太平洋の虎鮫

たいへいようのとらざめ|Submarine Command|----

太平洋の虎鮫

レビューの数

1

平均評点

60.0(2人)

観たひと

6

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 戦争
製作国 アメリカ
製作年 1951
公開年月日 1961/5/5
上映時間 0分
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント
レイティング
カラー モノクロ/スタンダード
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

出演ウィリアム・ホールデン Commander_White
ナンシー・オルソン Carol
ウィリアム・ベンディックス C._P._O._Boyer
ドン・テイラー Lt._Commander_peter_Morris
アーサー・フランツ Lt._Carlson
ダリル・ヒックマン Ensign_Wheelwright
Peggy Webber Mrs._Alice_Rico
モローニ・オルセン Rear_Admiral_Joshua
Jack Gregson Commander_Rice
ジャック・ケリー Lt._Barton
Don Dunning Quartormaster_Penkins
ジェリー・パリス Sergent_Gentry
チャールズ・メレディス Admiral_Tobias
フィリップ・ヴァン・ダント Gavin

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ジョナサン・ラティマーの原作・脚色をジョン・ファーロウが監督した戦争ドラマ。撮影を担当したのはライオネル・リンドン。音楽はデイヴィッド・バトルフ。出演するのは「スージー・ウォンの世界」のウィリアム・ホールデン、ナンシー・オルスン、ドン・テイラー、ウィリアム・ベンディックスなど。製作ジョセフ・シュストロム。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

1945年8月。第2次大戦終結直前、アメリカ潜水艦虎鮫号は日本機の爆撃を受けた。副艦長ケン・ホワイト中佐(ウィリアム・ホールデン)は艦を救うため艦上に負傷した船長と乗組員1名を残したまま潜水を命じた。魚雷主任ボーヤー兵曹長は制止したがホワイト中佐は聞きいれなかった。1時間後日本機は去ったが、海上にはもう艦長と乗組員の姿はなく、死体さえ見つからなかった。戦争が終り、ホワイトは恋人キャロル(ナンシー・オルスン)と結婚した。しかし2人は愛し合っていながら、ホワイトの心はいつも晴れなかった。あのいまわしい事件の思い出のためである。やり切れなくなったキャロルはホワイトに、海軍での生活を棄ててくれと迫った。そして彼が海軍から離れられぬのを知ると家を出てしまった。やがて朝鮮戦争がはじまりホワイトは再び虎鮫号にのり、艦長となって出撃した。ボーヤー兵曹長もいっしょだった。艦は北朝鮮軍捕虜となっている200名のアメリカ兵を救出する命令を受けた。虎鮫号は機雷だらけの湾に突入した。北朝鮮側の集中砲火が艦のまわりで炸烈したが、ホワイトはひるまなかった。今度の作戦は艦を犠牲にしても遂行すべきだと彼は判断したのである。空挺部隊や友人モリス空軍中佐(ドン・テイラー)の協力で任務は達成された。ボーヤー兵曹長もホワイトの信念を見直した。ホワイト自身も今までの罪悪感を忘れ去ることができた。そしてモリス中佐からホワイトに妻キャロルが身ごもって彼を待っているとの朗報がもたらされたのだった。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1961年5月下旬号

新作グラビア:太平洋の虎鮫

外国映画紹介:太平洋の虎鮫

2022/01/03

2022/01/03

-点

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『ゼロへの逃避行』

ネタバレ

(※)ジョン・ファロー監督、ロバート・ミッチャム主演。しかし、KINENOTEには『ゼロへの逃避行』の記載欄が無いので、こちらにレビュー記載。評定はつけない。
KINENOTE運営の方々も大変だとは思うが、日本でDVD発売された作品のレビュー欄は設けていただきたいと思います。


ロバート・ミッチャムが医者を演じて、フェイス・ドマーグ(正しくは、フェイス・ダミューアと発音するらしい)が悪女ぶりを見せてくれるノワール映画。
なかなか面白かった。

医者ジェフ(ロバート・ミッチャム)と看護士女性ジュリーは職場恋愛している仲だが、自殺未遂の女マルゴを医者として救ったジェフは(恋人ジュリーがいるにも拘らず)マルゴとイイ仲になる。
ただ、マルゴの夫(クロード・レインズ)は資産家だが、ジェフと取っ組み合いになった後で死んでしまう。殺人事件。
この時にジェフは殴られて、車を運転しても眠りそうになるフラフラ状態が続く。
しかし、このマルゴという女性、ジェフと逃避行をして、カリフォルニアからメキシコへ国境越えをしようとするのだが、ジェフが意識朦朧となって国境越えを諦めようとするとサッサと彼をおいて一人で国境越えを目指す。「なんという薄情な女だろう」と思っている観ていると、国境を越える時にジェフがヨロヨロと近づいて来た。
「身分を劇団員と偽って国境越えしようとしているのに、ジェフが登場したら国境の監査官に自分が国境越えできなくなる…」と思った女性マルゴは、なんとジェフを拳銃で撃つ!…「なんという身勝手な女!」という驚き。

逃げている二人がピンチになる展開もあり、逃避行ものとして結構面白かった。
監督は、ジョン・ファロー。⇒女優ミア・ファローの実父である。









<以下、ネタバレ>
ジェフを拳銃で撃ったマルゴは、国境警官に撃たれて死ぬのだが、死ぬ直前に「夫を殺したのは私。ジェフは関係ない」という優しさを見せる。ただ、これは真実であり、彼女の夫はジェフとの打撲などで死んだのではなく、死因は窒息死だったので女が殺したのだった。