卒業(1967)

そつぎょう|The Graduate|The Graduate

卒業(1967)

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レビューの数

91

平均評点

76.7(583人)

観たひと

945

観たいひと

61

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1967
公開年月日 1968/6/8
上映時間 106分
製作会社 M・ニコルズ/L・ターマン・プロ
配給 ユナイト
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

チャールズ・ウェッブの原作を、カルダー・ウィリンガムとバック・ヘンリーが脚色、「バージニア・ウルフなんかこわくない」のマイク・ニコルズが監督した悲喜劇。この作品で、マイク・ニコルズは、67年アカデミー監督賞を獲得している。撮影はロバート・サーティース、主題曲をポール・サイモン、そのほかの音楽を、デーヴ・グルーシンが、担当している。出演は、「奇跡の人(1962)」のアン・バンクロフト、ブロードウェイ出身のダスティン・ホフマン、TV出身で「シェナンドー河」など、2、3の作品に出演しているキャサリン・ロス、他にウィリアム・ダニエルス、マーレイ・ハミルトンなど。2019年6月7日より4Kデジタル修復版が公開(配給:KADOKAWA)。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

学問でもスポーツでも、賞という賞を獲得して、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は大学を卒業したが、それがなんのためなのか、彼は疑問を感じ、将来に対する不安でいらだっていた。だが、そんなベンジャミンの心も知らず両親は盛大なパーティーを催した。口先だけのお世辞やへつらいにいたたまれず部屋に逃げこんだベンジャミンを、ロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が追いかけてきた。彼女は、強引にベンジャミンを家まで送らせ、決して誘惑してはいないなどと口ではいいながら彼の前で裸になって、彼を挑発した。ちょうどそこへ、ロビンソン氏が帰ってきたので、その場は何事もなかったが、この誘惑はベンジャミンにとって強い刺激となり、数日後、彼は自分の方からデートを申し込んだ。こうして2人は、しばしばホテルで会うようになった。だが、この2人の関係は、ロビンソンの娘エレーヌ(キャサリン・ロス)が学校休みで戻ってから、大きくくずれていった。両親の勧めで、初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったベンジャミンだが、その可憐さ、清純さに次第に本気で愛するようになった。娘の恋に嫉妬したロビンソン夫人は、ベンジャミンに娘とつき合ったら、自分との関係をバラすと脅迫した。しかし、この脅迫も、ベンジャミンをさらに激しい恋にかりたてるばかり。ついにロビンソン夫人は捨身の妨害に出て、ベンジャミンとの関係を明らかにした。ショックを受けたエレーヌは、学校へ戻った。そのエレーヌをベンジャミンは追った。だがそこは、ロビンソン夫妻が娘と結婚させようとしているカールという青年がいた。それでもベンジャミンは、エレーヌを追ったが、とうとうエレーヌとカールの結婚式が挙行されることになった。式は進み、クライマックスに達した時、ベンジャミンが飛び込んできた。両親や参列者を押しのけると、彼は花嫁を盗み出し、通りかかったバスに飛び乗った。バスは永遠なる結婚の幸福へと走り去った。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2019年6月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「卒業 4Kデジタル修復版」

2011年9月下旬特別号

第二回 午前十時の映画祭:「卒業」「真夜中のカーボーイ」

1968年5月下旬号

新作グラビア:卒業

外国映画紹介:卒業

2019/08/07

2019/08/12

68点

映画館/宮城県/チネ・ラヴィータ 
字幕


ざっくりとした映画

 懐かしい。1967年の映画。公開当時まだ9歳なので、初見は名画座での鑑賞だったのだろうけど、中学か高校生の頃かな。サイモンとガーファンクルの歌が耳を離れなかった。改めて修復版をみたけど、スカボロフェアとかめちゃくちゃ何度も使っていて、こりゃ耳に残るなあと感心してしまいました。こんな曲の使い方もあるんだ。そしてみんな若かったなあ。ダスティン・ホフマンもアン・バンクロフトもキャサリン・ロスも。若気の至りなんだろうけど、エレーヌが結婚する件は相変わらず理解できなかった。親の言いなりに突然結婚するなんてことって当時のアメリカでは普通ではないにしろありえたことなんだろうか。当時はバスに乗った後のベンジャミンとエレーンはこの後どうなるんだろうと思ったけど、優秀な成績で大学を出たベンジャミンは就職する気になればどこにだって入れただろうし、地元にさえ戻らなければ何とかなりそうな感じだった。今となってはこんなざっくりとした映画は作られないだろうけど、時代を象徴する映画として残っていくんでしょうね。

