卒業(1967)

そつぎょう|The Graduate|The Graduate

卒業(1967)

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レビューの数

60

平均評点

76.9(413人)

観たひと

732

観たいひと

50

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1967
公開年月日 1968/6/8
上映時間 106分
製作会社 M・ニコルズ/L・ターマン・プロ
配給 ユナイト
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

チャールズ・ウェッブの原作を、カルダー・ウィリンガムとバック・ヘンリーが脚色、「バージニア・ウルフなんかこわくない」のマイク・ニコルズが監督した悲喜劇。この作品で、マイク・ニコルズは、67年アカデミー監督賞を獲得している。撮影はロバート・サーティース、主題曲をポール・サイモン、そのほかの音楽を、デーヴ・グルーシンが、担当している。出演は、「奇跡の人(1962)」のアン・バンクロフト、ブロードウェイ出身のダスティン・ホフマン、TV出身で「シェナンドー河」など、2、3の作品に出演しているキャサリン・ロス、他にウィリアム・ダニエルス、マーレイ・ハミルトンなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

学問でもスポーツでも、賞という賞を獲得して、ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は大学を卒業したが、それがなんのためなのか、彼は疑問を感じ、将来に対する不安でいらだっていた。だが、そんなベンジャミンの心も知らず両親は盛大なパーティーを催した。口先だけのお世辞やへつらいにいたたまれず部屋に逃げこんだベンジャミンを、ロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が追いかけてきた。彼女は、強引にベンジャミンを家まで送らせ、決して誘惑してはいないなどと口ではいいながら彼の前で裸になって、彼を挑発した。ちょうどそこへ、ロビンソン氏が帰ってきたので、その場は何事もなかったが、この誘惑はベンジャミンにとって強い刺激となり、数日後、彼は自分の方からデートを申し込んだ。こうして2人は、しばしばホテルで会うようになった。だが、この2人の関係は、ロビンソンの娘エレーヌ(キャサリン・ロス)が学校休みで戻ってから、大きくくずれていった。両親の勧めで、初めはいやいやながらエレーヌとつき合ったベンジャミンだが、その可憐さ、清純さに次第に本気で愛するようになった。娘の恋に嫉妬したロビンソン夫人は、ベンジャミンに娘とつき合ったら、自分との関係をバラすと脅迫した。しかし、この脅迫も、ベンジャミンをさらに激しい恋にかりたてるばかり。ついにロビンソン夫人は捨身の妨害に出て、ベンジャミンとの関係を明らかにした。ショックを受けたエレーヌは、学校へ戻った。そのエレーヌをベンジャミンは追った。だがそこは、ロビンソン夫妻が娘と結婚させようとしているカールという青年がいた。それでもベンジャミンは、エレーヌを追ったが、とうとうエレーヌとカールの結婚式が挙行されることになった。式は進み、クライマックスに達した時、ベンジャミンが飛び込んできた。両親や参列者を押しのけると、彼は花嫁を盗み出し、通りかかったバスに飛び乗った。バスは永遠なる結婚の幸福へと走り去った。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2011年9月下旬特別号

第二回 午前十時の映画祭:「卒業」「真夜中のカーボーイ」

1968年5月下旬号

新作グラビア:卒業

外国映画紹介:卒業

1980年代

2016/08/27

50点

テレビ/無料放送 
吹替


最初に観たのは、吹替え版

最初に観たのは、テレビで吹替え版で、不自然な削除されたようなバージョンだった。
特に、ダスティン・ホフマンとアン・バンクロフトが絡むシーンは削除されていた記憶。

2013/08/25

2016/08/18

83点

レンタル 
字幕


中年になってからのほうが

すごく、エロさを感じる映画です。

2016/05/29

80点

選択しない 


女と恋にしか生き甲斐を見いだせない青年の情けない物語

 原題""The Graduate""で邦題の意。チャールズ・ウェッブの同名小説が原作。
 本作を名作足らしめたのは、教会のガラスを叩きながらダスティン・ホフマンが「エレーン!」と叫ぶラストシーンと、BGMとして使われるサイモン&ガーファンクルの名曲「サウンド・オブ・サイレンス」「ミセス・ロビンソン」「スカボロー・フェア」で、物語自体は人妻と浮気した青年が性愛に悩む話でしかない。
 スポーツに学業に模範的な大学生活を送った青年ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)が、ロサンゼルスの実家に帰り、両親や周囲の人々から卒業の祝福を受けるシーンから物語は始まる。
 しかし、周囲の期待とは裏腹に彼には目標とすべき未来が見えず、そんな心の隙間に忍び込むのが夫との愛のない生活を送るロビンソン夫人(アン・バンクロフト)。初めての女性に夢中になるベンと、火遊びが本気に変わっていくロビンソン夫人。その二人の関係に入り込むのが夫人の娘で幼馴染のエレーン(キャサリン・ロス)。二人は愛し合うようになるが、夫人の嫉妬から不倫がばれてしまう。
 大学に戻ったエレーンを追ったベンの熱意が通じて、二人はよりを戻すものの、ロビンソン夫妻の反対に遭い、エレーンは学友と無理やり結婚させられてしまう。その結婚式の教会にベンが駆け付け花嫁を略奪するのが、ラストの名シーン。
 女と恋にしか生き甲斐を見いだせないベンの情けない物語ながら、公開当時の、何不自由ない豊かさの中で、目的を持てない若者たちという時代への反省があって、それが反体制や反戦・反文明といったヒッピーなどの若者文化の萌芽となった、アメリカン・ニューシネマの代表作。不安を懐いたままの二人の旅立ちは、アメリカの既成の社会と価値観への訣別でもある。
 そうしたいつの時代にもある若者たちの閉塞感と倦怠が、サイモン&ガーファンクルのメロディーに乗って見事に描き出されていて、超望遠レンズで切り取った孤立するベンの姿の虚しさが胸に迫る。
 キャサリン・ロスの小柄で知的な美貌が当時人気だった。

