ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版

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ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版

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レビューの数

39

平均評点

85.3(408人)

観たひと

743

観たいひと

43

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アニメーション / アクション / コメディ / 冒険
製作国 日本
製作年 2014
公開年月日 2014/5/9
上映時間 100分
製作会社 東京ムービー新社
配給 東宝映像事業部(リマスター版製作 トムス・エンタテインメント)
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット HD
メディアタイプ ビデオ 他
音声 5.1ch

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督宮崎駿 
脚本宮崎駿 
山崎晴哉 
原作モンキー・パンチ 
製作藤岡豊 
作画監督大塚康生 
撮影高橋宏固 
美術小林七郎 
音楽大野雄二 
録音加藤敏 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演(声)山田康雄 ルパン三世
増山江威子 峰不二子
小林清志 次元大介
井上真樹夫 石川五右エ門
納谷悟朗 銭形警部
島本須美 クラリス
石田太郎 カリオストロ伯爵
永井一郎 ジョドー

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1979年公開の「ルパン三世」劇場用映画の第2作、宮崎駿監督の劇場初監督作の「ルパン三世 カリオストロの城」を最新技術で映像、音声を修復したデジタルリマスター版を劇場公開。「4D版」2019年11月8日(金)劇場公開。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

人口三千五百人、世界一小さなカリオストロ公国の田舎道をボロ車でドライブしていたルパンと次元はクラリスという美女を助けた。彼女はカリオストロ公国・大公家に残された最後の娘で、カリオストロ伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていた。ルパンに助けられたクラリスは再び捕えられてしまう。ルパンは、召使いとして城内に忍び込んでいた不二子の手引きで、彼女の閉じこめられている塔に潜入、彼女を連れて逃げ出そうとすると、床が開いて地下室へ落下。不二子が裏切ったのだ。排水口から脱走するが、辿りついたところは、地下の造幣工場。金を必要としている世界の権力者のためのニセ札の製造だ。これが四百年もの間、カリオストロ公国が大国から侵略も受けずに存続していた秘密だった。ルパンは火を放ち、城は火の海となった。しかし、一旦は奪還したクラリスがまたして、捕まってしまい、カリオストロと彼女の結婚式が行なわれようとしていた。伯爵の企みは成功するかに見えたが、大司教になりすましたルパンが登場、伯爵の謀略は失敗に終るのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023/05/08

2023/05/08

90点

VOD/Hulu/購入/テレビ 


めちゃくちゃ面白い!

何度も観た作品ですが、何度も言わせてもらいます。
めちゃくちゃ面白いです。
映画の面白さがたくさん詰まっていて、この面白さはルパンでも盗めないでしょう。

2022/09/18

2022/09/18

96点

映画館/埼玉県/MOVIXさいたま 


ローマ帝国の滅亡

ネタバレ

この映画を劇場で初めて鑑賞して、特に音響効果においてこれほどまでディテールにこだわっていることを実感できた。城の塔で対峙するときの風の音が特に印象的。

しかしやはり、この映画には多くの古い映画から取り寄せたシーンが集い、そして宮崎駿監督がその後の「ナウシカ」や「ラピュタ」へとつながるアイデアをここで試験的に採用していることがよくわかった。城の階段を上と下でぶつかり合うシーンはまるで『隠し砦の三悪人』だし、時計塔の歯車は『モダンタイムス』だ。

宮崎駿監督の作品に潜む歴史感は、その時代の経済を反映させる。ときの政治と経済にまつわる理解がないと、こういう映画は作れない。ただ楽しませるだけでなく、背景に作りての意思があるから、見るたびに新しい発見ができるし、みればみるほど面白くなる。

この映画のラストで、海底に隠されたローマ帝国は、何を象徴するか。ローマが滅びた理由のひとつは経済だ。経済が弱くなると、政治が独裁化し軍部がそれに同調して力をつける。そのせいで、弱体化した経済を隠し、衰退の実情を見えにくくして、気がついたときには手に負えない状態になっている、というわけだ。宮崎駿監督が果たして何を意図してこの時代にこの映画を作ったかはわからないが、チャップリンの『モダンタイムス』をモチーフにした時計の歯車は、モーレツ社員で経済成長の果実を強引に掴み取ろうとする日本と世界の実情を反映しようとしたのではないか。『隠し砦の三悪人』から切り取った階段の衝突もまた、政治と民意の対立ととることができる。

ゴート札、というツールは、考え方によってはその後のバブルを予兆させるものであり、インターポールの会議で銭形警部が板挟みになるなか、東西冷戦下にあって当時の国どうしが衝突して話しがまとまらない、というシーンは極めて重要だ。これは高度に政治的な映画だ。

預言者、宮崎駿にとって、ここでルパンをおとりにしつつ、銭形警部が抱えるトラウマのようなものも見え隠れする。白骨が並ぶ地下に、日本兵の存在がほのめかされる。これは「失敗の本質」を示す。日本軍が敗戦に向けて転落する過程で、名もなき兵士が死んでゆく。レイテ島やフィリピン戦線における狂気的な状況の日本兵をここで示すことで、戦時中の日本とローマ帝国の崩壊、そして世界の混乱などをダイナミックに示している。映画はロマンチックに描かれているものの、ひとつひとつの内容は極めて現実的だ。

ラストで国家の崩壊を示すことで、人間の愚かさを露出させる。その後ナウシカ以降、生涯をかけて宮崎駿監督が伝えようとする社会のジレンマを、すでにこの時示していたのである。

2021/11/17

2022/09/13

84点

VOD/U-NEXT 


客観的に良い映画

常々、世の中には映画に限らず「好き・嫌い」と「良い・悪い」の違いが分かっていない人が多いと感じる。例えば『七人の侍』を「嫌い」と言うのは個人の自由だが「悪い」と言う人は物の価値を客観的に判断出来ないのかと疑問に思う。余談だが、音楽では初期Xのファン、車では現行型アルファードのオーナー辺りがその典型例のような気がする。

さて本作。好きか嫌いかと問われれば、私はそれほど好きではないと答える。しかし、良い映画であることは間違いない。テーマ、脚本、キャラクター設定、作画など映画を構成する各要素のバランスが完璧。本作を高評価されるKINENOTEの皆さんは流石だと思う。

『クレヨンしんちゃん』同様、原作からフォーマットだけ借りてオリジナル脚本で作家性を追究した作品としては満点に近いのではないか。後年の宮崎駿ほど芸術性を追い求めていないためライトタッチで観易いのも加点要素となった。

2022/09/10

2022/09/12

100点

映画館/徳島県/イオンシネマ徳島 


何度観ても完璧

ひとつとしてムダなカットがない。
この歳になって初めて映画館のスクリーンで。

絶対にリメイクしてはいけない作品のひとつだと思います。

2022/09/09

2022/09/09

-点

映画館/千葉県/イオンシネマ市川妙典 


劇場で聴く「炎のたからもの」は心に響く

本日公開作品を観賞する前に時間的に
連続観賞でかきる
タイミングだったので
クラリスの結婚式日を記念して上映していた
カリオストロを観賞。
テレビでは何回も視聴しているが
劇場で観賞したのは今回が初めて
途中寝てても情景やストーリーは
頭に完全に入っているから安心して寝れる

改めて点数を付けるのは野暮だから
今回は評価せず

ルパンも次元も銭形も
今もう、いない。
やはりオリジナルは凄いよ。

しかし歳取ると直ぐに心グッときて
ヤバですよ。

2021/10/04

2022/01/16

90点

映画館/東京都/TOHOシネマズ日本橋 


なんべんみてもよい

復刻パンフが買えてよかった