テルマ&ルイーズ

てるまあんどるいーず|Thelma & Louise|Thelma & Louise

テルマ&ルイーズ

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レビューの数

114

平均評点

77.2(736人)

観たひと

1211

観たいひと

92

(C)1991 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1991
公開年月日 1991/10/19
上映時間 130分
製作会社 パーシー・メイン・プロ作品
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

旅の途中での偶発事件をきっかけに、鮮やかに自己を解放していく女性2人を描いた女だけのロードムービー。監督は「ブラック・レイン」のリドリー・スコット。製作はスコットとミミ・ポーク、脚本はカーリー・クォーリ、撮影はエイドリアン・ビドルが担当。出演はスーザン・サランドン、ジーナ・デイビスほか。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アーカンソー州の小さな町に住む、子供のいない専業主婦テルマ(ジーナ・デイビス)と、ウェイトレスとして独身生活をエンジョイするルイーズ(スーザン・サランドン)の2人は、退屈な日常に別れを告げドライブヘ出掛けた。夕食を取るためカントリー・バーへ立ち寄るが、悪酔いしたテルマは調子に乗り、店の男ハーランと姿を消す。行方を追い駐車場へ向かったルイーズは、レイプされかかっているテルマを発見、ハーランに銃弾を撃ち込んだ。週末旅行から一転、逃避行へと化したものの有り金がない。仕方なくルイーズは恋人のジミー(マイケル・マドセン)に助けを求めた。一方テルマは夫のダリル(クリストファー・マクドナルド)に連絡を入れるが、身勝手な夫は一方的に責めるばかり。呆れたテルマはメキシコヘ逃亡することに同意した。オクラホマでジミーから現金を受け取るふたりだったが、前日車に乗せたヒッチハイカーのJ・D(ブラッド・ピット)にまんまと持ち逃げされてしまう。泣きわめくルイーズを尻目にテルマはスーパー強盗に成功、しかしその一部始終はビデオ・カメラに収められ、犯行はハル警部(ハーヴェイ・カイテル)らの知るところとなった。次第に逃走経路を狭められるまま、依然ニュー・メキシコのハイウェイを疾走。立ちはだかる警官や野蛮なトラッカーを排除し、アリゾナ州の大峡谷へ辿り着いたが、遂にふたりは警官隊に取り囲まれてしまう。しかしもはや後退することを知らぬ2人はアクセルを踏み、大峡谷へと車ごとダイビングしていくのであった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

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外国映画批評:テルマ&ルイーズ

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1991年10月上旬号

グラビア《Coming Attractions》(新作紹介):テルマ&ルイーズ

2026/05/06

2026/05/07

66点

選択しない 
字幕


女性2人の逃避行

ネタバレ

犯罪者の逃避行劇は絶対、アメリカが似合う。

 広大な大地を排気量のデカいアメ車で駆けるシーンが様になるから。

 ウォーレン・ビーティーの出世作「俺たちに明日はない」や、テレンス・マリック監督の長編デビュー作「バッドランズ」もそうだった。

 この2作品はともに実際にあった事件がモチーフだった。つまり彼の国では「よくあること」なんだろう。

 後ろめたさを抱えつつ、追い手を振り切ろうとする。刹那的な生き方もまたどこか観衆を魅了する。

 2人の若き女性を主人公に据えた本作品は、典型的な逃避行劇ながら、最近人気の「シスターフッド」の先駆けでもある。

 公開は1990年代初頭。このころのアメリカの地方で暮らす女性たちの閉塞感が通奏低音として流れ続ける。

 テルマは支配欲の強い夫の下で、心理的に抑圧されている。一方、しっかり者のルイーズも過去にレイプされた心に傷を抱えている。

 2人がただリゾート地の別荘で、2泊3日のバケーションで羽根を伸ばすだけだったのが、テルマがレイプされそうになったのを助けようとルイーズが犯人を銃殺する事件を機に泥沼にはまり込む。

 金がなくなり、強盗を強行。警察官に捕まりそうになるのだが、逆に銃で脅迫して車のトランクに閉じ込める。大型タンクトレーラーのガソリンを銃で爆発させる‥‥。

 そして、最後はパトカーに追い詰められて絶体絶命の窮地に陥る。2人が選んだ結末がとてもクール。

 悲劇なはずなのに、車で崖から飛び降りていく2人は笑顔だ。

 まるで深い日常の抑圧から、解放されたかのように。

 公開から30年以上経った今もなお、この映画が多くの女性たちの支持を集めている理由はここにあるんだなあ。

 21世紀になって四半世紀過ぎたいまもなお、男女平等が真の意味でこの社会で実現しているとは到底言えない。社会に根強く蔓延る男尊女卑的な不条理な価値観。

 この歪みが無くならない限り、この映画はこれからも名作であり続けるでしょう。

2025/11/06

80点

選択しない 


痛快にして苦い犯罪ロードムービー

男からの様々な抑圧からの解放を描いた90年代版アメリカン・ニューシネマ。姐御肌のスーザン・サランドンと少し抜けている主婦のジーナ・デイビスが、どんどん雪だるま式に犯罪を重ねて、最後は警察に包囲されて車で崖からダイブという展開は、ほろ苦いがそれがアメリカン・ニューシネマの味。こんな映画多かったなぁと懐かしく思ったりする。主演二人の個性を活かしたリドリー・スコット監督の快作。

