ニノチカ

にのちか|Ninotchka|Ninotchka

ニノチカ

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レビューの数

50

平均評点

76.5(208人)

観たひと

303

観たいひと

22

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1939
公開年月日 1949/11
上映時間 110分
製作会社 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー映画
配給
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「奥様は顔が二つ」に先じて作られた、同じくグレタ・ガルボとメリヴィン・ダクラスが主演する映画で、「天使」「桃色の店」のエルンスト・ルビッチが監督した1939年作品。ストーリーはメルシオール・レンギールが書き、「失われた週末」「青髭8人目の妻」の脚色チーム、チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダーが更に「未完成交響楽」のウォルター・ライシュと協力して脚本を執筆した。撮影は「裸の町」のウィリアム・ダニエルスである。助演者は舞台女優アイナ・クレアを始め、「フランケンシュタインの幽霊」のベラ・ルゴシ、「マルクス捕物帳 カサブランカの一夜」のシグ・ルーマン、「恋のブラジル」のフェリックス・ブレッサートその他。なお音楽は「桃色の店」「青髭8人目の妻」のウェルナー・リヒアルト・ハイマンが作曲した。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

今は昔、サイレンが空襲警報の意味でなく、専ら美人の意味であった頃のこと。第何次かの5ヵ年計画進行中のソヴィエト連邦商務局から、3人の使節ラツイニン、イラノフ、ブルジアノフがパリへ派遣された。初めて見るブルジョア国の贅沢さに肝を潰したが、ソ連が帝政貴族連から没収した貴金属類売却の使命を果たしに取り掛かった。これを知ったのがホテルボーイになっている、かつてのスヴァナ伯爵夫人の侍僕だったラコーニンである。彼の注進で宝石奪還を謀る伯爵夫人は、愛人のレオンに一切を任せた。レオンは3使節をまるめ込み、軟化させてしまった。この状報にソ連本国では、特別全権使節を派遣したるこれが赤ん坊の時から共産主義をたたき込まれた模倣党員ニノチカ女史である。早速軟化した3姿勢使節をしめあげ、宝石の処分に掛かった。その夜、レオンは妙な美人に街頭でトンチンカンな質問を受け、笑いを忘れたかにこりともしない彼女に興味を持った。エッフェル塔に案内すると、彼女は2百13段の階段を一気に上って涼しい顔をしているのでいよいよ興味を持ち、彼女を自分のアパートに伴い、女たらしの天才を発揮して、名も知らぬこの美人とキッスを交した。そのラブシーンの最中、ブルジアノフから電話が掛かり、彼は初めて女がニノチカであることを知った。使命は重大だが、資本主義国のブルジョア生活の楽しさ、レオンとのキッスをニノチカは忘れかねた。レオンも宝石争奪戦の敵ではあるが、1女性としてのニノチカを熱愛するに至った。それを知った伯爵夫人は、ニノチカがパーティで泥酔した夜、ラコーニンに宝石を盗ませた上、翌朝ニノチカを訪ね、レオンから手を引けば宝石を返すと申し出た。使命に覚めたニノチカは、その申し出を受諾し、急ぎ宝石を処分して、同志3名を伴いモスクワへ帰った。ニノチカはパリと恋の思出に眠られぬ夜もあったが、続5ヵ年計画の遂行に献身した。ある日ニノチカは商務長官に呼ばれ、かつて彼女と共にパリへ行った3人を、毛皮売りにイスタンプールへ派遣したが、またもや任務を怠っているから監督に行けと任命された彼女がイスタンプールに着くと正装した3人が待っていた。3人共ソ連を亡命してこの地に料理店を開いているのである。あ然としているニノチカの前にレオンが現れた。あなたが僕のものにならないなら、あなたが僕のものになるまで、世界中のソ連商務館を料理店にしてしまうつもりだとレオンは言った。それを聞くと、今はやむなしとニノチカはレオンの胸に抱かれた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1994年9月上旬号

グラビア:ニノチカ

2022/05/02

2022/05/02

80点

VOD/U-NEXT/レンタル/タブレット 
字幕


ロマンチック・コメディに名を借りた反共プロパガンダ!

ソ連共産主義対アメリカ帝国主義。本作がアメリカで公開された1930年代はスターリン恐怖政治の時代。その明け透けな風刺には頭が下がる。そもそもタイトルのニノチカもニーナ(あるいはニーノ)の指小辞で強いて言うなら「ニーナちゃん」とこれだけでもロシア人にしたら大人の女性を小馬鹿にした感じ。天下の大女優グレタ・ガルボのクールさがまたよく似合う。恋をしたら全てを捨ててでも一途に走る。そんな姿が何とも微笑ましい。反共プロパガンダは裏テーマでありながら、体制の異なる世界の男女が恋に落ちる物語としても十分楽しめる。

2022/04/18

2022/04/18

70点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 


共産主義と自由主義の愛

レビュータイトルを見るとすごい堅苦しそうだが、実はラブコメディー。
旧貴族から押収した宝石を、ソビエトから売りに来た3人組が旧貴族の大公女と仲が良いダルグー伯爵(メルヴィン・ダグラス)に言いくるめられて失敗しそうになる。そこでやってきたのが全権特使のニノチカ(グレタ・ガルボ)である。彼女は典型的なソビエト女で謹厳実直、くそ真面目。そしてダルグーは典型的なフランス男性。
3人の共産党員と、ニノチカ、ダルグー伯爵のユーモラスな交渉が始まる。主体はニノチカとダルグーの恋の物語。ガチガチのコミュニストが、自由の国の風俗に染まってい過程も見物。
グレタ・ガルボの名前は知っていたが、映画で見るのは初めてかもしれない。あるいは前に見たとしても、時代的にせいぜい1本ぐらいだから覚えていないのかもしれない。
任務に失敗して祖国に帰っても死刑にされないだけ良かった。ソビエトを風刺して笑い飛ばしている映画でもある。

2021/05/29

2021/05/29

71点

選択しない 


プチブル上等

即物的に訴えかけるタイプの反共プロパガンダ、なんて言うと硬すぎるが、しかし徹頭徹尾、無批判にプチブル的で、それがまた楽しそうで何だかいいのだ。堕落上等、酒上等。グレタ・ガルボの部下の三バカも無能で素敵。(褒めてます)

2021/05/25

2021/05/26

78点

テレビ/無料放送 
字幕


トーキー「ガルボ話す」に続きコメディ「ガルボ笑う」のキャッチコピー

エルンスト・ルビッチ監督による、ソビエト風刺・ラブコメディ。
☭・・・💍💎📿👸・・・🗼🏟️🗺️・・・🍸🥻🎩💄・・・🛫
ロシア革命の折、貴族から眩い宝石の数々を没収した。それを売却する任を負ったソ連の役人三人はパリを訪れた・・・。

(タイムリーな映画といってよいのか?、世界情勢はファシズム、共産主義、資本主義に分かれて対峙する時代。同年、第二次世界大戦が勃発し、翌年には、パリはヒトラーの手に墜ちる。ルビッチ監督は、「生きるべきか死ぬべきか」(1943)ではドイツを風刺した作品も撮っている・・・。)

2021/05/25

2021/05/25

55点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


二度目故

グレタガルボの美しさだけに見惚れる!

2021/05/24

2021/05/24

78点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


脚本

ビリー・ワイルダーが脚本を担当しているので、ただのサスペンス、コメディで終わっていない。最後まで引きつける。
グレタ・ガルボもただのクールビューティーではなく、上手い。