愛染かつらの後に、このコンビで撮っていたとは
ネタバレ
島津保次郎監督作品。
踊りの内弟子お加代(田中絹代)の片想いの相手が、信用堂若旦那の俊作(上原謙)。
師匠のお隅役の三宅邦子が本当は20代前半で、弟子役の田中絹代は30歳だが、貫禄で三宅邦子がお師匠に見える、田中絹代も若い(お加代19歳の設定)。
師匠の三宅邦子が出征している旦那がいるテイでご飯をよそったり会話するシーンは面白い。
好青年若旦那(上原謙)は、戦地に送るお加代たちを撮った写真の現像を待つ間、あんみつ屋でお加代と短いデート。
若旦那は、元々然るべき金持ちと縁談が決まり、結婚。
分かっていてもショックを受けるお加代。
お加代が舞うと、歌舞伎のお夏狂乱のシーンになる。
恋破れたお夏とお加代が重なる。
島津保次郎監督の特徴的な描写が垣間見える。