映画のキャッチコピー『あの時もし…を考えても、答えは白くなる。』

韓国の冬の白い空気とあいまって透明感のある映像です。

静寂なんだけど重たいヒューマンドラマです。
一見すると地味。

どこの国でもある10代の学生の望まない妊娠。

その時、本人たちは？家族や周りの人たちは？

一旦、親になると決めたら逃げたらダメです。

犬が様々な象徴として出てきます。

犬は、誰の子かわからなくても、平気で、何度何度もガンガン産みます。親になるとか云々とかの決意ではなく、本能で。

人間は考えるから怖くなるのだろう。

これは若い二人の再生のものがたり、なのだろう。

主人公のユ・ダインは、ペ・ドゥナにとても似ていて透明感があり、キュートで、素敵な女優さんでした。

高校生の妊娠・出産をめぐる、本人や周囲の戸惑い・すれ違いが切ない。
淡く繊細なトーンだけど、サスペンスタッチに描かれるシーンもあり、演出の緩急がいい。最後まで結末が予想できずに緊張した。
ラストのその先にも思いを馳せてしまう。

誰を愛し、その証として身籠る。その次の瞬間、女は愛を内に秘め、男は取り出してしまう。男が消えることでしか、自分を守ることができないのか？女は自分の産んだ子を受け入れられたのか？こんな悲しいラストシーンを予期することはできなかった。せめて、あのかなしそうな犬は生きていて欲しい。

試写会に応募したら当選したので３０点の映画でもご一緒していただけますか？
友人はOKしてくれ鑑賞しました。結果は１２０点以上の秀作でした。
あまりの感動に監督とも握手していただき賞賛の言葉をかけさせていただきました。
この感動を映画好きの方に伝えたくてこのサイトに登録して投稿してみました。
細かい説明では伝わりません。俳優さんもいいですし監督の伝えたいことがやさしく
伝わる映画です。是非観てください。そして上映してください。お願いします。