メキシコのいい加減さや混沌とした世情が刑務所にまで及んでいる。メルギブソン演じるドライバーという悪党で抜け目のない男がマフィアから大金を盗み、アメリカからメキシコに逃げようとするが、国境で捕まり、メキシコの刑務所に入れられる。盗んだ大金は汚職警官どもに横取りされ、踏んだり蹴ったり。しかし、このドライバーという男は一筋縄でいかない。たくましく、抜け目なく刑務所生活に馴染み、スラム街のような生活場所でもある刑務所で暮らす少年と心を通じ合う。この刑務所の中にもマフィアはいて色々な手段で金を巻き上げる。そのマフィアは肝臓が悪く、入所者は血液検査をされ、適合者は肝臓を提供する羽目になる。ドライバーは色々な手立てを使い、刑務所から出て、裏切った連中を始末していく。そして刑務所に警官になりすまして潜り込み汚職警官どもから金を奪ったマフィアから金を奪い返し、危うく肝臓を取られそうだった少年を助ける。メルギブソンが悪役ながら人情味も少しある役柄をうまく演じていた。印象に残ったのはメキシコという国の混沌とした状況、刑務所内にまでマフィアが支配し、警官は汚職に手を染める様子に唖然、呆然となる。