2001年宇宙の旅

にせんいちねんうちゅうのたび|2001: A Space Odyssey|2001: A Space Odyssey

2001年宇宙の旅

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レビューの数

285

平均評点

81.9(1625人)

観たひと

2380

観たいひと

194

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF
製作国 アメリカ
製作年 1968
公開年月日 1968/4/11
上映時間 149分
製作会社 スタンリー・キューブリック・プロ
配給 MGM
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 シネラマ(1:2.59)
上映フォーマット シネラマ
メディアタイプ フィルム
音声 6chステレオ

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

科学小説作家アーサー・C・クラークと「博士の異常な愛情」のスタンリー・キューブリックが製作・監督したSF。撮影は「オセロ」のジョフリー・アンスワース、補助撮影はジョン・オルコットが担当した。なお、特殊撮影効果のすべてはキューブリックの考案、監督のもとに行われた。セットの製作デザインはトニー・マスターズ、ハリー・ラング、アーネスト・アーチャーの3人を中心にデザイナーと製図工35人が動員された。特殊効果監督には、ウォリー・ビーヴァーズ、ダグラス・トランブル、コン・ペダーソン、トム・ハワード、の3人があたり衣裳は、ハーディ・エイミーズが担当した。そして、この映画を科学技術的に正確にするため、キューブリック監督はアメリカ航空宇宙局の多くの科学者、アメリカおよびイギリスの主要な科学研究所や大学と密接な提携をし、撮影中は、3人の一流科学者が技術顧問としてつき添った。それはもと陸軍弾道ミサイル部のフレドリック・J・オーダウェイとハリー・H・C・レンジ、元航空宇宙局の宇宙飛行センター勤務で、今はアラバマ州ハンツビルのジェネラル宇宙飛行研究会社のジョー・C・ジマーシャルである。出演は「女狐」のキア・デュリア、TVや「ヤング・ヤング・パレード」のゲイリー・ロックウッド、「BM15必死の潜行」のウィリアム・シルヴェスター、「キッスは殺しのサイン」のレナード・ロシター、「BM15必死の潜行」のマーガレット・タイザック、コンピューターに扮するダグラス・レインである。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

有史以前。類人猿の群れが、荒野に点在するわずかな植物を食料に、他の群れと水を奪い合い、外敵に怯えながら細々と生き延びていた。そんな彼らの前にある日、謎の黒い石板状の巨大な物体が姿を現す。それに触れた彼らは、辺りに散らばっていた動物の骨を道具として使うことを覚える。その骨を使って狩りをするようになった彼らは、肉を食料にし始め、骨を武器として他の群れとの争いにも勝利する。時は移り……。地球を飛び立ったアメリカの宇宙船が、宇宙ステーション目指して飛行を続けていた。ステーションに到着した宇宙船から降り立ったのは、フロイド博士(ウィリアム・シルベスター)。そこでソ連の科学者と会った博士は、月面のクラヴィウス基地と2週間ほど連絡が取れなくなっているとの話を聞く。ソ連の宇宙船が緊急着陸を拒否されたことから、基地では伝染病が蔓延しているのではないかとの噂も流れていた。だが実は、博士は極秘任務のためにクラヴィウス基地へ向かっていたのだ。伝染病蔓延説は、秘密保持のため、基地側が意図的に流したデマだった。博士の訪問は、その秘密の公表に関する判断材料を得ることが目的だった。ステーションで宇宙船を乗り換え、基地に到着した博士は、月面のとある場所を訪れる。そこでは、あの黒い石板状の巨大な物体が発見されていた。しかも、それは400万年前、何者かによって意図的に埋められたものだという。宇宙服を着たまま、石板に触れる博士。さらに一行がその前で写真を撮ろうとすると、甲高い金属音が全員を襲う……。それからしばらく経ち、木星探査計画開始から18か月後。5名のクルーを乗せた有人宇宙船ディスカバリー号が木星へと向かっていた。船内では、ボウマン指揮官(キア・デュリア)と副官のプール(ゲイリー・ロックウッド)を除く3名が木星到着まで冬眠状態。代わりに船内の全機能を管理するのは、最新型コンピューター“HAL9000”、通称“ハル”だった。ボウマンの指揮下、人間以上の正確さで膨大な任務を遂行し、会話も可能なハルは、6人目のクルーとも言える存在だった。やがて、地球との交信に必要なパーツの不調を検知するハル。だが、ボウマンが確認したところ、異常は見当たらなかった。その原因を問い質すと、ハルは“自分の機能は完璧。人間のミス”と回答。その様子に、ハルの異常を疑ったボウマンとプールは、ハルの中枢機能の停止を決断する。ところが、それを察知したハルは、船外活動中のプールと冬眠中の3名を殺害。プールを助けようと船外に出たボウマンも危機に陥ったものの、辛うじて生還するとハルの思考機能を停止させる。その時、木星到着後に公開予定だった動画が再生され、極秘だった探査の目的が明らかになる。月面で発掘された例の石板が地球外の知的生命体の存在を示していたこと、そしてそれが木星に向けて強力な電波を発信していたこと……。やがて、木星に到着するディスカバリー号。そこでボウマンが目にしたものとは……?

