ターザンの憤激

たーざんのふんげき|Tarzan's Savage Fury|Tarzan's Savage Fury

ターザンの憤激

レビューの数

2

平均評点

57.2(5人)

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8

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基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1952
公開年月日 1953/11/23
上映時間 81分
製作会社 RKOラジオ映画
配給 RKOラジオ映画会社
レイティング 一般映画
カラー モノクロ
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ソル・レッサー「ターザン魔法の泉」製作、レックス・バーカー(「ターザン魔法の泉」)主演の1952年作ターザン映画。「烙印」のシリル・ヒューム、「オペラの怪人」のハンス・ジャコビー、及びシャーリー・ホワイトの3人が合作した脚本を作家出身のシリル・エンドフィールドが監督した。撮影は「ライムライト」のカール・ストラッス、音楽は「平原の勇者」のポール・ソーテル。バーカー以下の出演者は「裸の町」ノドロシー・ハート、「わが谷は緑なりき」のパトリック・ノウルズ、「嵐を呼ぶ太鼓」のチャールズ・コーヴィン、トミー・カールトンなどである。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ターザン(レックス・バーカー)は原住民集落で白人の少年を見い出して自分のすみ家に連れ帰った。少年ジョーイは伝道師だった両親がライオンに食い殺されて1人ぼっちだった。ある日、2人の白人に率いられた探検隊が訪れ、エドワードと名乗る1人は自分こそターザンの従姉妹だと言ってターザンの父の日記を見せた。彼らは未開部族のワズリ族がもつダイアモンドが目当てで、ターザンに案内を頼んだ。最初は断ったターザンもジェーン(ドロシー・ハート)の勧めで引き受けた。一行は途中さまざまの苦労をしながら目的地に向かって歩みを進めたが、もう少しのところで獰猛なカンニバル族に襲われ、ターザンの必死の防戦も奏功せず、いよいよ危うくなった。その時ターザンの父を慕うワズリ族が一行を救ってくれた。エドワーズは到着するとすぐ熱病に冒され、ウワ言に”従弟ではない”と言い出した。仲間のロコヴは悪事の発覚を恐れてエドワードをライオンのすむ谷間に落とし、ターザンには誤って落ちたと告げて救出に赴くターザンを崖から射ち落とした。ロコヴは原住民を欺いてダイアモンドをもって逃走し、ただ1人残ったジェーンは原住民の怒りの目標となって処刑されることになった。崖下に気絶していたターザンはジョーイとチータに救われ、ロコヴを捕らえて倒し、処刑寸前のジェーンを救うことができた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1954年3月上旬号

外国映画批評:ターザンの憤激

1953年11月下旬号

グラフィック:ターザンの憤激

外国映画紹介:ターザンの憤激

2020/04/18

2020/04/19

60点

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ターザン、懐かしの地へ。

ネタバレ

<密林の王者 ターザン ベストコレクション>の収録作品。

レックス・バーカー主演、RKOラジオ製作のターザン映画。本作では序盤でターザンの家系にあたるグレイストーク卿が背後から撃たれて絶命し、撃った人物は別の人間をグレイストーク卿と名乗らせてターザンの元へ。亡きターザンの父と幼いターザンがその昔に親交を結んだ部族の持つダイヤが目当てで、ターザンらを騙してその地に向かうというストーリー。

この頃のジェーン役の女優は毎作、変わっているようだが、黒髪で長髪とオリジナル版でのイメージに近づけたのでは。

ボーイに変わって、というよりターザン役、ジェーン役共に変わって、ボーイの設定などもリセットされたようで、伝道師だった両親と野営していたところをライオンに襲われて一人残ったジョーイが登場。ある部族で鰐の釣り餌として使われているという恐るべき登場の仕方。ライオンへの恐怖を克服してクライマックスでは大活躍を見せる。

クライマックスと言えば、悪役が撃とうとした銃が弾丸がなく、銃をターザンに投げつけるシーンで、ターザンの頭に銃が当たるが、一瞬バーカーの表情が微笑んでいるように見えるのは、避けそこなったNGカットだったとも推測できる。

2019/05/10

2019/05/26

50点

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粗製乱造

ジャングルの平和を守るターザンって今ではもう受け入れられないものだろうな。21世紀に入って実写やアニメが作られたもののたいして話題になっていない。もはや完全に時代錯誤のヒーローとなってしまった。
それにターザン映画は粗製乱造の印象も強い。娯楽主義なのは良いが、演出や演技に迫力がない気の抜けたものが多い。まったくブームだからとバンバン作ったものの、雑な出来で面白くないものばっかり量産されている。マカロニウェスタンやカンフー映画の粗末な作りと似ている。

本作もまあ話はともかくとして、炭酸が抜けた飲料水みたいでちっともうまくない。