凶暴な独裁者に誘拐された生物化学の博士(女性)を救出した特殊部隊が、ジャングルを移動するうちにまったく生態系の異なった巨大な穴に迷い込む。そこは6,500万年前の古代生物(恐竜)が生息するロスト・ワールドだった。
部隊のメンバーや一緒に引き連れてきた独裁者などが犠牲となりながら逃走し続けるサバイバル映画だが、ストーリーの骨子はありきたりであった。また自分たちが生き延びるために恐竜を容赦なく撃ち殺していくというゲーム性が基本であり、それ以上の意味は持たない映画である。
勿論CGを駆使してはいるのだが、恐竜の動きが今一つぎこちない。残念ながら迫って来るものがない平板な作品であった。