韓国のインチョン港からアメリカに戻ってそのまま博物館化する予定の戦艦アイオワが、北朝鮮との国境付近にあるテチョン島で、国籍不明の戦艦からミサイル攻撃を受けているという情報を聞きテンションの上がった艦長は現場に急行する。宇宙人の侵略と判明するまでは、北朝鮮又は中国の新兵器開発による攻撃という想定で話は展開し、なかなかリアルな設定(韓国の基地やステルス爆撃機等)で興味惹かれるところだったのだが、中盤以降宇宙人(失笑するほど妙)が出てきてから、B級度が大幅アップしすごい展開(笑)。国防長官がやたらと安っぽい役者がサラリーマンみたいに演じたり、攻撃する戦艦のCGがいかにも張りぼてだったりといった予算の限界を感じる面から笑えるものと、電子機器を使っていないプロペラ機が極めて短時間に援軍にくる不可思議さや、艦長と女性下士官との関係が露呈してくるにも爆撃されて救出されて熱いキスをしてると兵隊たちが目撃するのを副館長が気を利かしたりといった妙に気を利かせた脚本といった笑える要素満載である。
当時ヒットしたバトルシップ(未見)をパクった作品だそうだが、結構笑って楽しめた。