2025/10/23

2025/10/31

80点

選択しない 


見る前に跳べ

 専業主婦テルマとウェイトレスのルイーズが気ままな旅に出かけ、解放感を味わっていたのもつかの間、暴力事件をきっかけに殺人を犯して警察の追跡をかわしながらの逃避行が始まる。その過程で自分自身の中に眠っていた力を意識し、社会の枠組みから大きく飛躍する姿が清々しく描かれる。
 性暴力、家庭内モラハラ、女性の社会的立場など社会に対する批判的視点も含まれており、単なる逃亡劇ではないテーマ性を持った作品になっている。

 気弱で、不満があっても従順だったテルマが大胆に行動し、自分の意思で生き方を選び取る姿に強さを感じる。ルイーズもまた、過去のトラウマと向き合いながらテルマと共鳴しあって癒され、力をみなぎらせていく。   
 家庭や過去に縛られた二人が旅を通じて互いに解放されていく様子がテンポよく描かれ、アカデミー賞を受賞した脚本や監督の演出がすばらしい。
 自由への飛翔のような象徴的なラストシーンは映画ファンの心理をくすぐる。

2025/10/06

2025/10/09

82点

テレビ/無料放送/NHK BS 
字幕


アメリカン・ニューシネマの系譜

 改めてリドリー・スコット監督のパワーに驚く。製作当時50代なかば。寡作ながら「エイリアン」「ブレードランナー」と快作を放ち、油が乗り切っている。
 平凡な主婦のテルマと友人のルイーズの二人が週末にささやかなドライブ旅行に出るが、それが大事件に発展し、いつしか凶悪犯として指名手配されてしまう。その展開があざやかなロードムービーだ。
 おもしろいのはどちらかというと人から指示されなきゃ動けないタイプのテルマがどんどん大胆になり、姉貴分だったルイーズとの立場が逆転していくことだ。イケイケ姉ちゃんに見えたルイーズはむしろ冷静なところを見せる。
 作品ではテルマが1956年生れ、ルイーズが1955年生れの設定だから、共に30代なかばだ。テルマを演じるジーナ・デイビスは1957年生れだから、実年齢に近いが、ルイーズを演じるスーザン・サランドンは1946年生れと実年齢の方が10歳近く上だ。若く見せることも演技力のひとつだろう。
 平凡な主婦生活に飽き飽きしていたテルマがはめをはずし、夕食のレストランバーで知り合った男にあやうくレイプされそうになる。テルマが護身用に持って来たピストルをルイーズが男に突きつけ、難を逃れるが、男の捨てぜりふに逆上したルイーズは男を撃ち殺してしまう。レイプされそうになったのだから警察に行こうというテルマを無視して、ルイーズは車を走らせる。1990年代初頭という時代背景のせいか、アメリカ中南部という土地柄のせいかわからぬが、レイプで男を訴えるのは難しいようだ。まして殺してしまっている。楽しいはずの週末旅行が一転、逃避行となる。
 道中、知り合った若者(若き日のブラッド・ピットの怪演が見もの)から金を盗まれたり、スーパーマーケットで強盗したり、警官をパトカーのトランクに閉じ込めたりと、遊び感覚で犯行を重ね、ついにFBIのお出ましとなる。
 ボニー&クライドの女性二人版でもあり、ラストのスローモーションは「明日に向かって撃て!」をほうふつさせた。

2025/10/09

2025/10/09

60点

選択しない 
字幕


破滅型クライムロードムービー、女性二人組の先駆けか(^^;;

亭主に束縛されているテルマ、ルイーズとの旅行で浮かれ気分で悪い男に引っかかる引っかかる(^^;;

のっぴきならぬ状況に追い込まれていくハラハラはあるんだけど、乱暴しようとして未遂に終わった男をいきなり射殺するのはどうなのか(^^;;

自首するという選択肢を早々と捨ててしまうルイーズ、テキサスで何かあったっぽいけどわからないのでモヤモヤしたまま。

刑事役のハーベイカイテルと、いかにも色男のブラッドピットが良い。

2025/10/06

2025/10/06

75点

テレビ/無料放送/NHK BS 
字幕


また観た

女同士のバディムービー。ほかにあったかなあ。テンポのいい展開でラストまで一気に見せられた。ニューシネマのラストと同じく悲劇なのに何故か喝采を送りたくなる。