『ブラックスワン』のミラ・クニス主演のバイオレンス作品。
KINENOTEの解説によると日本未公開作品。
本作の2年後にブラックスワンなので、ミラ・クニスは大出世したと思います。
本作は実話に基づいたもので、原題は『ブートキャンプ』。
絶海の孤島まるごと問題児更正施設で、そこに送り込まれた問題児たちが島から脱出するというストーリー。
日本でも戸塚ヨットスクールみたいなものがありましたが、人権を無視した施設は問題かと思います。
それ以前に親がこの施設に収容することに、同意していることが問題だと思います。
また、この施設がしたたかなのが完全なる管理社会で、さらには勤勉さで問題児たちをランク付けをした階級社会となっている。
この辺が問題児を管理する上で上手い管理の仕方で、同調圧力もあったりして洗脳にも思います。
この施設を支配する博士がいるのですが、『es』の実験のようでもありました。
ただ、直接的なバイオレンスが少ない分、見た目のインパクトが薄いです。
また、制作された2008年当時であればセンセーショナルだったかもしれませんが、今ではメッセージ性の高い作品もいくつかある。
最後に何十万人もの少年少女がこのような施設に送り込まれたとありましたが、社会派というには斬り込み方が浅いと思いました。
以前、劇場イベントの特典で貰った本作を鑑賞してみました。