トーク・レディオ

とーくれでぃお|Talk Radio|----

トーク・レディオ

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レビューの数

7

平均評点

69.4(41人)

観たひと

80

観たいひと

12

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1988
公開年月日 1989/5/27
上映時間 0分
製作会社 エドワード・R・プレスマン・プロ作品
配給 東宝東和
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

現在欧米で議論を呼んでいる“ショック・ラジオ”を舞台に、マス・メディアと聴取者との間の敵意と憎悪を描く。製作はエドワード・R・プレスマンとA・キットマン・ホー、監督は「ウォール街」のオリヴァー・ストーン、スティーブン・シンギュラーの原作と主演のエリック・ボゴジアンの同名戯曲を基に、脚本はボゴジアンとストーンの共同、撮影はロバート・リチャードソン、音楽はスチュワート・コープランドが担当。出演はほかにエレン・グリーン、レスリー・ホープなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

テキサス州ダラスの地方局KGABの人気番組「ナイトトーク」のDJバリー・シャンプレーン(エリック・ボゴジアン)は、あらゆる階層の人々からかかってくる電話のさまざまな悩みに、ことごとく毒舌をふるい、社会の矛盾に対し怒りをぶちまけていた。そして彼の人気は、この番組を全国放送のネットにのせようという話が持ち込まれるまでになっていた。しかしその一方では、聴取者を罵倒し言いたい放題の彼を憎む者も多く、電話で脅迫されたり、ユダヤ人を擁護するバリーに対するネオ・ナチ・グループの嫌がらせ、またバスケットボールの試合に招かれたある日、他の観客にやじられ、退場を余儀なくされることもあった。バリーには現在プロデューサーのローラ(レスリー・ホープ)という恋人がいたが、別れた妻エレン(エレン・グリーン)のことが忘れられない彼は、全国放送出演が決まった時、彼女を呼び寄せた。しかしその初日になって、バリーは局の重役から全国ネット放送の延期を言い渡される。そしてその夜、スタジオにかかって来る電話に、彼は今まで以上に混乱する。冗談でスタジオに招いたファンのケント(マイクル・ウィンコット)の姿に若き日々の自分自身を思い出したバリーは、アメリカ社会の矛盾や堕落を暴きたてている自分が、いつしか侮蔑や暴力や血を求める人々のいけにえになっているのではないか、と思い始める。そんな彼を支えようとエレンは優しい心づかいを示すが、バリーは皮肉とののしりでそれに応え、彼女は彼のもとを去っていった。放送はますますヒステリックになってゆき、声をからして真実を聴取者に訴えるバリーの迫力に、局のスタッフも息をのみ、全国ネットの契約も正式に交わされた。しかしその夜、放送を終えて表に出たバリーは、何者かによって射殺される。言論の自由を信じ、真実を語り続けた彼は、アメリカにはびこる真実への敵意と憎悪の犠牲となってその生涯の幕を閉じるのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1989年7月下旬号

外国映画紹介:トーク・レディオ

1989年6月下旬号

外国映画批評:トーク・レディオ

1989年5月下旬号

グラビア:トーク・レディオ

特集 トーク・レディオ:評論

特集 トーク・レディオ:ユダヤ人論

2019/04/11

2019/04/11

75点

レンタル/北海道 
字幕


挑発的で過激なDJ

 リスナー参加型ラジオ番組のDJバリー(エリック・ボゴジアン)は毒舌と挑発的な言動でリスナーと渡り合い人気を博している。それを面白がるリスナーからはセックス、人種問題、ドラッグに関することから果ては脅迫に至るまで、憎悪に満ちた声が寄せられる。ディスカッションというよりはそれぞれが自分の考えを主張し罵り合うようなシーンが大半を占める構成の作品で、アメリカの病んだ部分が浮かび上がってくる、スリリングな映画だった。

2018/06/04

2018/06/04

60点

選択しない 


怒りと言う名の汚物を投げ合う

みんな何をそんなに怒っているのか。DJバリーとリスナーのやり取りは、汚物を投げ合う醜悪さ。でも、ときたま真理ついた発言やブラックユーモアにあふれたセリフでバランスがとれているよう。自分の怒りを誰かの怒りに仮託して、昇華させようとするのはネット社会の今でも本質は変わらない。

2017/05/29

2017/05/31

70点

購入/DVD 
字幕


持てる現在を

ラジオのDJの生き様。
自分の思想をラジオで反映させる。
状況はそう変わらず自身が削られていく。
持って生まれたエネルギーを感じる。
シンプルでストレートなテーマ。

2014/10/11

2014/10/11

70点

レンタル 


決して退屈はしないし主演俳優の声とトーク力に引き込まれた。それから彼はアルメニア系らしいがかなり個性的な顔立ちをしていて、独特の眼力があった。彼の存在感だけでなかなか個性的な映画に仕上がっていると思う。

1989/07/03

2013/07/07

75点

映画館/大阪府 
字幕


オリバー・ストーン

1989年7月3日に鑑賞。大阪・なんば千日前セントラルにて。前売1150円。

オリバー・ストーンでは比較的彼のクセのない佳作である。

2008/03/04

2012/08/27

60点

レンタル/DVD 

あまりパッとしない印象。退屈はしなかったけれど、最後まで意外と平坦な構成。
ダラスに毒舌で罵詈雑言を吐くのユダヤ人DJがいました、という話。

随所にオリヴァー・ストーンらしさは感じられる。
ラスト、死んだ後のダラスの夜景の空撮がかなり美しい。