黒駒勝蔵 明治維新に騙された男

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黒駒勝蔵 明治維新に騙された男

レビューの数

1

平均評点

53.3(3人)

観たひと

3

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 時代劇 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2011
公開年月日 2012/4/17
上映時間 115分
製作会社 愛河企画室
配給 愛河企画室
レイティング 一般映画
カラー カラー
アスペクト比 不明
上映フォーマット 不明
メディアタイプ 不明
音声 不明

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督愛川欽也 
脚色愛川欽也 
原作吉永仁郎
(「勤皇やくざ瓦版」)
製作愛川欽也 
撮影長田勇市 
美術山崎輝 
音楽姫神 
録音福田伸 
編集小林由加子 
助監督増田天平 
記録竹田宏子 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

吉永仁郎の小説『勤皇やくざ瓦版』を、「トラック野郎」シリーズの俳優・愛川欽也が製作・監督・脚色・主演の4役を務め映画化した時代劇。官軍側について戊辰戦争に参加した甲州博徒の大親分・黒駒勝蔵の生き様を描く。共演は、「昭和の紅い灯」の任漢香、「いつも二人」の森朝子、OV『禁断の女子刑務所』の田村耕一。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

徳川300年の歴史に終わりを告げ、明治という新しい時代の波が訪れた時代、黒駒勝蔵(愛川欽也)という渡世人がいた。勝蔵は情に弱くて涙もろく、騙されやすい男だったが、6、70人の子分を抱える関東甲信越の大親分で、甲州から駿州、遠州までその名を轟かせていた。勝蔵は討幕運動に影響を受け、官軍側について戊辰戦争に参加する。世渡り上手の清水次郎長と対峙しつつ、汚い部分も一手に引き受け、子分の大半を失いながら功績をあげる。勝蔵は功績に対し恩賞を求めるが、新政府としては博徒を官職につける訳にもいかない。勝蔵は過去の悪事を理由に捕えられ、処刑されてしまう。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2012年5月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「黒駒勝蔵~明治維新に騙された男~」

2014/08/11

2014/08/12

50点

映画館/東京都/新文芸坐 


基本ができていない

愛川欽也が監督・脚本・主演と3役こなした作品で、数多く作られた清水次郎長ものは、次郎長=善、黒駒勝蔵=悪 と云う公式で造られ、それに疑問を覚えて独自の調査の結果、黒駒勝蔵は少々オッチョコチョイだが人情家で地元甲州では人気が高いそうで、次郎長は世渡り上手の鼻持ちならない奴とのスタンスでの構成であると、トークショウで愛川欽也は語っていた。
ただ、作品の完成度は低いと言わざるを得ない。出演者が劇団員で占められた為に、セリフ回しが映画向きではないのと、スクリーンサイズを生かしきれてないカメラワークはTVで観る事を前提としてるとしか思えない。従って、セットや大・小道具にしてもお粗末なのは予算のせいだけではないと思う。
映画に対する思い入れは充分に感じられ、その意気込みは80歳を越えた現在も失われずいて尊敬に値すると思うが、名前だけで客が呼べる訳でもないのも残念ながら事実である。