タフ PART III ビジネス殺戮篇

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タフ PART III ビジネス殺戮篇

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レビューの数

3

平均評点

59.1(14人)

観たひと

18

観たいひと

2

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1991
公開年月日 未公開
上映時間 94分
製作会社
配給 Softgarage
レイティング
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

監督原田眞人 
脚本原田眞人 
撮影藤沢順一 
音楽川崎真弘 

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人が監督を手掛けた、木村一八主演のハードボイルドアクション第3弾。殺し屋として更なる成長を目指す次郎は、代理人のゆきを通して5人殺しの契約を結ぶ。しかし、ターゲットの雀荘で意外な人物に遭遇し…。【スタッフ&キャスト】監督・脚本:原田眞人 撮影:藤沢順一 音楽:川崎真弘 出演:木村一八/根岸季衣/山下容莉枝/ガダルカナル・タカ/矢島健一

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2024/04/10

2024/04/11

60点

テレビ/有料放送/WOWOW 


原田眞人の凝った映像が復活

前作の『PART II』で、シロハタ(矢島健一)を殺して復讐を果たした次郎(木村一八)は、
仲間がいなくなって1人になり、
ガレージ(安岡力也)から彼に借りがある殺し屋エージェントのイタ靴(斉木しける)を紹介されるも、
次郎のエージェントになるのを断ったので彼を殺し、
彼が代わりに紹介したユキ(根岸季衣)と契約する。

イタ靴と契約していた殺し屋5人も、代わりにユキとの契約を望んだが、
次郎の方を選んだユキは、
対立関係の4人と、謎の5人目の殺し屋を殺す依頼を次郎にする。

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思い直せば、殺し屋が主役のアクション映画だと、
地味で渋い作風になりがちで、
『PART I』での「殺し屋の団体どうしでの撃ち合い」の派手なアクションは、
ジャンル的には特殊なケースだったことになり、
『PART III』も『PART II』に続いて地味な展開になった。

それでも、原田眞人が監督に復帰して、
アングルや構図などが凝った映像も復活した。

根岸季衣が、
状況に応じて扮装を変えて別人のようになったり、
木村一八相手に、文学作品を引用した台詞を早口でまくしたてたりして、
面白い役になっていた。

残念なのは、
殺し屋4人の殺し屋っぽさが感じられず、
(山下容莉枝は、むしろ「サイコキラー」といった感じ)
おかげで「殺し屋どうしの対決」のアクションが見られなかった事。

2021/01/22

2021/01/23

72点

テレビ/有料放送/日本映画専門チャンネル 


原田監督らしさが満載

タフ第1作は面白く見たが、第2作は監督が代わったせいか(脚本は原田眞人)ちっとも面白くなく、途中でリタイア。そして、再び原田眞人監督となった第3作。
こちらはもう原田監督印がいたるところに散りばめられ、後の「KAMIKAZE TAXI」につながっていくのがよく分かる出来栄え。音楽も「KAMIKAZE TAXI」と同じ川崎真弘だ。
聞こえにくい、そしてやたらと文学的な台詞、ハードな展開と比べると少し温度の低い登場人物、ちっとも進まない展開と、こう書くと何だかけなしているみたいだが、そうではなくて、それがやたらと面白いのだ。
途中で次郎が殺した白幡が幽霊として登場し、次郎に何かと話しかけるのだが、以降白幡が次郎の道先案内人のような形となっていく。これもユニークだな。また、原田作品常連の矢島健一がそれにピタリとはまる。
最初に出てくるおしゃべりなエージェントの斉木しげる、殺し屋のガダルカナル・タカ、山下容莉枝もいい。山下容莉枝はこの頃少し太り気味で、その崩れた感じが殺し屋に似合っていた。

2020/05/23

2020/05/23

70点

VOD/U-NEXT/レンタル/PC 


力也と三原じゅん子が海外へハネムーンということで、根岸がエージェントとして登場。パチンコ景品交換所の設定などはなかなか面白い。アクション的には雀荘。
本作でちょいと人間関係がややこしくなってしまう。
前話で殺した矢島健一が亡霊となってつきまとったりは面白いが。謎めいた世界観が少し小さくなった感じで、霊は出るものの怖さがなくなってきた。