ニューヨークの顔役

にゅーよーくのかおやく|NEVER LOVE A STRANGER|NEVER LOVE A STRANGER

ニューヨークの顔役

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レビューの数

2

平均評点

63.7(6人)

観たひと

11

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 任侠・アウトロー / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1957
公開年月日 1958/11/15
上映時間 92分
製作会社 アライド・アーチスツ映画
配給 映配=アライド・アーチスツ
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1920年から30年にかけての、アメリカの不況時代を舞台とするギャング映画。ハロルド・ロビンスの原作ベスト・セラーをロバート・スティーヴンスが監督した。脚色は原作者ロビンスと、「波止場」「欲望という名の電車」等で美術監督をしているリチャード・デイの共同。「殺し屋稼業」のリー・ガームスが撮影にあたり、レイモンド・スコットが音楽を担当している。主演するのは、新人ジョン・ドルー・バリモア、「左ききの拳銃」のリタ・ミラン。他にスティーヴ・マックィーン、R・G・アームストロング、ロバート・ブレイ等が出演。ローレンス・エロートレイモンド・スコット作詞・作曲の主題歌2つをドロシイー・コリンズが歌っている。製作ハロルド・ロビンスとリチャード・デイ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1911年のある日、ニューヨーク下町の安アパートで身重の旅の女が男の子を生み落として死んだ。カソリック孤児院にひきとられ、母の名をとってフランセス・ケーン(ジョン・ドルー・バリモア)と名づけられた男の子は、牧師バーナードのもとで成長し、やがて若者となった。孤独な彼にシルク・フェネリやケオーという、やくざ仲間がついた。しかし大学の法科学生でユダヤ人のマーティンや、彼の家の女中ジュリー(リタ・ミラン)が、フランク(フランセスの略称)の心の友だった。フランクが最初に競馬のノミ屋をやるケオーの仕事を手伝った日、商売仇の連中の襲撃でケオーが射殺され、重傷を負ったフェネリからフランクは莫大な札束をあずけられて逃れた。ジュリーに金をあずけて、フランクは孤児院に帰った。ところが、十数年前死んだ母の遺品の中からユダヤ教聖書が発見されたことから、バーナード牧師はカソリック教徒として育てた彼を宗教的立場上、立ち去るよう要求した。ジュリーにあずけた金の中から20ドルを借用し、フランクの放浪がはじまった。何年かが過ぎて、アメリカに不況時代がやってきた。作業員として働くフランクは負傷して施療病院に入り、そこで今は地方検事となったマーティンに会った。20ドルを彼から借りて、フェネリに義理をすませたフランクは、ジュリーがフェネリの情婦になっているのをそこで発見した。フェネリの配下としての彼の暗黒街での活躍が始まった。暗黒街のギャング団一掃を計った検察当局はマーティンを特別捜査主任として活動を始めた。腕を上げ、ジュリーを奪いかえしたフランクは、フェネリに対立する地下組織の頭目となった。そして、フェネリと対決して彼を殺し、自らも重傷を負って死んだ。数ヵ月後、バーナード牧師はジュリーの手紙を受けとった。ユダヤ人フランクを父として生まれる子供に、せめて父が拒み続けられた神の愛と理解を受けさせたいと、そこには記されてあった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1958年12月上旬号

新作グラビア:ニューヨークの顔役

外国映画紹介:ニューヨークの顔役

2022/04/15

2022/04/15

68点

テレビ/有料放送/スターチャンネル 


ユダヤ人

母親がホテルの一室で赤ちゃんを産んでなくなったため、カソリックの孤児院に預けられてたフランセス・ケーン=フランク(ジョン・ドルー・バリモア)は長じてから彼がユダヤ人であることを知る。そして宗教が違うと言うことで孤児院を追い出される。一方ユダヤ人とからかわれていたマーティン(スティーブ・マックイーン)を助けたことから親友になり、彼の家で女中をしているジュリー(リタ・ミラン)と仲良くなる。
しかしフランクをかわいがってくれたギャングのボスが襲撃されたため、彼女と別れニューヨークを去って行く。
ここからジュリーはギャングの情婦とされ、マーティンは検事に、フランクはギャング組織のとりまとめ役にとそれぞれの人生が変わっていく。
そこそこに面白い。マックイーンが主役ではなく、脇役だが、準主役のような扱い。
ユダヤ人はなぜ嫌われるのか。宗教的なものと、ユダヤ人が金儲けがうまいことなどから来るのかなあ。この映画でも結構ユダヤ人を差別している。当時のアメリカ社会の常識だったようだ。

2019/11/13

2019/11/13

72点

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ギャングとお人好しのコメディ。

本レビューは「ニューヨークの顔役(1940)」です。・・・間違えました。

ロイド・ベーコン監督による、落ちぶれ・ギャングコメディ。
🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻🌼🌷🌹🌻
ギャングのボスを引退したジョン(エドワード・G・ロビンソン)は、5年後金を使い果たし、再びギャングのボスに返り咲こうとする。が、ジョンは、元手下の銃弾を受ける・・・。

(ラスト5分間、善人となったギャングの台詞)
「私はふさわしくない。」
「婚約など口先だけだった」
「私にとって愛は背中のかゆみと同じだ」
「かけば気持ちいいが、一生は耐えられない」