黒沢清監督らしさが見られるヤクザがタクシー運転手として働く物語
田中タクシーというタクシー会社が不渡りを出しそう(=倒産しそう)なので、このタクシー会社経営者と仲がよい猪鹿組のヤクザがタクシー運転手として働くことになる物語。
ヤクザなので不法な稼ぎ方はできるようだが、ヤクザの親分が「堅気の会社なんだから、チャンと堅気の仕事で不渡りにならぬよう500万円稼げ!」とのことで、ヤクザがタクシー運転手として堅気の仕事しようとする健気な姿が面白い。
名の知れた俳優は、寺島進と大杉漣ぐらいだが、結構楽しい映画であった。
特に、大杉漣は友情出演だが、ヤクザが運転するタクシーの中でカーセックスをはじめる役得ぶりで羨ましい役であった(笑)
黒沢清監督らしさが見られる娯楽作であった。