絶海のターザン

ぜっかいのたーざん|Tarzan and the Mermaids|----

絶海のターザン

レビューの数

2

平均評点

62.9(7人)

観たひと

10

観たいひと

0

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1948
公開年月日 1952/2/15
上映時間 0分
製作会社 RKOラジオ
配給 RKO日本支社
レイティング
カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「魔境のターザン」のスル・レッサーが製作に当たり、ジョニー・ワイズミュラーが主演したターザン映画1948年作品。オリジナル客音は「密林の黄金」のキャロル・ヤング、監督は「片目のジョニイ」のロバート・フローリー。音楽は「白昼の決闘」のディミトリ・ティオムキン、撮影はジャック・ドレイパーの担当。助演者はターザンの妻役ブレンダ・ジョイス、新人リンダ・クリスチャン、カウ・ボーイ・ソング歌手ジョン・ローレンツ、フェルナンド・ワグナーらである。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アフリカのある海岸に真珠採りを業とするアカチカン集落民は、禁断の島に祭られている怪神バルーに真珠を捧げて狂信的に信仰していた。美しい集落の娘マーラ(リンダ・クリスチャン)は怪神への人身御供に選ばれたが、信仰せぬため追放された許婚のティコを追って逃れ、力尽きたところをターザンに救われた。ターザンはメーラからお礼に貰った黒真珠でナイヤガラの町に学校を建てようと、密林詩人ベンジ(ジョン・ローレンツ)に托して事務官に届けてもらった。事務官は真珠の出所を知りたく密林に急行した。一方怪神の手下はメーラを奪い返し、ターザンはこれを追って怪神の正体が仮面を覆った白人のバルガで、真珠を原住民から巻き上げては密輸していることを知った。ターザンの跡を追った妻ジェーン、ティコ、事務官らは怪神の手下に捕らえられたが、ターザンの計略で救われ、集落でメーラとティコの結婚の祝宴が行なわれた。その最中ターザンはバルガの手下と大格闘を演じ、次いで大ダコと死闘の後禁断の島に這い上がった。ジェーン、ティコ、メーラらは再び捕らえられて海中に突き落されようとしていた。ターザンはバルーの仮面をはぎ、悪者は滅ぼされた。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1952年4月下旬号

外國映画批評:絶海のターザン

1952年3月上旬号

外國映画紹介:絶海のターザン

2020/04/18

2020/04/18

65点

購入/DVD 


ターザン、人魚を捕まえる。

ネタバレ

<密林の王者 ターザン ベストコレクション>の収録作品。

フィルモグラフィーからするとジョニー・ワイズミュラー最後のターザン。今回の設定は密林にあるターザンの家の脇を通る川から沼や洞窟を越えた先にある海の集落がメインの舞台。そこから神との結婚を嫌がって逃げてきた娘が、漁をしようとしたターザンの網にまるで人魚のようにかかってしまう(原題は「ターザンと人魚」)。なお、本作では、ボーイは英国に留学中で、彼の手紙を届けに歌う郵便配達人ベンジが登場。本作のイメージは密林というより南洋の楽園と随分と勝手が異なる。

神の衣裳で構想と結託して民を欺き、真珠を集めているのは白人。そのことを早くに見破って、その衣装を着て、逃げてきた娘と彼女の恋人との結婚を神が許したことにするターザンの作戦は上手くいくが、いっとき居なくなっているだけの黒幕である白人が戻ってくるのは明白なのに、海の民と遊んでいるターザンは作戦負けしている。

ラスト3分前まで大ダコと戦っているので、本作の中で物語が完結するのかとハラハラしたが、急転直下で大団円。しかし、かなり荒っぽい展開である。

2017/02/13

2017/02/23

60点

購入/DVD 
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ターザンを知る者はいなくなるか

コズミック出版のターザン映画10枚組BOXの内から観た。画質はまあまあ。廉価版なら許容範囲。

ターザン映画もジャングルばかりじゃマンネリだというわけで、今回はアフリカのどっかの孤島での活躍。でも地理的にアフリカへどうやって来たんだか、無理があるけれどそこは言わない約束か。

チータは後半出番なし。ボーイは英国へ留学中というわけで出てこない。

悪役はせこいのであまりやっつけても爽快感はあまり出ない。

半裸でジャングルの平和を乱すターザンは今日では復活しづらいキャラクターである。2016年に新作が出たけれど、未見のためにどんな風にアレンジしているのか判らない。

そうなると忘れられていくキャラクターになっちゃうか。