避暑地の出来事

ひしょちのできごと|A Summer Place|----

避暑地の出来事

amazon
レビューの数

6

平均評点

61.3(20人)

観たひと

29

観たいひと

8

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1959
公開年月日 1960/4/28
上映時間 0分
製作会社 ワーナー・ブラザース映画
配給 ワーナー・ブラザース
レイティング
カラー カラー/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカの新進作家スローン・ウィルソンの同名小説を映画化した青春映画。脚色・製作・監督を「縛り首の木」のデルマー・デイヴスが担当した。撮影は「メイム叔母さん」のハリイ・ストラドリング、音楽は「連邦警察」のマックス・スタイナー。出演は「悲しみは空の彼方に」のサンドラ・ディー、「フォート・ブロックの決斗」のリチャード・イーガン、「太陽の谷」のドロシー・マクガイヤのほか、新進トロイ・ドナヒュー、アーサー・ケネディ、コンスタンス・フォード、ビュラ・ボンディら。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

バート・ハンター(アーサー・ケネディ)はパイン・アイランドで妻のシルビア(ドロシー・マクガイア)や息子のジョニー(トロイ・ドナヒュー)と宿屋を経営していた。訪れたのは昔この地でバートの父に雇われ、今は億万長者となったケン・ジョーゲンソン(リチャード・イーガン)である。妻のヘレンと美しい娘モリー(サンドラ・ディー)が一緒だった。ジョニーとモリーは一目で恋におちた。夜番のトッドからこれを聞いたヘレンは娘を激しく叱った。雨の日の午後、ケンとシルビアは変わらぬ愛を打ち明けた。20年前、2人は恋に落ちたが、シルビアの母が2人をさいたのである。2人は互いに離婚を望んだが、子供を失うことは恐しかった。2人の間を知ったヘレンはトッドに金を与えて証拠を握らせた。ボートが転覆し、ジョニーとモリーは一晩帰らなかった。ヘレンは医者に娘の体を調べさせた上、調べに来た警官に夫とシルビアの情事を暴露した。バートも前からこの秘密には気づいていた。各新聞はパイン・アイランドのこのスキャンダルを書き立てた。モリーとジョニーは遠く離れた学校へ入れられた。しかし2人がクリスマスの夜バッファローの町の教会で会ったことはすぐヘレンの知るところとなり、口論の末、母娘の縁は切れた。ケンは娘を訪ね、新しく彼の妻となったシルビアと共に休暇を過ごすように頼んだ。モリーとジョニーを加えてロングアイランドのジョーゲンソン家は新しい生活を始めた。モリーとジョニーの愛は一層深まった。数カ月後、モリーの妊娠が分かった。しかし結婚を決意したジョニーにバートは許可を与えなかった。彼の体は酒でもう駄目だった。2人はケンとシルビアの元に急いだ。2人の結婚は理解と愛情をもって認められた。2人はパイン・アイランドに新しい家庭を営むことになった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1960年5月上旬号

外国映画紹介:避暑地の出来事

1960年4月上旬春の特別号

新作グラビア:避暑地の出来事

2023/12/25

63点

選択しない 


名曲「夏の日の恋」とサンドラ・ディ

リチャード・イーガンとドロシー・マクガイアというあまり魅力のない二人の不倫愛と若いトロイ・ドナフューとサンドラ・ディの純愛を描いたメロドラマ。ドラマよりも避暑地の海の風景とマックス・スタイナーの名曲「夏の日の恋」、それにサンドラ・ディの可愛さが魅力の映画。

