鞍馬天狗 江戸日記

くらまてんぐえどにっき|----|----

鞍馬天狗 江戸日記

レビューの数

3

平均評点

53.0(10人)

観たひと

16

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1939
公開年月日 1939/7/1
上映時間 (7巻)
製作会社 日活(京都撮影所)
配給
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演嵐寛寿郎 鞍馬天狗
河部五郎 根岸丹後守
原健作 鹿塩藤蔵
香川良介 野襖の吉五郎
瀬川路三郎 曾根庄左エ門
尾上菊太郎 佐竹恵之助
志村喬 春日井右京
遠山満 平井勘兵衛
団徳麿 中間・藤吉
藤川三之祐 佐竹主水之正
仁礼功太郎 折井新助
葉山富之輔 中田善太夫
大国一公 植村芳太郎
岡田喜久平 矢島喜兵衛
南城龍之助 坂部源四郎
前田静男 櫻井久平
薮内龍三郎 来島半兵衛
嵐寿之助 雑賀武右エ門
福井松之助 皆川小助
嵐寛二郎 三崎平助
毛利美津夫 沖田隼人
大倉千代子 お雪
滝沢静子 おげん
宗春太郎 杉作
香住佐代子 芸者お芳
常盤操子 お梶
旗桃太郎 新吉

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

【スタッフ&キャスト】原作:大仏次郎 脚本:比佐芳武 監督:松田定次 撮影:吉見滋男 音楽:高橋半 出演:嵐寛寿郎/尾上菊太郎/宗春太郎/大倉千代子

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2023/04/28

2023/04/28

55点

VOD/Amazonプライム・ビデオ 


若いアラカンたち

道場破りのシーンや敵側の首領の顔に墨で落書きをしたりと天狗の行動が意外にユーモラスだった。アラカンの殺陣にはスピード感があって見応えがあったが、天狗が危機に陥ったところで終わってしまったのは残念。若い頃の志村喬、原健作(策)、香川良介といったお馴染みの俳優が出演していた。

2018/12/21

2023/02/05

75点

選択しない 


アブラの乗つたアラカンの殺陣を見ませう

ネタバレ

 「龍驤虎搏の巻」に続く鞍馬天狗シリーズ、「江戸日記」であります。何となく縁側で寛ぐやうな長閑なタイトルですが、相変らず幕末の勤皇佐幕の争ひが中心であります。監督、脚本は引き続き夫々松田定次、比佐芳武で、音楽も同じく高橋半。

 佐幕派の根岸丹後守(河部五郎)一党は、新政府樹立を目指す志士たちを次々と暗殺、のみならず強盗や強請り集りなど、ゴロツキ集団と化してゐました。佐竹主水之正(藤川三之祐)もその一味でしたが、目的から逸脱した行動に疑問を持ち、丹後守との意見の相違を見ます。
 それで狙はれた主水之正、丹後守と結託してゐる振武館の折井新助(仁礼功太郎)の門下生たちに誘き出され暗殺されるのでした。その様子を目撃してゐた男がゐて、それは鞍馬天狗(嵐寛寿郎)と同じ長屋に住む大道易者で、野襖の吉五郎(香川良介)でした。

主水之正の息子・恵之助(尾上菊太郎)は父と敵対する立場の新政府運動に参加してゐた為に勘当されてゐましたが、叔父の春日井右京(志村喬)から父の死を伝へられ、家に帰ります。しかしお家断絶を恐れ、家では病死を云ふ事になつてをり、恵之助の仇討は表立つて出来ません。

 吉五郎から話を聞いた天狗は、振武館へ出向きますが折井は不在。それを承知で道場破りをして看板を持ち帰ります。天狗は折井の襲撃を予想し、家を空けて空振りさせ、逆に振武館の隠れ家に入り込む。一方恵之助は仲間の鹿塩藤蔵(原健作)と共に折井一味を襲撃したところ逆に追詰められ、危機一髪で鞍馬天狗が登場、救はれるのです。

 やる事なす事上手くいかない丹後守=折井コンビは、丁度天狗を慕つてやつてきた角兵衛獅子の杉作(宗春太郎)と新吉(旗桃太郎)を人質に取り、更に吉五郎を脅して天狗を裏切りさせます。その奸計の為、天狗は誤つて杉作を撃つてしまふ......!

 当時37歳のアラカンの殺陣はアブラが乗り切つてをり、戦後の映画では見られないキレを見せてゐます。アラカン天狗の大活躍、敬語で慇懃無礼に道場破り、敵を誰何し「帳面に付けておかう」、ワルの顔にイタヅラ書きの茶目ぶり、クライマックスでは弓矢の腕も披露、そして子供を利用するワルに大激怒して、二刀流の大剣戟。その殺陣は物凄いスピードで迫力満点であります。

 このままワル退治で終るかと思つたら、最後はまた形勢逆転、敵方の鉄砲に囲まれて絶体絶命状態。そしてそのまま「終」。アレ、前後篇でしたか。続く「鞍馬天狗 復讐篇」(「恐怖篇」となつてゐる文献もあり。kinenoteも同じ)と云ふのが後篇に当るやうですが、未見なので眞に残念。尻切れトンボでした。あと、鞍馬天狗の初登場時では、野外のシーンをセットで撮つてゐるのか、ホリゾントに影が映つてゐて気になりました。以上。

2015/08/04

2015/08/04

53点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


謎が多すぎてよくわからない

旗本が一人殺されるところから始まるが、なぜ殺されるかの説明がない。また殺した方の動機なども不明だし、そもそも彼等が何者かもわからない。
とにかく活劇シーンはあるが、ストーリーがめちゃくちゃなのでなんだかよくわからない。
誤って杉作を撃った鞍馬天狗がその後二刀流で大暴れするが、敵方の鉄砲で囲まれるシーンで終わっている。続きがあるのかどうか知らないが、まだ放送はされていないようだ。