0011ナポレオン・ソロ 消された顔

ぜろぜろいちいちなぽれおんそろけされたかお|The Spy With My Face|----

0011ナポレオン・ソロ 消された顔

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レビューの数

31

平均評点

67.6(16人)

観たひと

22

観たいひと

3

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1965
公開年月日 1965/9/18
上映時間 0分
製作会社 アリーナ・プロ映画
配給 MGM
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

クライド・ウェアのストーリーを彼自身と「ちびっこ天使」のジョセフ・カルヴェリが共同で脚色、ジョン・ニューランドが監督した「ソロ・シリーズ」第2作。撮影はフレッド・コーネカンプ、音楽は「ムッシュ・コニャック」のモートン・スティーヴンスが担当した。出演は「罠を張れ」のロバート・ヴォーン、デイヴィッド・マッカラム、「ダンディー少佐」のセンタ・バーガー、「逆転」のレオ・G・キャロルほか。製作はサム・ロルフ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

ニューヨーク。国際秘密機関UNCLEの捜査員ソロ(ロバート・ヴォーン)はセレナ(センタ・バーガー)という女のアパートに訪ねたばっかりに誘拐されて、スイスのアルプスにある天文台に監禁された。ソロたちは、最近「つぐみ」という秘密結社の捜査に当たっていた。というのは、地球の将来をも危険にさらすほどの化合物が発明されそれをUNCLEの手でスイスに予定された秘密金庫に運ばれるのだが、「つぐみ」がその輸送中を狙って奪取しようと暗躍している気配をUNCLEは察知していたのだった。さて輸送の日、「つぐみ」が作りだした偽者のソロ他おたがい顔を知らぬ捜査員3人でヨーロッパ行きの旅客機に乗った。偽者は機中で問題の化合物をすりかえ、巧みに捜査員2人を殺した。無事任務を果たしてインスブルックの山荘に来た。そこにはセレナが来ており、彼らは天文台から連れて来られる本物のソロを事故死に見せかけて葬り去ろうと計画していた。一方、鎖につながれたソロは、女マッサージ師の頭から抜きとったヘアピンを利用して身の自由をとりもどした。そして、脱出に成功した。ソロ脱出の報を受けた偽のソロはハイウェイでこれを要撃、2人のソロの死闘が展開した。もちろん、生き残ったソロが本ものである。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1965年11月上旬号

外国映画批評:0011ナポレオン・ソロ 消された顔

2022/12/18

2022/12/18

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第29話「老スパイは死なず」ゲスト:マーティン・バルサム

71点

28話を見てから、2カ月半、お休みしてしまいました。
失礼を致しました。
007回顧、レオーネ回顧をしていて、間が空いてしまいました。

モノクロ第1シーズン最終話であります。
ゲストはマーティン・バルサム。
アンクルの資料課のオッサン(バルサム)が、ソロとイリヤに守られながら敵方の男に変装しての潜入工作です。
2階建てバス1台走らせて、ロンドンという設定。
相変わらずチープですな。
*ヴォーンとバルサムが、作戦を話しながら《あやとり》をするシーンがある。
 二人とも、見事にしっかり出来ている。
 私はと言うと出来ない。
 小学校の時、男で《あやとり》をしてた奴、いたかなぁ?

スパイ小道具、ソロとイリヤとバルサムの演技を楽しんでいたら、半分を過ぎたところでソロさんが肩を銃撃され退場。
以下、ラスト・アクションまでイリヤとバルサムとバルサムの元同僚の中年女性バーバラ・シェリーで、ストーリーを引っ張ります。

出来は悪くないけど、ソロさんの後半欠場で減点。
これは練られた脚本ではなく、ロバート・ヴォーンのスケジュールの関係でしょう。
困ったものです。

序盤の飛行機内シーン、気圧が下がったせいでマッカラムの体が宙に浮き、機外にほおりだされそうになる。
「007ゴールドフィンガー」にも似たシーンですが、合成特撮等なしで、真面目に撮っとります。

監督:ジョセフ・サージェント
脚本:ディック・ネルソン
音楽:モートン・スティーブンス
撮影:フレッド・コーネカンプ

マーティン・バルサム
   何と言っても「十二人の怒れる男」ですが、リアルタイムで見て印象深かったのは、イタリア映画「警視の告白」です。
   終局の、バルサムとフランコ・ネロは、50年間、再見してないのにハッキリ覚えているなぁ。
   あとジョセフ・サージェント「サブウェイ・パニック」にも、キーパーソンで出演。

