E.T.

いーてぃー|E.T. The Extra Terrestrial|E.T. The Extra Terrestrial

E.T.

レビューの数

134

平均評点

79.5(1182人)

観たひと

2231

観たいひと

73

A UNIVERSAL PICTURE (C)2024, 1982 UNIVERSAL STUDIOS

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF / ファンタジー
製作国 アメリカ
製作年 1982
公開年月日 1982/12/4
上映時間 115分
製作会社 ユニヴァーサル作品
配給 ユニヴァーサル=CIC
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

宇宙人と地球の子供たちの交流を描くSFファンタジー。スティーブン・スピルバーグとキャスリーン・ケネディが製作に当り、スティーブン・スピルバーグが監督。脚本は「マジック・ボーイ」のメリッサ・マシソン、撮影はアレン・ダヴュー、音楽はジョン・ウィリアムス、E・T創造はカルロ・ランバルディ、視覚効果はデニス・ミュレンの監修によりILMが担当。出演はディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ピーター・コヨーテ、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモアなど。2025年1月24日より『スティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭』にて上映。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。その頃、住宅地の1軒では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオット(ヘンリー・卜ーマス)は、小さいという理由から、兄マイケル(ロバート・マクノートン)らの仲間にいれてもらえず、くさっていた。ピッツアの出前を受け取りに外へ出たエリオットは、物置小屋で音がしたことに気付いて、みんなを呼びよせた。しかし、中には誰もいなかった。深夜、エリオットはトウモロコシ畑で、宇宙人を目撃。翌日、夕食をたべながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に、母のメリー(ディー・ウォーレス)は動揺する。パパは愛人とメキシコに行っているのだ。その夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミニュケーションを試みた。そして帰宅した兄、妹ガーティ(ドリュー・バリモア)に紹介する。宇宙人は太陽系を遠く離れた星からやって来たことを、超能力でボールを宙に浮上させて説明した。次の朝、エリオットにマイケルの友達が、「怪物がいたか」と尋ね、宇宙人だと聞かされると、「ではエキストラ・テレストリアルだな」という。こうして宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE・Tを呼ぱれることになる。学校で授業をうけるエリオットと家にいるE・Tとの間に心が通いあい、E・Tが冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校のエリオットも酔っぱらう。E・TがTVで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校でエリオットがかわいい女の子にキスをする。E・TはTVの「セサミストリート」を見ながら、英語を覚え、家に電話したいといい出す。E・Tはノコギリや傘を使って通信器を作る。ハロウィーンの夜、子供たちはE・Tに白い布をかぶせて森に連れ出し、E・Tは故郷の星に連絡をとる。翌朝、E・Tは瀕死の状態となり、エリオットが彼を家に運ぶ。E・Tを始めて見て、驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家にやって来た。NASAの科学者キース(ピーター・コヨーテ)がエリオットに「私も10歳の時からE・Tを待っていた」と話しかける。E・Tは死亡し、最後のお別れをエリオットがしていると、E・Tの胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、E・Tを森に運ぶ。後を必死に追う科学者の一団。森の空地に着地した宇宙船に乗り込むE・T。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年12月下旬号

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2012年11月上旬号

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1983年2月下旬決算特別号

特別カラー・グラビア:外国映画作品賞 「E・T」

1982年12月下旬号

外国映画批評:E・T

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1982年11月下旬号

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1982年8月下旬号

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1982年8月上旬号

スペシャル・セレクション:E・T

試写室:E・T

2025/01/31

2025/03/10

100点

映画館 


悪ガキたちがマウンテンバイクで走り出した瞬間の爽快感、追いつめられふわりと空中に浮いた瞬間のカタルシス。
コントのような笑いと力強いメッセージ性、教科書のような映画作りの巧さと異常なほどのエモーションか同時に存在し、何度見ても感情が強く揺さぶられる。

なによりドリュー・バリモアのかわいらしさよ。歴史上最高の子役はこの映画の彼女だと断言できる。口をふさがれながら叫んでいる姿たまりません
池袋グランドシネマサンシャインIMAXにて

