E.T.

いーてぃー|E.T. The Extra Terrestrial|E.T. The Extra Terrestrial

E.T.

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レビューの数

123

平均評点

79.1(1122人)

観たひと

2180

観たいひと

72

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ファンタジー / SF
製作国 アメリカ
製作年 1982
公開年月日 1982/12/4
上映時間 115分
製作会社 ユニヴァーサル作品
配給 ユニヴァーサル=CIC
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

宇宙人と地球の子供たちの交流を描くSFファンタジー。スティーブン・スピルバーグとキャスリーン・ケネディが製作に当り、スティーブン・スピルバーグが監督。脚本は「マジック・ボーイ」のメリッサ・マシソン、撮影はアレン・ダヴュー、音楽はジョン・ウィリアムス、E・T創造はカルロ・ランバルディ、視覚効果はデニス・ミュレンの監修によりILMが担当。出演はディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ピーター・コヨーテ、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモアなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。その頃、住宅地の1軒では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオット(ヘンリー・卜ーマス)は、小さいという理由から、兄マイケル(ロバート・マクノートン)らの仲間にいれてもらえず、くさっていた。ピッツアの出前を受け取りに外へ出たエリオットは、物置小屋で音がしたことに気付いて、みんなを呼びよせた。しかし、中には誰もいなかった。深夜、エリオットはトウモロコシ畑で、宇宙人を目撃。翌日、夕食をたべながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に、母のメリー(ディー・ウォーレス)は動揺する。パパは愛人とメキシコに行っているのだ。その夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミニュケーションを試みた。そして帰宅した兄、妹ガーティ(ドリュー・バリモア)に紹介する。宇宙人は太陽系を遠く離れた星からやって来たことを、超能力でボールを宙に浮上させて説明した。次の朝、エリオットにマイケルの友達が、「怪物がいたか」と尋ね、宇宙人だと聞かされると、「ではエキストラ・テレストリアルだな」という。こうして宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE・Tを呼ぱれることになる。学校で授業をうけるエリオットと家にいるE・Tとの間に心が通いあい、E・Tが冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校のエリオットも酔っぱらう。E・TがTVで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校でエリオットがかわいい女の子にキスをする。E・TはTVの「セサミストリート」を見ながら、英語を覚え、家に電話したいといい出す。E・Tはノコギリや傘を使って通信器を作る。ハロウィーンの夜、子供たちはE・Tに白い布をかぶせて森に連れ出し、E・Tは故郷の星に連絡をとる。翌朝、E・Tは瀕死の状態となり、エリオットが彼を家に運ぶ。E・Tを始めて見て、驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家にやって来た。NASAの科学者キース(ピーター・コヨーテ)がエリオットに「私も10歳の時からE・Tを待っていた」と話しかける。E・Tは死亡し、最後のお別れをエリオットがしていると、E・Tの胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、E・Tを森に運ぶ。後を必死に追う科学者の一団。森の空地に着地した宇宙船に乗り込むE・T。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかった。

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2023/11/23

2023/11/23

80点

VOD/Hulu/購入/テレビ 
字幕


自分の心の中にも

ファミリー映画という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かぶのがこの作品です。
映画としては不完全なところも多いのですが、そんなこと気にならないくらいの “夢の力” を持っています。
自分の心の中にも まだ少年がいたことに気付かされます。

2023/09/07

85点

選択しない 


構図が美しい

SFファンタジーの名作。どのショットも構図、光彩、色彩などが美しい。特にあの大きな満月の前をシルエットの様に自転車が通り過ぎる絵など詩的な美しさがある。ETの造形も愛嬌があり子どもとの交流も微笑ましい。又、ETと子ども達の視点で描くため大人は腰から下しか映らない演出も良い。そしてその大人もかつては子どもであり、ETらに温かいのが感動的。一回死んだはずのETが生き返るのが、よくわからないが童話、ファンタジーと考えれば受け入れられる。

1982/12/25

2023/04/18

97点

映画館 
字幕


E.T.

子供の頃に映画館でこの映画を観ることができて本当に良かった。

2022/12/16

2022/12/16

75点

購入/DVD 
吹替


ブースカ?

