2021年5月16日に鑑賞。DVDにて。1時間03分44秒。スタンダード・黒白。RKO RADIO PICTURES。
原作・脚本:フランク・パルトス、撮影:NICHOLAS MUSURACA。
出演は、ピーター・ローレ、ジョン・マッギー(マイケル・ウォード)、マーガレット・タリチェット(ジェーン)、チャールズ・ウォルドロン、エライシャ・クックJr、チャールズ・ハルトン、ETHEL GRIFFIES、クリフ・クラークほか。
ピーター・ローレがビリングの1番なので、ドイツ表現主義風な映画を追求しているのだろう。ピーター・ローレの出番は少ないが、巧いねえ。とらえどころのない不気味な雰囲気が素晴らしい。
マイケルが見る悪夢の造形はなかなかのもの。尖った摩天楼の下で号外新聞を読んで叫ぶジェーン(ここは魚眼レンズか?)→新聞が渦巻く→同僚の記者たちが新聞(ちょっと通常より一回り大きい)を読む「彼もついに第1面か(見出し[殺人者])→面会に来たジェーン→ハゲの弁護士の大笑い「皆やってないと言うよ」→渦巻→法廷→証言台のジェーン→眠っている陪審員たち→評決「有罪!」→ブリッグズが笑う→電気椅子へ→生きていたアルバート・マンが登場、叫ぶマイケル。この悪夢シーンが白眉だろう。