替え玉殺人事件

かえだまさつじんじけん|His kind of Woman|His kind of Woman

替え玉殺人事件

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レビューの数

4

平均評点

68.9(8人)

観たひと

10

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 アメリカ
製作年 1951
公開年月日 未公開
上映時間 120分
製作会社
配給 ブロードウェイ
レイティング
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

『荒原の疾走』のジョン・ファロー監督によるフィルムノワール。「メキシコで1年間過ごせば5万ドルの報酬」という謎めいた仕事を引き受けたギャンブラーのダン。彼はフライトで知り合った億万長者の歌手・レノアに惹かれていくのだが…。【スタッフ&キャスト】監督:ジョン・ファロー 製作:ロバート・スパークス 脚本:フランク・フェントン 撮影:ハリー・J・ワイルド 出演:ロバート・ミッチャム/ジェーン・ラッセル/ヴィンセント・プライス/ティム・ホルト

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2021/04/02

2021/04/02

70点

購入 
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ハワード・ヒューズ映画

2021年4月2日に鑑賞。DVDにて。1時間59分54秒。スタンダード・黒白。ハワード・ヒューズ Howard Hughes=ジョン・ファロー・プロダクション。一部、スペイン語。

前半の3/4のサスペンス・ノワール調は合格である。つかみは良い。ラストの1/4はコメディ・タッチになってしまった。最後まで乾いたノワール・タッチを継続したら力作になっただろう。本作のロバート・ミッチャムはなかなか良い雰囲気を漂わせている。惜しい。

ジェーン・ラッセルが2曲歌う。『Five Little Miles from San Berdoo 』(by SAM COSLOW)、『You'll Know 』(by JIMMY McHUGH & HAROLD ADAMSON)。

ロバート・ミッチャムとジェーン・ラッセルは、本作の後の「マカオ」(1952・監督:ジョゼフ・フォン・スタンバーグ)でも共演している。

2019/11/18

2019/11/18

65点

購入/DVD 
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アクション映画だった

この映画、タイトルからして面白そうなので観てみた。
サスペンス映画というよりは、アクション映画だった。

「メキシコで1年間過ごせば5万ドルの報酬」という謎めいた仕事を引き受けたギャンブル男のダン。彼は飛行機で移動する際に知り合った億万長者らしい美女レノアに惹かれていくのだが、メキシコで過ごすだけで大金がもらえるはずもなく……。
それは、アメリカを追放されたギャングの親玉が、自分に年齢・背格好が似た男をおびき出して自分は整形手術で彼になりすまして帰国する目論み、つまりギャングの替え玉作戦だった。ギャングの親玉にとっては、ギャンブル男はあくまで替え玉であり、彼を殺そうとする……。さて、どうなるか???
という物語。

ギャンブル男のダンをロバート・ミッチャム、彼が惹かれる美女をジェーン・ラッセルが演じる。
監督はジョン・ファロー(ミア・ファローの父親)だが、この監督、『夜は千の眼を持つ』とか『大時計』などサスペンス映画を続々と発表していて、いずれも面白い。

前半はやや冗長で緩やかな展開だが、後半の銃撃戦が始まってからは迫力あって面白い!

「うまい話には裏がある」という教訓だろうか…(笑)

2019/10/30

2019/10/31

68点

購入/DVD 
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上手い話には裏が・・・。

ジョン・ファロー監督による、メキシコ・上手い話・ミステリー。
無一文になった、ギャンブラーのダン(ロバート・ミッチャム)は、メキシコで一年過ごすだけで、50000ドルを稼げるともちかけられる・・・。

(ギャングと闘うアクション・エンタメ作品。国外追放されたギャングの大物ボスが顔を整形して、アメリカに返り咲こうとする話。が、話がまどろこしい。そもそも大金持ちだから、危険をおかしてかえらなくても・・・。)
(助演のヴィンセント・プライスがロバート・ミッチャムよりも活躍していると思います。)

2019/09/25

2019/09/25

70点

購入/DVD 
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ハワード・ヒューズ率いるRKOのフィルムノワール→アクションコメディ。
監督はジョン・ファロー(ミア・ファローの父)。主演はヒューズお気に入りのロバート・ミッチャムとジェーン・ラッセル・・だが、助演のヴィンセント・プライスが二人を食っている。

国外逃亡生活の長いギャングの親玉が、年齢や背格好の似た身寄りのないギャンブラー(ミッチャム)を甘い餌でメキシコに誘き寄せ、整形手術で彼になりすまして帰国しようと目論むが・・。

中盤までは、ミッチャムが連れて行かれるリゾート地での人物模様の描出がダラダラと続き、かなりしんどい。だが、後半以降ギャングが動き出してからは、アクションも入って俄然面白くなる。とりわけ、ミッチャムと何の因果もないハリウッドスターのプライスが、「偽物ではなくホンモノの戦いをしてみたい」という一心で、芝居掛かったクサいセリフを連発しながらギャングを打ち破り、囚われの姫(ミッチャム)を救い出すのが最高に笑える(エロール・フリンのパロっぽい)。

ヒューズがノワールサスペンスの傑作「その女を殺せ」の公開を差し止めさせてまで作った作品がコレか・・と考えると激しく脱力するが、単純にアクションコメディとして捉えたら、そう悪くないかもしれない(120分は長すぎるが)。

WBの北米版DVDで視聴。音質は篭っているが、画質はまずまず。特典はコメンタリーのみ。英語字幕あり。