本作も「2001年宇宙の旅」も今では過去の話になるなあ。バック・トゥ・ザ・パストだ。
タイム・トラべルものは話がややこしくなる。後半は頭の整理をするのに追われながら観ていた。それでも単純に楽しい映画である。昨今は娯楽映画でも社会派的側面が強くなり、気楽に楽しめるのが少なくなった。もちろん、映画は娯楽だけじゃなくて社会問題や人生哲学を含んだものも必要なのであるが、このためにスカッとするとか気持ちよくなるというのが少なくなったように思う。現実のひどさに心がしんどい思いをする。
それなので昔の映画で気楽に楽しめるもので口直ししたい。本作品はそれが最適な映画なんだよなあ。
第一作目から続編を作ることを決めていて、今回は、前作のラストから繋がっていて、次回作へと続くのが面白い。もしアテがはずれて興行的失敗に終わったらこの続編が作られなかったわけで、そんな事態にならなくて良かった。