ソフト(20周年アニバーサリー特別版)は購入して持っていたのですが、映像は映画館で一度観たきりだったので、40年ぶりの鑑賞に成ります。 1982年と言う事はCGも使われているんだと思いますが、全体的にお子ちゃま向け作品と感じました。

少なくともE.T.の容姿から知的生物らしきオーラは感じませんでした。 話が逸れる様で申し訳ありませんが、最近まで肩こりと首の筋肉が痛くて困っていたんですが、原因は猫背と頭部が肩より前方に有る事が原因でした。 十数年パソコンに付きっきりで3DCADの図面を描いていたのが悪かったようです。 いわゆるスマホ病も同じ理屈に成る様です。 カイロや医者の骨盤矯正で現在は随分楽に成りました。

以上の様な理屈から、E.T.を見た瞬間「有り得ねぇ」と思いました。 首が三倍位太くても無理だと思います。 加えて太い胴体と短すぎる脚。 アニマトロニクスと言う技術を使っているそうですが、つまりE.T.はワイヤレスリモコンのロボットと言う事なんだと思います。 メカを入れるためにスマートに出来なかったんではないでしょうか。 

物語の方も私的に突っ込み所が多くて、そのたび素に戻されますので、感情移入がし辛かったですし、1050万ドル(約144億円/現在)と言う低予算で作られたと言う事ですが、例えば邦画のジュブナイルの製作費は5億円ですし、スケール的にも大した違いは感じられませんでしたので、E.T.の宇宙船のショボさに萎えました。

突っ込み所は割愛しますが、40年前はもう少し感動できた様に記憶していますので、歳を取るとどうも捻くれて来るようです。 レビューを書く様になって、気になる所をメモしたり、と言う事も有りますが、ま、老害ですね。

1982/12/25

2022/10/04

85点

映画館/神奈川県 


この年の最大の話題作だったので、当時高校生だった自分も家族で観に行きました。まだシネコンが普及していなくてい1館1スクリーン(全自由席)の映画館が一般的で、どこも満席で鑑賞するのも一苦労だった覚えがあります。川崎の銀映会のどこかの館に観に行きました。まだ川崎チネチッタは無かった時代です

観て楽しいし感動もするSFファンタジーなので子供連れで観るのに適しているのかなと思いました。
内容的にはクライマックスで自転車に乗った子供たちが空を飛ぶシーンが印象的でしたが、何で飛べるの?・・とか不思議だったけど感動シーンだから深く考えなくてもイイのかなとか思ってました。死にかけていたETが何故突然元気になるの?・・とか。そもそも彼は地球に何しに来たの? 意味不明シーンが多々ありましたがファンタジックな雰囲気で騙されていた感じかな

2022/08/25

80点

選択しない 


小さな子供と観たい映画☆

初めて本作を観たのが18歳の時。
大ヒットした作品で、映画館まで足を運んだ。当時はファンタジーを受け入れる感受性があり、大変感動したものだ。
私が映画にハマり出したのはアメリカン・ニューシネマが終わりを告げ、「ロッキー」などのヒロイズムを感じさせる映画が復活し始めた頃。「ジョーズ」などのパニック映画も全盛であった。
SFなら、「エイリアン」「スターウォーズ」もシリーズ化されて面白かった。
「E.T.」もジャンル的にはSFに入るのでしょうが、メルヘン性の高い作品と訊かれると「E.T.」しか想い浮かびません。
それはどのジャンルでも同じである。

E.T.と少年エリオットの触れ合いの描写は正しくおとぎ話である。宇宙からやって来た、この未確認生物を守ろうとするエリオットの姿が可愛くて、スピルバーグが子供のために作った絵本のような映画である。

あの自転車が浮遊するシークエンスは、メディアの紹介で必ず出てくる名シーンです。
確かにストーリーや当時の特撮技術ではあらが見えるのは否定はしません。でも良い映画は必ず再評価されるものです。童心を思い出せる作品で、小さなお子様をお持ちの親御さんにも是非勧めたい作品の一つです。

本作の良いところはエリオットと兄妹がE.T.に命があることを認識してるところにあります。E.T.を通して、命の重さを知る生きた情緒教育に思えてならない。学校の授業でカエルの解剖をしようとする下りでは、カエルを逃がそうとした。子供に慈愛の心を教えるには最高のシーンだ。生物学的なテクニカルの部分は大人になってからも学ぶことが出来ます。しかし情緒は幼少期の体験が占める割合が多いので非常に興味深く見れました。

少年が手を切った時の傷を治すシークエンスもお気に入り、生命ある者は痛みを感じるものだ。枯れた花にも生命がある。これはE.T.が全知全能の救いの神なる存在だと暗喩してるようである。これ故に本作には癒やしの力を感じます。
E.T.が蘇生した時がハロウィンの夜と言うのも良い。元々は死者の霊が帰ってくる言い伝えの祭事だから。そのあたりの設定もしっかりしてるおとぎ話である。
それにしてもスピルバーグ監督はスゴいですね。どんなジャンルの映画を作り込める偉大な映画監督です。