2016/05/22

2016/05/22

80点

その他/録画BSプレミアム 
字幕


アメリカンニューシネマの代表作

 遂に観る。

 もちろん、公開時でなく、1970年代位に名画座で観て以来。

 素晴らしかった。ダスティン・ホフマンのベンとアン・バンクラフトのミセスロビンソンとの絡みや、衝撃だった”連れ去り“のラストシーンの他は、ほとんど忘れていた。
 
 ベンとミセスロビンソンとの無意味なセックスやラストシーンに象徴されるように、富裕層や体制側に徹底的に反発して、また、風刺を込めて、新しい映画を作り出そうとしたアメリカンニューシネマの代表作なんだろう。
  
 ラストのベンの叫びには、やはりぞくぞくして鳥肌が立つほどだ。

 先日「クレイマー、クレイマー」を観たが、ここで言われたのだったか、ダスティン・ホフマンの「卒業」のベンの姿を想像させるようだ、と。私もそう思う。

 ベンとキャサリン・ロスのエレインのこの二人のどこか不安げな表情が今後の未来の苦悩を象徴するものだったのかもしれない。
 

 

2016/05/11

2016/05/15

75点

購入/DVD 
字幕


喜劇→悲劇→喜劇、最後に不安で不安

マイク・ニコルズ監督のこの映画、テレビでは何度か観たけれど、劇場で観たことはなかった。
なので、英語発声ノーカットで観るのは今回がはじめて。
そう思うと、ちょっと恥ずかしい。

米国東海岸の大学を文武両道優秀な成績を修めて卒業し、西海岸の実家に戻ってきた青年ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)。
彼の帰郷パーティで、ふとしたことから父親のビジネスパートナー氏の夫人ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)と関係を持つようになった。
大学は卒業したけれど、人生の入り口に立ったばかりのベンジャミンは、夫人との情事に耽る。
が、ある日、夫人の娘エレーヌ(キャサリン・ロス)と出逢い、本当の恋に落ちてしまう・・・というお馴染みのハナシ。

これって基本コメディですね。
まだ何者でもない青年が泥沼の事態に陥り、そこから抜け出そうとするハナシ。
そして、これが喜劇フェーズと悲劇フェーズに分かれていて、最後はもういちど喜劇に戻る・・・と。

前半のミセス・ロビンソンとのエピソードが喜劇のA面、後半のエレーヌとのエピソードが悲劇のB面。
それが最後に花嫁強奪の喜劇で再び幕を閉じる、と思いきや、どうもそんな感じで終わらない。

十代の頃に観たときにも感じたけれど、このラスト、決してハッピーエンドでない。

本物の恋の相手と駆け落ちするんだからハッピーエンドなのかもしれないが、エレーヌは他人の子どもを身ごもっている(ショットガン・マリッジ云々というセリフがあることから判る)。
それを思い出してかバスの最後部に座ったベンジャミンもニコニコ笑いが消えている。

エレーヌしてもそうだ。
不幸な結婚生活を送って、結局のところベンジャミンを誘惑するぐらいしか愉しみがなくなってしまったミセス・ロビンソンの不幸な結婚生活のはじまりも、予期せぬ妊娠。
母親と同じ結果になるのかしらん。
その上、お腹の中の子どもは、いっしょに逃げるベンジャミンではないし、と浮かぬ顔。

ふたりの前途は決して明るくない。

このラストショット、実は「カット」の後にもカメラを廻していたらしい(同時収録されたダスティン・ホフマンのインタビューでわかる)。

まだ何者でもない青年、ただただ両親世代と同じようにはなりたくないと願っている青年の前途は不安だらけ。
この不安だらけが、この映画を輝かせている。

ま、サイモンとガーファンクルの音楽、マイク・ニコルズ監督の才気走った画面構成、不安と孤独を強調するズームバックと顔のアップなど、その他にも素晴らしいところはたくさんあるんだけれども、ね。

2016/05/04

2016/05/05

80点

テレビ/無料放送/BSジャパン 
吹替


アメリカンニューシネマの代表作

サイモン&ガーファンクルのサウンドトラックを全編に
大学を卒業したベンジャミン(ダスティ・ホフマン)の
性と愛にたいする心のドラマ。
アルバムジャケットやラストシーンはあまりにも有名だろう。
アメリカンニューシネマの代表作