2022/11/10

2022/11/16

70点

選択しない 


夏の日の恋

ネタバレ

 マックス・スタイナーによるテーマ曲「夏の日の恋」は子供の頃に特に親しんだ曲で、パーシー・フェイス・オーケストラの演奏とともに自分にとってのエヴァーグリーン的な名曲。これが使われた本作をいつか観たいと思いつつ今に至る。TV放映もされたらしいけど多分見逃している。
 邦題からして甘いラブストーリーなのだろうと思っていたら意外とエグい内容でちょっと驚く。親同士の不倫にそれぞれの娘と息子の純愛を併置するという当時としてはかなり刺激的な状況設定である。
 初回テレビ放映時に「若き性典」と副題が付けられた(wiki)というのも分かる気がする。今なら一目ぼれした若いカップルはすぐに体を求め合うのだろうけれど、この頃(50年代)は実に奥ゆかしい。また親の世代のしつけも実に厳しい。なかでもマリー(サンドラ・ディー)の母親ヘレン役、コンスタンス・フォードの冷酷なほどの厳格さが際立っていた。彼女が憎まれ役として屹立しているおかげで夫ケン(イーガン)も娘マリーもともに離れていくのも無理からぬものと受け止められる。逆に言えば彼女にはそういう役割りが持たされているわけだ。
 恋人ジョニー(ドナヒュー)と一夜を過ごしたマリーを疑い、医師まで呼んで診察させようとするヘレン。ストレートに言葉にしていないけど、処女が守られているかどうかを確認しようとしたのだろう。この時代なら子供の人格を無視するようなこんな暴挙もあったのかもしれない。エグいと感じたのはこの母親の存在のせいだ。
 ふたりは純愛を貫き通していたけど、高まる想いはやがて二人を結びつける。ヘレンが恐れたようにマリーは妊娠してしまう。行き詰まった二人は駆け落ちしようとするが・・・。
 最後はジョニーの母シルビア(マクガイア)とケン、マリーとジョニーはめでたく結ばれるのだけど、それぞれの相方であるバート(ケネディ)とヘレンが孤独なままというほろ苦さも残る。もっとも残された二人には同情の余地はあまりないのだが。
 でも自分にとってはそんな不倫劇や純愛劇よりもサンドラ・ディーとあのテーマ曲が魅力のすべてだった。サンドラ・ディーは美人とは言えないかもしれないけど、笑顔がとてもキュートな女優さんでした。

2021/03/12

2021/03/12

73点

その他/ツタヤディスカス、DVDレンタル 
字幕


トロイ・ドナヒューとサンドラ・ディーの映画なのだが。

ネタバレです。
前半は、リチャード・イーガン(サンドラ・ディーの父)とドロシー・マクガイア(トロイ・ドナヒューの母)の《話》がメイン。
マクガイアは40才を越えており、ちょっとね・・・。
後半は、どうにか若いお二人さんに話の基軸が移る。
エリア・カザンの名作「草原の輝き」をちょっぴり感じさせる部分もあり、真面目。
双葉先生が「馬鹿馬鹿しい」と切って捨てる55点作品だが、仲の悪い両親を持った私には、結婚の皮肉な一面の真実を感じさせ、不快ながらも見るものがあった。
なおざりでなかった。

サンドラ・ディーはベビーフェイス。
トロイ・ドナヒューと共に高校3年から大学1年を演じる。
ふたりとも「恋愛専科」のカップルより、ガキっぽい雰囲気。
ロケ効果は、「恋愛専科」と同じく、かなりいい感じでした。

この映画を見る最大の眼目は、パーシーフェイス・オーケストラで大ヒットしたテーマ曲「夏の日の恋」が、「どのように使われていたか?」だったのだが、目立たないというか聴き応えの無い使い方で残念。
先日見た「恋愛専科」のアルディラには陶酔出来たので、こちらは肩透かしでした。
   *「夏の日の恋」
     1960年、全米ヒットチャート9週連続1位。
     インストゥルメンタルでは、1968年にポールモーリア「恋はみずいろ」の5週連続1位のヒットが有名。
     こちらはリアルタイムでシングル盤・LPを買った。
   *マックス・スタイナー
      「キング・コング1933」「風と共に去りぬ」「カサブランカ」、ジェームズ・キャグニーの「白熱」など。

ツタヤディスカスでレンタル開始。

2009年

2016/07/25

70点

レンタル 


不倫→離婚→再婚!

「決断の3時10分」のデルマー・デイヴィス監督の恋愛映画。若いモリー(サンドラ・ディー)とジョニー(トロイ・ドナヒュー)の恋物語かと思っていたら(もちろんそれも描かれますが)それ以上に印象的なのが、昔心を寄せあったモリーの父親(リチャード・イーガン)とジョニーの母親(ドロシー・マクガイア)の不倫→離婚→再婚!あぶれたジョニーの父親(アーサー・ケネディ)とモリーの母親は、西部劇の悪役のようなアクの強いキャラ。物語も骨太で、ダメ親父(アーサー・ケネディ)はダメ親父なりの教訓を語ります。風景描写が素晴らしく、マックス・スタイナーの美しい主題歌“夏の日の恋”は聞けば誰もが知っている永遠の映画音楽です。

1999/02/08

2013/05/28

56点

テレビ/有料放送/ムービープラス 


避暑地

邦題避暑地の出来事って、そのままだけどいい題名だと思います。
最初はどろどろしているようで、最後は感動できました。

2004/05/23

2012/08/25

60点

テレビ 


この邦題とマックス・スタイナーのテーマ曲“夏の日の恋~Theme From A Summer Place ”が素敵!ストーリ-は何回観ても記憶に残らない。