バーバラ・シェリー
   イギリスのテレビ女優さんっぽいが、劇場映画では「火星人地球大襲撃」というハマーフィルム制作のSF珍品に出てます。
   《映画秘宝》で、「2001年宇宙の旅」に影響を与えたと評された作品。
    チープですが、SF好きなら必見です。
    《クォーターマス博士シリーズ第3弾》

2022/10/06

2022/10/06

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第28話「束の間の生涯の物語」79点

The Girls of Nazarone affair
監督:アルヴィン・ガンツァー
脚本:Peter A.Fields
原案:Peter Barry
音楽:ジェリー・ゴールドスミス、モートン・スティーヴンス
撮影:フレッド・コーネカンプ

当時、公開されていたマックス・フォン・シドー、デヴィッド・マッカラム出演「偉大な生涯の物語」から戴いた邦題。
スラッシュが射殺した女性カーレーサーが、翌日にピンピンしている。
その謎は?
カーアクションあり、SFチックな大団円あり、好調な一篇。
エピローグは、ソロとイリヤがオフザケ殴り合いのお笑い。

あのシャロン・テート嬢が、アップも台詞も少ないが、端役で出演。
最後は、ロバート・ヴォーンとたしかタイツ姿で格闘してくれる。
嬉しいです。

スポーツジムにあるようなフィットネスの自転車に縛り付けられ、過酷な拷問に耐えるソロ。

協力する女性教師に Kipp Hamilton 、オードリーの「許されざる者」出演。
   (高橋和枝=ルシル・ボールの声が懐かしい)

スラッシュの七つの顔を持つと言われる女性博士に Marian Moses または Marian McCargo名義 《ジョン・ウエインの「大いなる男たち」出演》・・・声=水城蘭子=デボラ・カー、イングリット・バーグマンの吹替えが多数。

女性カーレーサーのナザローネに、Danica d'Hondt(藤野節子)

2022/10/06

2022/10/06

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第27話「ポーロック館の地下牢」78点

The Gazebo in The Maze Affair(迷路の中の東屋)
監督:アルフ・チェリン
脚本:Dean Hargrove、Antony Ellis
原案:Antony Ellis
音楽:ウォルター・シャーフ
撮影:フレッド・コーネカンプ

ゲストは「レベッカ」「イヴの総て」などのジョージ・サンダース。
シーザー・ロメロ、ヴィンセント・プライスと並ぶ敵方紳士のひとり。
ジャネットノーラン演ずる奥さんとふたり、言葉は丁寧で紳士・淑女だが、平気で残酷な拷問を仕掛けて来る気味悪さ。
エピソードの後半は、ほとんど地下牢に繋がれるソロとイリヤである。
「シャイニング」に出てくるような庭園迷路も、演出のポイント。

ジョージ・サンダース(外山高士、「ジャングル大帝」の大人のレオをアテた。)
ジャネット・ノーラン(声=鈴木光枝、巧い。佐々木愛さんのお母さん。)
ペギーという若い女性 Bonnie Franklin

ジョージ・サンダース
   1972年に65才で自殺している。
   デヴィッド・ニーブンによれば、彼は30才過ぎから65才での自殺を公言していた。
   4回目の結婚が破綻してなければ、それもなかったかもしれないが。
      ウイキペディアより。

2022/10/05

2022/10/06

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第26話「僧衣の野望」70点

The Love Affair
監督:Marc Daniels
脚本:Albert Aley
音楽:ウォルター・シャーフ
撮影:フレッド・コーネカンプ

ゲストが「ローマの休日」のエディ・アルバートである。
あの名優が、しかし、役柄がカルト教団の教祖ということで、ガッカリである。
お話し的にも、終盤、ソロが鍵のかかっていない部屋に留置(?)されたりで、のんびりした部分があって気合がかからない。
イリヤも、中盤、追跡中の車を手榴弾で爆破され、ラストシーンまで出番なし。
やっぱりソロとイリヤでクライマックスを迎えないと、困るんだよね。