2019/07/28

2019/07/28

65点

テレビ/無料放送/その他 
字幕


BS 4Kにての鑑賞
最後の教会からの花嫁奪取シーンを撮りたいがための映画かな

2019/07/26

2019/07/26

70点

映画館/愛知県/伏見ミリオン座 
字幕


将来不安を示す

ネタバレ

様々なシーンに暗示的要素があることを知ったのは最近のことだ。映画は映画そのものを楽しむものだが、背景を知ることでより多くの学びがある。
 この映画がカウンターカルチャーの最初の映画であることを最初見た当時知る由もなく、ただ大人の映画という認識だった。大人というのはロビンソン夫人のことを言うが、キャサリン・ロス演じるエレインも自分にとっては大人だった。ベンジャミンのダスティン・ホフマンだって大人。
 大人、大人、大人。
 これが当時の印象だ。そして大人になることがどれほど難しいことなのかを漠然と意識した。エリートであるベンジャミンは自分から見ても遠い存在だ。しかし漠然としたモラトリアムな雰囲気だけを似せて、自らの足りない部分の言い訳にしたような感じだった。
 今あらためてこの世代を見返すと、ベンとエレインはもちろん、ロビンソン夫人でさえ自分より下の世代となっている。当時子供だった自分が今大人を見下ろすと、有名なラストシーンに重なる。

 自分なりの戦いは挑んできた。
 
しかし社会からも見放され、誰からも期待されない世代になってベンとエレインのように将来不安を感じている。これが現実である。世代を超えてもまとわりつく皮肉な映画だ。そして最後にベンが十字架で教会を封鎖する、という衝撃も大きい。ヘイズコードがある時代にこんなシーンはありえなかったはずだ。それほど常識を無視した映画の顛末と今我々が抱えている世紀末のような将来不安は同じなのではないかと感じた。
そうした目線であのラストシーンをじっくり見直すと、あの2人の不安げな表情になぜか涙がこぼれ、老年に入った今の自分があのステキな2人に「未来は決して明るくないんだよ。そして世界は偽善的でウソばかりだよ。」と、声をかけたくなるのだ。

2019/07/22

2019/07/22

76点

映画館/大阪府/シネマート心斎橋 
字幕


卒業

若いからこその感情をまっすぐに出す感じがよかった。
親が決めた人生を歩んでいくことへの不安、楽しいことが何ひとつない虚無感、好きな人ができた時の恋する気持ちなど青春、若い時の勢いというかその頃特有の主人公の感情が丁寧に描かれていました。
そして何より場面場面に流れる音楽が抜群に良い。
名曲と呼ばれる理由が分かる気がしました。
ラストの2人の表情、よかったなぁ。
若いって素晴らしい。
まだまだ人生長いんだから失敗してもいい。
だから自分が思うままに、自分が正しいと思うことをしてみるのもいいんじゃないかなと思います。

2019/07/14

2019/07/14

70点

選択しない 
字幕


主人公がガイキチにしか見えなくて全然感情移入できなかったよ…。青春の惨めさはよく描けていると思う。

2019/06/16

2019/07/02

96点

映画館 


いやー、久々に見たけどこんなにぶっ飛んだ作品だったか。童貞が人妻に誘惑されどぎまぎしながらも惹かれていくややえぐめのコメディから、親子丼の、ストーカーのホラーまでとんでもなくぶっ飛んでる。


結果、あのエンディング。家族、権威からの脱却と自由を勝ち取るトンでもラブホラー。最後に彼女を奪い、自分たちと向こう側を隔てたのが十字架ってのも権威対自由の象徴なんだろう。
今見ても全く色あせないどころか、超絶おもしろすぎてちびる。

当時としてはおそらくかなり画期的な映像の挑戦感もおもしろいのよねえ。のぞき見風、一人称視点、異なるシーンのシームレスなつながりetc. しかもかなり効果的でエロティックだったり緊張感あおったり

当然今アタマの中はサイモン&ガーファンクルが鳴りっぱなし。角川シネマ有楽町、4kデジタル修復版にて