今日、冷静な目で見ると大した作品ではないと感じる。
ウォルター・カーロスのシンセサイザーと、クラシックの名曲に助けられ、映画の質と演出には、あまり中身がない。
音楽がないと、画面に急に力がなくなるように思える。
刑務所の《お役所仕事》を丁寧に描写するところなど、無駄に尺数を割いていて退屈なだけ。
アレックスは、いったい何回サインしたっけ。
最終盤で内務大臣が出て来るところも、短絡的でつまらない。
キューブリックとしては、「2001年宇宙の旅」以後、最も評価出来ない作品だと、今日は思った。
何人かの女性(女優)が、ヘアーも見せて《お仕事》している。
なんか痛ましいな。
公開当時、日本では●。
ps.マルコム君も〇〇〇を見せている、やはり●でしたが。
キューブリックが《ボカシ》や《ひっかき傷》でなく●を指定。
ボカシ・ひっかき傷は汚い。
修正にまで美学?を通すキューブリック先生。