愛撫

らむーる|----|----

愛撫

レビューの数

2

平均評点

67.5(6人)

観たひと

9

観たいひと

1

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1933
公開年月日 1933/11/9
上映時間 (10巻)
製作会社 松竹キネマ(蒲田撮影所)
配給
レイティング 一般映画
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 1:1.33
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 無声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督五所平之助 
脚本伏見晁 
原作伏見晁 
撮影小原譲治 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

【スタッフ&キャスト】原作:伏見晁 脚本:伏見晁 監督:五所平之助 撮影:小原譲治 出演:新井淳/岡田嘉子/及川道子/渡辺忠夫

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2020/12/30

2020/12/31

60点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


親父に頭が上がらなかった時代。

ネタバレ

宿屋街の町医者は、息子が学校を卒業して医者となり、家を継ぐのを楽しみにしている。 また、彼は、娘を貰いたいという成金の言葉に乗りかけるが、娘の幸せを考えて断る。しかし、ある時、盲腸の患者を誤診してしまい、町医者としての立場を失う。そんな時に息子が病気のために金の無心をしてくるが、実は病気というのは嘘だった…

これまで自分の主張をできなかった息子が、父親に自分の意見を言えるようになるまでのお話。地震、雷、火事に次いで親父が怖かった時代の物語。「愛撫」という言葉の使われ方は、この数十年で変わった?


(※ BD-R 録画 CATV 衛星劇場)

2020/09/25

2020/09/25

65点

テレビ/有料放送/衛星劇場 


誤診

田舎町の診療所の医師村田(新井淳)は大学に行っている息子英夫(渡辺忠夫)が卒業して戻ってくるのを楽しみにしている。また姉の町子(岡田嘉子)は結婚適齢期で、町の自動車屋の男(川村黎吉)から求婚されていて、父も乗り気であるが彼女には想う人(小林十九二)がいた。
あるとき宿屋の急患を診に行ったとき盲腸を他の病気と誤診してしまった。そこで評判を落とされるが息子が帰ってくれば再起すると休業してしまう。しかし息子が病気というので姉町子が見に行くと、彼は文学志望でしかも女性と同棲していた。
彼の言い分は小さいときから父親には反抗できず、いやいや医学部に入れられてしまったが、本当は文学を目指したかったという。そして父親の誤診は息子の能力も誤診していると言い放つ。
そんな折父親が倒れ、父の友人の小説家松岡(坂本武)と一緒に田舎に帰り、父と和解する。
題名の「愛撫(ラムール)」とはイメージが全く違うストーリー。父の息子に対する期待と息子の悩みを姉の目を通して語られる父子の相剋の物語である。
どちらかと言えば姉の岡田嘉子を中心に描いてあるような映画である。岡田嘉子の映画はたぶん始めてみたと思うが、なかなかの美人である。