ゲスト女優は Maggie Pierce(増山江威子)、大学生という設定で地味です。
アンクル本部の秘書サラ、演じるは Leigh Chapman
  ここ数話で出て来てます。
  本作では、本部を出て外部でソロと行動を共にし、アンクル秘書としては、かなり珍しい。

2022/10/04

2022/10/05

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第25話「拾った危険」、100点

The Never-Never Affair
監督:ジョセフ・サージェント「サブウェイ・パニック」
脚本:Dean Hargrove
音楽:ジェリー・ゴールドスミス、モートン・スティーヴンス
撮影:フレッド・コーネカンプ

ゲスト女優:バーバラ・フェルドン(「それいけスマート」の99号)
ゲスト男優:シーザー・ロメロ(TV「バットマン」のジョーカー)

アンクル本部で、ポルトガル語翻訳という退屈な仕事に飽き飽きしているバーバラ・フェルドンちゃん。
ソロが可哀想に思い、彼女の退屈しのぎに、課長のタバコを買いにいかせる。
重要任務と偽りながら。
そのソロのちょっとした悪戯ごころが、手違いで機密情報と彼女を危険にさらすという、とんでもない事態を招く。
スパイ映画としては、番外編のような作りだが、これが面白い。

のっけから追われているイリヤのピンチからして快調な演出。
その現場へフランスのスラッシュ幹部=シーザー・ロメロが車で到着する。
彼のサングラスの2面に、イリヤを囲む《炎》がそれぞれ映る。
最初から計算された演出なのだろうか、偶然なのか、すごい、素晴らしい演出だ。

中盤の、戦争映画を上映している映画館の客席で、ソロとイリヤがスラッシュと撃ち合うのだが、凄味半分、ユーモア半分で最高。
その後には、ソロがスラッシュの男にガソリンをぶっかけ、ライターで脅すという、これまた凄味のあるシーンがある。

そして最後、囚われの身になったソロとフェルドンちゃんの、逆転の一手は・・・。
後ろ手に縛られたソロ。
それでも銃を持ち鏡越しに、背後のシーザー・ロメロを狙う。
はたしてソロの銃弾は、ロメロに当たるか?

ラストカットは、ソロにタバコを買いに行かせるウェイバリー課長、ユーモア満点の締め括り。

シーザー・ロメロは、大木民夫氏。
あとスラッシュ野郎に、大塚周夫(ちかお)氏。
フェルドンちゃんは、今井和子氏。
今井さんの吹替えリストの中に、TV「タイムトンネル」の《火山の島》のエレン・バーンステインとあった。
昔、再放送を見てて、ありゃエレン・バーンステインだと気が付いたことがあったっけ。

1975年だったか、映画館で「サブウェイ・パニック」を見た時、ナポレオン・ソロの監督も、大した傑作を撮ったもんだと、ホントに嬉しかったんだ。
デンゼル・ワシントンのリメイク「サブウェイ123 激突」より、遥かに上だったよ。

2022/10/04

2022/10/04

-点

テレビ/有料放送/AXNミステリー 
吹替


第24話「香港の黒い霧」77点

The Hong kong Shilling Affair
監督:アルヴィン・ガンツァー
脚本:Alan Caillou
音楽:モートン・スティーヴンス
撮影:フレッド・コーネカンプ

カレン・シャープ Karen Sharpe (声=公卿敬子)なる女優さんが、チャイナドレスで魅せる。
同時期の「底抜け00の男」に出演している。
舞台はインチキ香港。
終盤の、女性ふたりの意外な素性は面白いが、全体には素人男子大学生を捜査に利用するソロとイリヤは、どんなもんでしょう。
「罠を張れ」では2秒間出演だったリチャード・キールが、たっぷりその体技を魅せる。
台詞も、まぁまぁあり。印象強し。
ロジャー・ムーアと対決する13年前に、ソロとイリヤに対面していたことは、記憶しておいていい。
最後のイリヤの変装は、吹替えが野沢那智氏であるからすぐバレるが大変凝ったもので、「スパイ大作戦」のマーティン・ランドーの元祖といったところ。
スペシャル・メーキャップ・クリエイテッドは、ウィリアム・タトル(「ヤング・フランケンシュタイン」、デパルマの「フューリー」、「ドラキュラ都へ行く」「2300年未来への旅」「西部開拓史」「戦艦バウンティ」「サマーストック」)

吹替えで、納谷悟朗さん、広川太一郎さん(2役)が出てる。