私生活でもパートナーのソフィー・マルソーとクリストフ・ランベール(クリストファー・ランバート)が共演した作品。
南米コロンビアのカルタヘナ。
ソフィー・マルソーはフランス領事館に勤務していたが、3年前に交通事故にあい、全身麻痺の生活を送っている。
クリストフ・ランベールは元ボクサーで、かつてはヨーロッパチャンピオンになったこともあったが、いまではアルコール漬けの生活。
知人の紹介でソフィーの介護人に応募することになった。
頑ななソフィーは、いつしかクリストフに心を開くようになり・・・
というハナシ。
『最強のふたり』に肖(あやか)ってDVD公開された感じがするが、映画の基調はラブロマンスです。
映画では、犯罪が多発し、麻薬や売春に身をやつさざるを得ないカカルタヘナの習俗が描かれているが、残念ながらロマンスの背景で異国情緒を盛り上げているにすぎません。
というのも、主演ふたりのキャラクターの書き込み不足が目立つから。
とにかく、クリストフ側が全然書き込めていなく、行き当たりばったり出たとこ勝負的な感じが強いです。
それに、どうして、ソフィーが彼に惹かれていくかも判りづらく、私生活でのパートナーという関係に阿(おもね)っているとしか思えませんでした。
雰囲気はあるけれども、底が浅く、残念。