お加代の覚悟

おかよのかくご|----|----

お加代の覚悟

レビューの数

2

平均評点

61.8(12人)

観たひと

20

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1939
公開年月日 1939/1/5
上映時間 (7巻)
製作会社 松竹(大船撮影所)
配給
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督島津保次郎 
脚本島津保次郎 
撮影生方敏夫 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

【スタッフ&キャスト】脚本:島津保次郎 監督:島津保次郎 撮影:生方敏夫 出演:田中絹代/三宅敏子/上原謙/河村黎吉

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024/01/20

2024/01/20

68点

VOD/YouTube/レンタル/テレビ 


愛染かつらの後に、このコンビで撮っていたとは

ネタバレ

島津保次郎監督作品。

踊りの内弟子お加代(田中絹代)の片想いの相手が、信用堂若旦那の俊作(上原謙)。

師匠のお隅役の三宅邦子が本当は20代前半で、弟子役の田中絹代は30歳だが、貫禄で三宅邦子がお師匠に見える、田中絹代も若い(お加代19歳の設定)。

師匠の三宅邦子が出征している旦那がいるテイでご飯をよそったり会話するシーンは面白い。

好青年若旦那(上原謙)は、戦地に送るお加代たちを撮った写真の現像を待つ間、あんみつ屋でお加代と短いデート。

若旦那は、元々然るべき金持ちと縁談が決まり、結婚。
分かっていてもショックを受けるお加代。
お加代が舞うと、歌舞伎のお夏狂乱のシーンになる。
恋破れたお夏とお加代が重なる。

島津保次郎監督の特徴的な描写が垣間見える。

2020/05/25

2020/05/25

66点

VOD/YouTube 


綺麗な夢

 田中絹代が写真やのお坊っちゃまに恋をする、でも結局それも叶わずに終わってしまいましたよ、というお話。田中は綺麗な夢を見ていただけに過ぎなかったのか、あっさりと諦めてしまったような展開が少し寂しい気がする。
 ラストの田中の舞踊のシーンは見事という他ない。恋に破れた女の悲しみを体現した名場面だと思う。しかもカット割りをあまりせず、長いカットの積み重ねでじっくりと見せてくれるのが良い。それと冒頭、戦地に行った夫を思うおかみさんの食事のシーンも印象に残る。