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年3月下旬映画業界決算特別号

2018年映画業界総決算:第3章 映画界事件簿 時代を超えた「2001年宇宙の旅」

2010年8月下旬号

午前十時の映画祭:「2001年宇宙の旅」「ミクロの決死圏」

2001年8月下旬号

作品特集 「PLANET OF THE APES/猿の惑星」第2弾:「猿の惑星」「2001年宇宙の旅」「A.I.」が予見するもの

2001年4月下旬号

特別企画 映画館主義 絶対映画館で観る!:「2001年宇宙の旅」

1968年6月上旬号

外国映画批評:2001年宇宙の旅

1968年5月下旬号

鼎談 「2001年宇宙の旅」の謎を解く:問題のシネラマ大作の本当のテーマは果して何か?数々の不思議なシーンの意味をSF作家が解明する 星新一×福島正実×小松左京

外国映画紹介:2001年宇宙の旅

1968年4月下旬号

新作グラビア:2001年宇宙の旅

2024/05/05

2024/05/05

-点

VOD/U-NEXT/レンタル/テレビ 
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モノリス、魂の座

「HALも木から落ちるというでしょう」

人類と地球外生命体「モノリス」をめぐるSF叙事詩。
驚愕の一言。本作から約10年後に「スターウォーズ/新たなる希望」が公開されるが、宇宙の描写は本作の方が優っているし、現代でさえここまで宇宙を描ききったSF作品はほとんど存在しないのではないだろうか。そしてディスカバリー1号をはじめとする船内の光景が素晴らしい。キューブリック監督ならではの「柔らかい発光(ミルクのようなとでも言うべきか?)」は本作でも船内の描写に使用されており、ワクワクが止まらなかった。無重力空間のカメラワークは果たしてどのように撮影したのかなど、気になって仕方がない。勿体ないことをした。あと30年早く観ていれば、宇宙工学を勉強しようという気持ちも少しは湧いたかもしれない。
「人工知能が人類を超越する」というテーマをこの時点で扱ったアーサー・C・クラークもさることながら、やはり本作が映画史上の不滅の一作になったのはキューブリック監督の映像美によるところが大きく、彼の完璧主義がなければここまでの映像化は不可能だっただろう。
原始、類人猿は道具を用いることで独自の進化を遂げた。個々の身体能力は全動物の中でも平均以下であったが、道具の組み合わせにより生物界でもトップクラスの支配力を持つようになった。地球に収まりきらず宇宙に進出した人類にとって、次なる障害は「個体であること」なのかもしれない。個体を打ち破ったとき、人類は次の段階に進むことになるだろう。これも全てはモノリスのシナリオ通りか?

2024/04/27

2024/04/27

-点

購入/DVD 
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CAさん 制服お帽子すてき

ネタバレ

お猿さん 荒ぶる 生肉!
ハルさん 優しい声と話し方 狂気!
「 Happy Birthday!」

2024/04/13

2024/04/15

80点

VOD/U-NEXT 
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「この眼でみる33年後の現実!」

キューブリックの代表作の一つ。
三十年ぶりくらいの観賞。
映像と音楽の素晴らしさ、内容の難解さは今観ても変わらず。
一度映画館で観てみたい作品。

2024/03/19

2024/03/19

100点

テレビ/有料放送/ムービープラス 
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TVの画面で鑑賞しても

大スクリーンでの鑑賞歴があるから、
私の脳は何を見ているのだろうな、などと思う。
半分くらいは映画館のつもりでいるんじゃないのか、おい、脳。
あ、そこにわたしの背中が見えていたりして。
ディナー食べていたりして。

2024/02/11

80点

選択しない 


「無重力トイレ よく読んで使用のこと 1-10」

ネタバレ

注意書き多すぎ!長すぎ!
けど、絶対失敗したくないなぁ…

2024/01/01

2024/01/01

80点

選択しない 


お正月っぽい作品を見たくて、これをチョイス
50年以上前に作られたとは思えぬほど、今の状況にかなり近しい描写がされていて驚くばかり