トロイ・ドナヒューとサンドラ・ディーの映画なのだが。
ネタバレです。
前半は、リチャード・イーガン(サンドラ・ディーの父)とドロシー・マクガイア(トロイ・ドナヒューの母)の《話》がメイン。
マクガイアは40才を越えており、ちょっとね・・・。
後半は、どうにか若いお二人さんに話の基軸が移る。
エリア・カザンの名作「草原の輝き」をちょっぴり感じさせる部分もあり、真面目。
双葉先生が「馬鹿馬鹿しい」と切って捨てる55点作品だが、仲の悪い両親を持った私には、結婚の皮肉な一面の真実を感じさせ、不快ながらも見るものがあった。
なおざりでなかった。
サンドラ・ディーはベビーフェイス。
トロイ・ドナヒューと共に高校3年から大学1年を演じる。
ふたりとも「恋愛専科」のカップルより、ガキっぽい雰囲気。
ロケ効果は、「恋愛専科」と同じく、かなりいい感じでした。
この映画を見る最大の眼目は、パーシーフェイス・オーケストラで大ヒットしたテーマ曲「夏の日の恋」が、「どのように使われていたか?」だったのだが、目立たないというか聴き応えの無い使い方で残念。
先日見た「恋愛専科」のアルディラには陶酔出来たので、こちらは肩透かしでした。
*「夏の日の恋」
1960年、全米ヒットチャート9週連続1位。
インストゥルメンタルでは、1968年にポールモーリア「恋はみずいろ」の5週連続1位のヒットが有名。
こちらはリアルタイムでシングル盤・LPを買った。
*マックス・スタイナー
「キング・コング1933」「風と共に去りぬ」「カサブランカ」、ジェームズ・キャグニーの「白熱」など。
ツタヤディスカスでレンタル開始。