポーツマン、不良、美少女、不思議ちゃんというなんの接点もない五人の高校生が懲罰として土曜日に学校に集められ先生から「自分とは何か」を考え作文を書く課題を出されるドラマ。初めは互いを煙たがって口論になるが不良の持つマリファナを皆で吸ってから互いに打ち解けていき、やがてお互いの境遇や生活、生き方などに触れ共感して行く。
 他者を理解する事が自分を理解する事に繋がり、どのタイプが上とか下とか関係なく互いのタイプの違いを尊重する事を学んでいく。ラスト、ブレックファストクラブ署名で秀才が書いた一文は、そういう意味を含めた「自分は自分」という自律宣言だと思う。そういう真面目な青春ドラマだが、堅苦しくならず80年代的なポップさがあり、好感の持てる作品。

2025/02/14

2025/02/14

78点

映画館/東京都/新文芸坐 
字幕


学生時代に観た時のほうが心に刺さる

学生時代に今の時代には消えてしまったレンタルビデオで観て以来の鑑賞。

罰として休みに朝早くから登校するよう命じられた互いに名前も知らない学生五人が徐々に心を通わせ、最後にはハッピーエンディングを迎える、ということだけしか覚えてはいなかったが、好印象だった記憶を頼りに映画館に足を運んでみた。

久しぶりに観たけど、出演者は変わり者で友達もいない女の子以外、全く覚えてなかったなぁ。
笑えるポイントは多いし、親への反発や周りの友人への見栄などは今でも共感できるが、学生時代に観た当時の方が心に刺さっていたんだろうな、と感じなくもない。
セックスの話題やマリファナでハイになるあたりもあの頃の方が感性を刺激されていたと思う。

ラストはあっさりとしたエンディングだったのね〜!とやや物足りなさを残しつつも久々に観られてよかった作品でした。

2025/01/28

2025/02/02

70点

レンタル/埼玉県/ゲオ 
吹替


本国公開40周年だそう。

よって、池袋新文芸座で2025/2/24から1週間特別上映されるとのこと。そもそも、「ブレックファスト・クラブ」という作品自体の存在を知らなかった。作品を愛する映画館がダイレクトに権利購入し、独占上映を行うという。俄然見たくなった。しかし、池袋まで遠いよ。
そこで、ゲオでレンタルすることとした。
前半ぐだぐだした展開が続き、登場人物のキャラクターに好感できなかったが、後半本音をさらけ出し、ディスカッションを行うくだりになると、みるみるうちに緊張感がみなぎり、映画自体が躍動してくる。
人は人によって磨かれる。
人は自分を表現することによって、成長していく。
人は、相手を理解することによって、やさしさを獲得する。
というような、青春の基本のキを学ばせてくれた。

2023/10/13

2023/10/13

70点

VOD/U-NEXT/レンタル/PC 
吹替


何度

も観た。その年代によって字幕のニュアンスが変わる。吹き替えで観ると台詞がより良く伝わる。

2021/09/19

2021/09/19

72点

VOD 


意味が深そうな映画。観終わって考えてみると登場人物の個性と家族関係が理解出来るし、それぞれに表現されている。タイプの違う人が話し合いでだんだん理解し合っていくところがいい。教育番組っぽくもある。不良役が最初はむかつく。