1982/12/11

2025/03/10

87点

映画館/大阪府 
字幕


立ち見で鑑賞

「イーティー フォン ホーム」や「オ・ウ・チ」やら、指先同士をくっつけるやら、当時は流行ったなあ。
キネマ旬報ベストテンでもぶっちぎりの洋画1位だった。こんなマス受けする作品が1位になったことに、少し驚いた事を記憶している

洋画全盛の頃が懐かしい。

2025/01/26

2025/03/10

89点

映画館/大阪府/TOHOシネマズなんば 
字幕


大人が童心に帰る作品

SFファンタジーの金字塔。
人間と宇宙人の友情物語の走りですね。
初公開時は普通に楽しんで鑑賞したが、この年になると涙涙で…。
ホント年を取ると涙腺が緩むんですねえ。

しかしドリュー・バリモアは可愛いかったなあ。ETにお別れのキスをするシーンのキュートさは感動。まさか大人になってヤク中になるとは思わなかった。後にそこそこは更生はしたが、こちらもハリウッドの子役の成れの果ての走りかも知れない。

2025/03/07

2025/03/08

90点

その他/会社の同好会 
字幕


小津安二郎

ネタバレ

何度も見た映画のことを深堀りする意味などないかもしれないが、ふとこの映画を見て小津安二郎がよぎった。

1、頻繁に使われる赤
2、ローアングルカメラ

これらはあくまでも偶然ではあるが、上記1は「シンドラーのリスト」でも印象深い。この映画では、エリオットがチェーンソーの刃で指を切って地が出るシーンからやたらと赤が目に付く。花の赤、赤いサングラス、そして極めつけは最後、エリオットが来ているパーカーの赤。小津安二郎のカラー作品にも必ず印象的な赤が使われている。

それは子ども目線を意識したローアングルも同じだ。低い位置からのカメラは子供を大人っぽく見せて、母親以外の大人の足元しか見せないシーンとからまりあう。その中に鍵の男が頻繁に登場するが、スピルバーグ曰く「大人になった自分」を鍵の男に重ねているという。

E.T.がエリオットに「一緒に行こう」と誘うのは、自分の体から発する命の赤いサインとエリオットの赤いパーカーが示すように、ふたりが重なり合う存在となったからだろうか。「未知との遭遇」で主人公は宇宙へ旅立つが、エリオットは行かない。

お互いが違う世界で生きることを決意するふたりは血の通った生命体であることを確信して終わる。ラストシーンのエリオットの少し大人びた表情は彼の強い意思を示している。

2025/01/29

2025/01/29

95点

映画館/神奈川県/TOHOシネマズららぽーと横浜 


夢とロマン vs 論理と科学

スピルバーグ作品がIMAXで3本上映されている。
「ジョーズ」は見逃したが、これは見逃せない。
スクリーンで観るのは最後になるかもしれない。
(たかが、60歳だが、最近そう思うことが多い)

40年以上前の映画。自分は高校生だったとは。。
初めて観た日が、今でも/いつまでも 懐かしい

この歳でも、まだ泣けることがやっぱり嬉しい

2025/01/27

2025/01/28

100点

映画館/石川県/ユナイテッド・シネマ金沢 
字幕


傑作中の傑作!

IMAXで鑑賞。
S・スピルバーグの作品の中でも、「未知との遭遇」と並んで大好きな作品であり、何度も鑑賞しています。
演出・脚本・撮影・音楽、どれを取っても奇跡的な傑作であると思う。
特に盟友ジョン・ウィリアムスの音楽は、彼のキャリアの中でも最高傑作ではあるまいか。映画史に残る名シーンとなった(・・と思っています)、自転車のシーンとラストは、今回も感涙にむせび泣いた。ジョン・ウィリアムスの音楽無くしては、この感動は湧き上がってこないと心より確信します。
S・スピルバーグには、「E.T.」でアカデミー作品賞・監督賞を獲得して欲しかったなあ・・
傑作中の傑作です。
*最後に蛇足ですが、ロードショー(言わなくなったね、この言葉)は、今のかみさんと独身の頃鑑賞しました。